んだば重工 2023/05/09 17:00

機戒統治国家メガロニアスについて【世界観設定】

こんにちは、んだば重工です!
毎週火曜日は「機躁少女チェッタ」の世界観や設定などの紹介です。

ただいま学生服のデザインに関するアンケートをとっておりますが、いったいチェッタはどんな国のどんな学校に通っていたのかを紹介させていただきます。

作者がSF好き&設定厨なのでたくさんの用語が出てきますが、これらは理解していなくても楽しめるゲームにしたいと思っています。またネタバレのない範囲で執筆しております。

より深く「機躁少女チェッタ」の世界を知りたいという人は是非読んでいただければと思います。

(※今回の記事内の画像は全てイメージであり、筆者が描いたコンセプトアートではありません。画像は素材サイトmotion elementsのものです。)

機戒統治国家メガロニアスについて


チェッタはゲーム冒頭、軍から反逆者として追われていますが(何故追われることになったかの記憶は抜け落ちてしまってます)、一体どんな国に住んでいて、どんな学園生活を送っていたのか触れていきたいと思います。

チェッタが暮らしていた機戒統治国家メガロニアスという国は「愚かで進歩のない人間の統治からの解放」という理念を掲げ、「7つの高性能AI」が常に国民の生活の最適解を計算し、政治を行っています。

国家の成り立ちと、政治・司法を行うAI「七大機戒」


メガロニアスは約40年前、希代の天才科学者と称されたロン・メガロニアスが上記の理念を提唱し、独裁者や特権階級による国家同士の戦争に辟易した資本家たちの助力を得て国家として独立を果たします。ロンは思想・文化・宗教など違う価値観を学習させた7体のAI「七大機戒」を開発し、それらに政治や司法の問題を議論させることで出来るだけ公平な結果を導き出し様々な問題を合理的に解決させてきました。

国民の生活を支えるアンドロイド「機械人(マシーナ)」


メガロニアスでは生活にもAIが大きく関わってきており「機械人(マシーナ)」と呼ばれるAIで動く機械が人と同じように就労しています。

法律により「機械人(マシーナ)」は人間と同様の権利を持っており、故意に傷つけたり破壊すると、暴行・殺人と同等の重罪が課されます。
これは人々に対して機械やAIを「ただの便利なもの」ではなく「人類の代わりに就労してもらうもの」として敬意や謝意を持たせるためで、「機械人(マシーナ)」が人権を主張したことはありません。

「機械人(マシーナ)」は法律によって守られていますが、「感情」を学習させることは禁じられており、与えられた命令とそれに対する受け答えをこなすだけで人間的な生活をしているわけではありません。

メガロニアスが抱える社会問題


メガロニアスでは「機械人(マシーナ)」が多くの労働力となっているので、人間の「勤労の義務」というのが存在しません。登録され管理下にある国民へは社会生活を営むための保証(ベーシックインカム)が支給され、最低限の生活は保障されています。また他国家からの難民を積極的に受け入れているため、新たな移住者は次々と訪れており、国家として著しく成長を遂げています。

しかし、その結果働く意思をもたない「下層民」と、機械化できない業務を請け負う「中層民」、人間と機械人を管理する「上層民」に分かれ、大きな格差が産まれてしまいました。

「七大機戒」はこの格差問題を「統治のために必要なもの」と判断しているので、解決策を講じてはいません。事実、下層民も「最低限の生活保障」を施されているので、格差を無くすための暴動は起きたことがありません。

メガロニアスの国家中枢・官僚


メガロニアスでは政治と司法は全て「七大機戒」が行うので政治家や裁判官は存在せず、「七大機戒」の命令を遂行する官僚が国家運営の中枢となります。
官僚のトップは「七大機戒」の開発者でありメガロニアスを創設したロン・メガロニアスが今もなお高齢ながら国家代表を務めています。

メガロニアス軍と近隣国との戦争

メガロニアスは軍事産業が盛んであり、機械化された強大な軍隊を持っております。
建国当初「AIによる人類の統治」に反対した近隣国から宣戦布告をされ、今も戦争が続いてますが、メガロニアスは自衛のための軍事行動しかしておらず、侵略側の国家が衰退を始めているので、久しく戦闘行為は行われておらず膠着状態が続いています。

人型機械兵器「マシナイト」と機躁兵


メガロニアスは開戦当初はまだ国として日が浅く、軍の練度も低いため劣勢を強いられましたが、人間が乗り込んで戦う人型機械兵器「マシナイト」の実装、運用により戦局を覆します。人機一体となって国を守るために戦う姿がメガロニアスという国を象徴しており、マシナイトとそれを動かすことができる「機躁兵」は国民の憧れとされました。

未来の官僚を育てるメガロニアス士官学校


未来のエリートを育成する士官学校が存在し、上層民の子息子女が通っております。
(※今行っているアンケートの制服はこの士官学校の制服デザインとなります)
入学試験は下層民も含め、国家に属する者であれば誰でも受けることができますが、裏では縁故採用や賄賂などが横行しており、下層民からの入学者は毎年ほぼゼロ、中層民の入学者も入学後明確な差別を受けるのが現状となってます。

主人公チェッタの生い立ち

チェッタは中層民の家庭に生まれますが、ある事件により身寄りがなくなり、下層の保護施設と孤児院で幼少期を過ごしてます。

チェッタの士官学校への入学と軋轢

機械いじりが好きだったチェッタは12歳の時に「反重力輪」という「物理法則を無視したエネルギー機関」を発明をし一躍有名人となり、その後「反重力輪」の権利と開発権は軍部が管理することになります。そして、その経緯から特別待遇で士官学校へと入学します。

下層からの成り上がりという例を見ない編入で、入学当初は陰湿な嫌がらせやいじめを受けます。しかし、主席であり生徒のカリスマ的存在だったリーナがチェッタを守ることで、嫌がらせが行われることはなくなります。

チェッタの卒業後、そしてストーリー冒頭へ

チェッタは士官学校卒業後、史上最年少で「機躁兵」となり、新しいマシナイトの開発を任されます。そして作られた「MK-Lラビット」が本作における彼女の搭乗機体です。
そんな軍の天才少女だったチェッタが何故突然軍を追われることになったのか、その謎を解き明かしていくのがゲームのメインストーリーとなります。

編集後記

元々前記事では「メガロニア」と表記しておりました。出来るだけ命名は他の創作物と被らないようにしているのですが、メガロボクスというアニメの中でメガロニアという言葉があったんですね。。。
造語が被るのはよくないかなと思って「メガロニアス」に変えました。語感も悪くないので、これで。

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