うさぎ男の新年奉迎祭 第1話~第2話

ファンティアにて先行投稿している作品です。
内容は変わりませんのでどちらかお好みのサイトでチェックして頂ければ幸いです。

とっくに新年が始まってはおりますが、今年、令和五年の新春ネタの投稿を開始いたします!
南の島にて開催される男たちだけの卑猥な祭祀の様子を自分なりに表現させて頂きました!
最後まで追って来て頂けると嬉しいです!


【新年奉迎祭・大祭とは】


十二年に一度、「雄兎成島(おとなるしま)」においてご神体となる人物と近侍の十二人が大晦日の夜に詰め所である斎館の裏手にある洞窟・「四時の窟屋」に挑む事を主とする行事である。

「四時の窟屋」は入り口から順に四つの部屋が連続している。
部屋ごとに存在する試練を超え、扉の封印を解除し洞窟最深部ある「大神竿(だいしんかん)」を安置する空間へと向かう。
そこで神の依り代たるご神体の人間は、「大神竿」を通して天より降臨した神を身に宿し、卯年の歳神・「卯歳神」へとその姿を変える。
そして、一体となった卯歳神が放つ精液が精気となって打ち放たれればたちまち邪を祓い、悪を除き、玲瓏たる気となって全ての生命を潤す。
こうして十二年に一度の大祭は幕を閉じる。

大祭以外の例祭の年は、洞窟の入り口が開放されないため有志の男たちが斎館で交尾を行ったのちに祈りを捧げるだけの儀式へと簡略化された形になっている。



【雄兎成島(おとなるしま)とは】

本島たる雄兎成島の隣には砂州で繋がっている戸成島(となりしま)と言う雄兎成島と同規模の島があり、二島合わせて一島のように扱われている。
二つの島は春から秋の干潮時には徒歩で渡る事が可能。
ただし冬季は潮の影響で徒歩通行は不可能となる。
島人口はおよそ3000人。8割が男性。真冬の最低気温が15度を下回らない亜熱帯気候。
交通は3日に一度、本土と結ぶカーフェリーがありおよそ24時間で到着する。緊急時用にヘリコプターでの移動手段も用意されている。
主要な産業は漁業、ならびに農業。温暖な気候を活かした果樹栽培も盛んである。

『新年奉迎祭』なる奇祭が毎年の大晦日から元日にかけて催行されている。
祭事の内容はほとんどが秘されており外部からの参加も基本的には不可能。
ただし、仄聞を記すとすれば「男性のみで行われる」「新年奉迎祭の開催前に女性は全員が隣の戸成島に移動する」
等の特徴が上げられる。

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