【小説】ドスケベグラドルJK霧崎ユイのNTR報告 童貞限定握手会編
『清楚系爆乳グラドル【霧崎唯】の童貞限定握手会☆』
『新作ブルーレイを5枚以上購入された方のみ抽選』
『※当日、下半身の衣服は汚れてもいいものでお越し下さい』
『※童貞の方以外お断り』
『霧崎ユイ.jpeg』
ネットで見つけたそんな告知。勿論公式サイトによるものではない。
抽選などといって募集要項から個人情報を抜き取る為のものか、
それかフィッシング詐欺か、とにかく偽物であることは明白だった。
だが、その文章に添付されている画像。
自身の腕で目元を隠した女性の写真。あまりにも霧崎ユイに似ていた。
バストアップだけだが、口元、髪型、胸の大きさ…その全てが酷似していた。
絶対に偽物だと断定できない理由がもうひとつある。
ユイの所属している事務所には、いくつか怪しい噂があるのだ。
所属アイドルをAVに斡旋しているだとか、AVギリギリの下品な深夜バラエティに出演させているだとか。
これもその一環なのだとしたら…、霧崎ユイは…僕の彼女はやるだろうか?
喜んでやる。僕の反応を伺い、楽しみながら、やる。
他の男に体を許しているところを見て傷つく僕を嬉しそうに眺めるだろう。
そして、いつの間にか机の上に思わせぶりに置かれていた一枚の紙。
―――『霧崎唯童貞限定握手会 特別招待チケット❤』
隅には手書きの文字で「お兄さん、待ってま~す❤」と書かれていた。
僕には行かないという選択肢は無かった。
…。
……。
………。
その会場は一見するとただの倉庫のようだった。
装飾もなければ看板はないし、おおよそアイドルの握手会をやる場所とは思えない。
ザラついたコンクリートの壁に、無骨な大きなシャッター。
その横に小さな鉄の扉がついてるのみである。
外見からは予想できないほど、中は綺麗だった。
空っぽのデパートを思わせる室内で、ニコニコとした女性スタッフ達がファンの列をさばいている。
「…あっ、あ~♪ 彼氏さん…ですね♪ あなたは特別枠ですので、別室にどうぞ~♪」
僕の姿を見つけた女性スタッフの一人が声をかけてくる。
―――やけに甘い匂いの香水。男を誘うような、媚びるような匂い。
そのまま別の部屋まで案内される。
そこにはポツンと机と椅子が置かれ、机の上にはモニターが何台か置かれていた。
(これは…、監視カメラ? 会場内を移しているのか?)
さっきまで自分が並んでいた列。そしてよく見ると別のモニターには霧崎唯の姿もあった。
「よーく見ていてくださいね♪ そろそろ始まりますから…♪ くすくす…♪」
女性スタッフはそういうと部屋を後にした。
ニヤニヤしたその顔がやけに頭に残った。
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