マップの足場作り+α
マップの足場を作ってます。
アクションゲームに合わせたマップの足場作りはだいぶハードルが高く、悩みの種でした。適当に足場ブロックを置いてもゲームとして面白いものにはならないのです……。
起伏に富み、なおかつ動線に無理がなくゴールまで行けるものでなくてはならない。Gosなど原作過去作を参考にしつつ案を出し合うも相当悩みました。
そこで、ChatGPTを補助ツールとして使うことにしました。
コード生成及び技術的な知識をChatGPTにサポートしてもらうのです。
まずはChatGPTに対して質問を行います。この質問のやり方は生成結果を左右する非常に重要なものです。生成したコードを組み込み、テストを行います。その時、生じた疑問点や技術的な問題はChatGPTに質問し、回答を得ます。
もちろん、ChatGPTはあくまでツールです。生成したものをそのまま組み込んでもうまくいかないことも多いです。今、自分たちが何を質問しているか、生成結果がどういったものであるか、それは正しいのかを常に人間側が精査し、場合によっては手を加えなければならないです。
今回利用したバージョンは有償版であるChatGPT4です。無償の3・5に比べて精度が高く、あからさまな誤回答は少ないものではありますが、当然間違った回答も生成されます。直前の回答と異なることもあります。そうなったとき、うまくもう一度欲しい回答へ誘導するか、また一から質問しなおすか、決断することが何度もありました。
ChatGPTは今作っているゲームに革新的なブレイクスルーをもたらしてくれたと思います。同時に、ChatGPTと「対話」することによってこちら側も知識を深め、技術を得て、今行っていることへの造詣を高められました。
……ChatGPTを弄ってる時、古川日出夫の小説『沈黙』を思い出したりしました。主人公がチャットプログラムを使って簡単な質問のやり取りをコンピュータと行ううちに自己の心理の深淵に至る印象的なシーンがあるのです……物語はそのまま破滅に行っちゃいますが、このチャットプログラムってあったら面白そうって思ってましたが、まさか似たようなものを使う日が来るとは思いませんでした。
というわけで足場のヒントになるものを生成するコードをChatGPTで生成し、それを案を出し合って調整し、Unity内に実装しました。この時に本当に役に立ったのがタイルマップ機能です。タイルマップ機能を使うことで大きさのバランスが均一に保たれていることと、作業スピードを早めることができるのです。
あと、水中を実装しました。水中で行動するには魔導器が必要です。水中に落ちてしまうと頑張って泳いで上まで行かなくてはならないのです。その苦しげに藻掻いている……もとい、泳いでいるようなモーションをつけました。かわいいからじっくりねっとり眺めて欲しいです。
スケルトンに投げモーションつけました。これ本当に大変でしたが近くに寄ると骨を投げる・遠ざかると何もしないという行動をとります。
アルリヒ二人のモーションは以前の物に比べて大幅にブラッシュアップして安定性が増しています。
今作ゲームは
ChatGPT、タイルマップ、Spineに大きく助けられています。
ステージ足場の作成、敵味方のアクション等、行うべき作業はまだまだたくさんあるのですが、この勢いで作っていきたいです。