【訳あり全体公開】かるちゃあノベルpt3「ツインズピークス」第8話

【おことわり】こちらの回は本来なら有料公開版なのですが、並行展開しているFANBOXで謎の強○非公開となりましたので、こちらでは自由に閲覧出来る全体公開としています。ご了承ください。


もう今年も暮れようかという曇り空の肌寒い日、それでも人で賑わう歓楽街を私はタケルさんと歩いていた。
実を言うと今回はクリスマスを美香と過ごした彼にヤキモチを焼いて、私の方から呼び出したのだ。
『なんでもします。だから会ってください。』
そうメッセージを送ると2日ほどして連絡が来たのだが、今日の彼はいつにも増してなんだかよそよそしく感じる。『やっぱり私から誘うだなんて我儘だったかな…』不安になって彼のポケットに突っ込んだ腕に私の腕を絡める。少し笑って彼はこちらを見たが、やはり心はここにあらずと言った調子で私は寂しさを覚えた。
その後私達は賑やかな通りからはずれた路地裏へと入り、果たしてこんな所に客商売をする場所などあるのかと不安がりながらも、私は彼に続いて真っ暗で細いビルの非常階段を登っていった。
「着いたよ。」
彼が指差したのは一見普通のマンションの部屋の扉だった。
「ここ?」
「うん。鍵はもう貰ってるから。」

まず中に入って私が驚いたのは外とのあまりのギャップにだった。
まるで中世を舞台にした映画のセットに迷いこんでしまったかのような、シックで豪華な洋室が目の前に現れたからだ。照明も少なく、ポツポツ灯る蝋燭が揺れていて私はロマンチックだとすら思った。
「お風呂済ませてきなよ。」
そう言われて入った浴室もまるでファンタジーの世界で、私はミルク色の湯槽に満足げに浸かった。シャンプーやドライヤーなども置いてあるが、決してこの部屋の世界観を壊すような安っぽいものではなく、どれもがヴィンテージ感の漂う拘りの品々のように見える。『イブじゃないけど、こんなに素敵な場所を彼は私のために用意してくれたんだ!』私はまるでお姫様にでもなったような気分でベッドルームにはしゃいで戻った。
「すごい!よくこんな所知っていますね!」興奮してベッドの彼の横に腰掛けた私のお尻に、固くて冷たい物があたった。
「え………」
鈍く光ったそれは鎖とその先に付いた皮の拘束具だった。よく見ると足元の方にも同じような物が2本ぶら下がっている。そして雰囲気満点の蝋燭の灯りの向こう、暗がりの壁一面に目を凝らせば、そこには鞭や縄、猥雑な光沢を放つエナメルの服などが掛けてあった。
「なんでもするって言ったよね。」
ニヤリと笑って彼が言った。
「…………はい……」
そうしてお伽話のお姫様は裸に剥かれ、自由を奪われ、あっけなく捕らえられた。

素っ裸の私はベッドの上で人の字になったような状態で四肢を拘束された。タケルさんは私の足元の方に立ち、じっくりと私を観察していた。
「いいね。優香ちゃんこういうの似合うよ。もうちょっと脚を開いて。」
「い…いや…」
私が抵抗したのは羞恥の心からでもあるが、既に十分私の性器が濡れているのがわかっていたからだ。
そう、乙女な妄想から落胆したのも束の間、早くも私の身体は未体験の性行為の展開に興奮を覚えていたのだ。
「…ふぅん、そっか」
まるで抵抗されるのを期待していたかのように彼はベッド脇のボタンを押した。
ギギギギィ
金属の擦れ合う音がして私の脚は左右に無理矢理開かされていく。
「⁈あっ!イヤッ!止めてください…み、見ないでぇ!」
そう叫びながらも自分のあられもない姿に興奮している。
「いい格好だ。あーあ、もう濡れてんじゃん。流石ドMの優香ちゃんだ。」
無駄な足掻きとわかっていても私は身体をよじらせる。だがその実縛られた身体はますます熱を帯びてきていた。

「見てられないでしょ?自分のこんな無様な恰好」
冷たく笑いながら彼は私の頭の方へと回り込んだ。そして途端に私の目の前は真っ暗になる。パッチか何かで目隠しをされたのだ。使い込まれた皮の甘い匂いが視覚を奪われ敏感になった私の嗅覚をなおさら刺激した。
「な…何をするんです…ぅんっ⁈あンっ!ぅうんっ…」
私は途端に乳首を抓まれていた。いや恐らく抓まれているのだろう。
「もうこんなに硬くして。いつもよりも気持ちいいんだろ?」
悔しいけれど事実だった。闇の中、どのタイミングで、どの箇所を責められるのかがわからず、私の身体はいつもより敏感に反応していた。
「はァ…はぁん…気持ち…いい…いい……⁈⁈ 熱いっ!ヤっ!…」
快楽に微睡む身体に突如注がれた液体と異質な感触を、私は最初蝋燭のロウだと感じた。しかしそれは熱を持たず、私の肌のカーブに合わせてあまりに速やかに四散していく。視覚を奪われた人間の感覚のなんていい加減なことだろう。私が感じたのは熱さではなく冷たさで、おそらくは氷を押し付けられたことに気付くのに随分と時間がかかった。
「んあっ⁈…やんッ⁈……アうっ!…」
氷だと分かったとしても、どこにどのようにして責められているが分からず、私は冷ややかな刺激を感じる度にビクリと自由の効かない身体を仰け反らせる。彼は最初悪戯っ子のように私のその滑稽な様をただ楽しんでいたようだったが、やがては肌の窪みに水溜りのようになったそれを舐め啜ったり、氷の先で乳首を弄んでいたかと思うと知らぬ間にそれを舌先に変えて舐め回してくれて、私の身体はいよいよ今日も、本格的に彼の体を求め出し始めていた。
「ハァ…はァん…うぐっ⁈」
氷の塊を口元に押し付けられ、卑猥な舌さばきでそれが棒状のものだと分かると私はそれをさらにいやらしく舐った。口内が冷たさで麻痺しそうになったあたりで氷を引き抜かれた。代わりに唇に軽く触れたのは間違いなく屹立した彼の陰茎だった。喜び勇んで私はそれにしゃぶりついた。
「うっわ冷てぇフェラ。縮んじまうぞ。」
彼にそう言われた私は焦ってより深く、より激しく脈打つそれを咥え込んだ。
「んっ!…んっ!…んっ!…⁈んアンッ!…んっ!んっ!」
彼のを喉の奥まで包みこみ、私は激しく頭を振り続ける。途中途中に彼は悪戯のように氷を私の身体に押し付け、私はそれにも敏感に反応したが、咥えた餌を離すつもりはなかった。だが私の意に反して彼は巨大な肉棒をゆっくりと口から引き抜いていく。「ああっ⁈…」目隠しをされたままの私の頭は逃げていく餌を必死に探した。伸ばせるだけ伸ばした首と舌の先に丁度触れるぐらいに彼の鬼頭を見つけ、私は物欲しそうにその先端の小さな溝を伸ばした舌で丁寧に舐めた。自分がどんな無様な格好をしているかなどもうどうでも良かった。

「欲しいの?」まるで地獄からの誘惑のように闇の中で彼の声がする。
「…は、はひ…」舐めるを止めずに私は答えた。と思うと彼の気配が消える。私はお預けをくらった小心な犬のように舌を出したまま涎を垂らした。
ギギギギギギギギ
また金属音がしたかと思うと私の身体は操り人形のようになすがままに引っ張られる。視界がない状態ではすぐには何をされているか分からず恐怖を感じるが、今回は左足にだけ強い張力を感じ、その内お尻や背中が浮き出すのが分かった。
「あっ⁈やぁんッ!」
どうやら私の身体は真横を向き、大きく開脚したまま左足を天井から吊り下げられたような格好になっているようだ。
上半身はベッドに着いたままなので苦しさはあまり感じないが、私の下半身は宙に浮きグロテスクに滑る陰部を隠す術はいよいよ無くなった。
「ああ……」
羞恥と興奮が同時に私を襲う。
「あ、そうだ。喜んでよ優香ちゃん。ここってこのままお漏らししちゃってもいいんだよ。そういう部屋だしさ。」
彼の声が私の足元のあたりから聞こえてきた。
「し…しません。そんなこと…」
「またまたそんな事言って!最近すっかり慣れっこじゃん。」
悔しいけれどそれは事実だった。最初のアナルセックスの苦痛は私の中で早々と最高の快感へと変わり、もはや通常の行為では物足りなくなった私はいつしか平気で彼の前で排出をするようになり、会う度に後ろの穴への挿入をねだっていたからだ。
「流石にクソは色々面倒だから嫌だけどさ。ションベンくらい派手に撒き散らしちゃっていいよ。」
そう言う彼の声が近づいてくると、
「⁈う、うぐっ⁈…」
また口の中に硬くて冷たいモノを突っ込まれる。最初はさっきの氷かと思ったが、その形状はガラスの先細った瓶のようだ。口の中に流れてくる液体には味も匂いもないので水だとは思うが、それは氷のように冷たかった。
「飲み干して。」
私は瓶を咥えたまま小さく首を横に振った。
「飲めよ。」
私は震えたまま黙っていた。
「ムグゥ⁈」
突然鼻を摘まれて上を向かされる。瓶の先がさらに喉の奥に滑りこみ、アイパッチの中に涙が溜まった。呼吸が出来ず私は喉を鳴らして冷水を飲み干した。
「プハッ!ゴ、ゴホッ!ゲボォオ…はぁ…はぁ…」
「いい飲みっぷり!さてと…」
彼の声がまた遠のき私の足元の方へと移動する。
「…⁈、うあんッ、アッ…ウゥんッ…ヒッ⁈…」
いよいよ私の濡れた貝に彼の本格的な愛撫が始まり、私の中の女は待っていたとばかり歓喜の悲鳴を上げた。しかし同時に下腹部や背中には冷水が何度も掛けられ、そのまま彼の氷のような掌が肌を這い回ると、涎を垂らし熱を帯びた淫口の奥にはみるみる尿意が湧き出してくるのだった。

「うゥン…アァ…くゥッ…あんッツ!」
「どうしたの?オマ◯コがさっきから震えてるよ?」
執拗に私の溝や穴を責めながらおどけた調子で彼が言う。その顔は目隠しをされて見えないが、きっと冷ややかな笑顔を浮かべているのだろう。
「そ、そんなこと…⁈ひゃああッんんッ!」
また冷水に浸された彼の手が私の下腹部をピシャリと張り、そのまま押さえつけた。
私は今にも噴出しそうな尿を我慢に我慢を重ねて耐えていた。
しかしそれは彼との関係を持ち始めた当初のような純粋な羞恥の心からではなかった。
毎回膀胱が破裂しそうな程の尿意や、ときとして便意に耐えながら彼の性技を受けていると、苦悶と快感がごっちゃになっていき、それに耐えれば耐えるほど、いざ壁が決壊したときの恍惚感ときたらなかった。一度なんて黄金の液体をとめどなく撒き散らしながら絶頂を迎えたこともある。
そう、いつのまにか私は随分と快楽に対して技巧的になり、いかにして最高の瞬間を得れるかをセルフコントロールするようになっていた。
さらに言うと今日の彼が随分と控えめなのもずっと気になっていた。そんな気分ではない所を無理矢理呼び出してしまったのだろうか?あの蝋燭の向こうにあった禍々しく猥雑な道具でどんな事をされるのだろうと抱いた淫靡な想像よりも、遥かにここまでのプレイは地味と言えた。私は彼がいつものようにノッて、興奮してくれるなら、どんな行為も受け入れる覚悟だった。
グチューッ、ピピッ
「アアッ⁈だ…ダメッ!…」
彼の太くて長い指に膣の奥深くまで押入られ、私の尿道は数滴の雫を中空に放った。いよいよ限界が来ていた。
「あれ?マ◯コの味変わったよ?」
私も既にピチャピチャと音を立てているのが愛液なのか尿なのかわからなかった。
「…あん…ダメっ!…お願い…かお…顔退けてください!…お、お願いっ!も、漏れる!!もう漏れちゃうのぉおおお!」
ブシャァアアーっ!!

私は盛大に小便を噴射し、部屋中にばら撒いた。とてつもない開放感が股下から脳天に駆け上がる。いつものように洗面器にジョボジョボと注がれる音ではなく、ボトボトと幾つもの水滴が絨毯やシーツにかかる鈍い音がした。信じられない程の長い時間、私はこの調和の取れた美しい部屋を汚し続けた。
「はははははは!聖水シャワーだよ!スゲェなオマエ!!ははははは!!」
「あうあうあうあうあ…」
私はといえば急激に奪われた体温と、排尿の快感からずっと身体が痙攣するのを止められなかった。この滑稽な姿には、きっと彼も喜んでくれるに違いない。
「ハーァ、面白ぇ。…でもさーあ、普段は真面目な優等生の優香ちゃんがさー、こんな助平で汚いことをしちゃあさー…」
彼の声が私の周りを一周した。
一瞬の間の後、空気がピンと張った気がした。
「ダメだろーがぁ!!」
ピシャーーーン!!
「⁈⁈痛ッああーっ!!」
突然臀部に衝撃と激痛が走った。おそらく、いや確実に私は今鞭で打たれたのだろう。その痛みは想像を絶するものだったが、同時にそれは今夜の私が求めていた激しい興奮そのものでもあった。
「ごめんなさいって言えーっ!!」
バシィィイイ!!
「うぐがっ!!…ごっ、ごめんなさぁい!痛いッ!あああっ!!」
背中に、腿に、何度も激痛が走った。普段ならとても耐えられるものではないだろう。しかし彼もやっとその気になってくれているように思う。これからどんな事をされようがしようがかまわない。今夜も私は新しい刺激と興奮を得て、私の中に潜む淫乱な雌をむき出しにするんだ。亜ぁ!たまらない!はやく…はやく彼が欲しいい!

しかし何故か突然その荒々しい鞭は止んだ。彼の声もしない。状況が見えない私は闇の中で一人不安に怯える。
「…どう…したんですか?…うんっッ⁈」
突然私の陰部に何か硬いものが押し当てられた。私は彼がいきなり挿入してきたのかと思ったが、その感触は生身の物ではなかったし、彼が私によく使う作り物の陰茎とも違っていた。想像するにそれはただ何かの柄のようなものだった。
クチュッ、グチョッ
「うんっ…アッ…アァアン!…あんッ!」
激しく押し込まれるわけでもなく、ただ舐めるように私の陰部はその棒によって刺激を与え続けられている。
いよいよ私はその焦らしに我慢が出来なくなり、私の溝を自発的にその棒に這わせた。腰をくねらせ、尻を振り、咥え込むかの勢いで陰部を絡みつかせて私は言った。そんな言葉をタケルさんに吐くのは意外にも今回が初めてのことで、それは幾分芝居がかっているようにも聞こえたが、また紛れも無い本心でもあった。
「ねぇ…今日はどうしたんですか?わたし…なんでもしますよ。…妹じゃないんだし。もっと酷いことされても、かまいません。…あっ!アァアンっ!あんッ!あんッ!」
いよいよ棒の先端を剥き出された陰核に擦り付け、私は自慰もどきの行為を止められなくなり、裂けそうなほど股を開き、激しく腰を振って叫び求めた。
「あんッ!あんっ!アンっ!ねぇん!挿れてっ…挿れてくださいっ!タケルさんのぶっといオチ◯ポ!ユカのオマ◯コにぶち込んでぇ!!!!」





「…………………優香ちゃんそんなこと言うんだ。」



女性の声だった。



私が生まれたときから知っているいつも隣にいた女性の声。

私の火照った雌の肉体は、瞬く間に凍てついて、崩れた。

続く

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