変新性活 インモラルグローブ 12

俺の憧れのイケメンモデルでユーチューバーが俺の部屋に突然やって来た。

何のサプライズなんだ? と一瞬喜んだものの憧れの人からの問いかけに、俺はらしくもなく迷ってしまった。

「まさか、あの手袋について聞かれるなんてな……」

どうやらあの不思議な手袋の本来の持ち主だったようだ。
なのにどうして元は先輩の住まいだったこの部屋に?
深まる謎と合わせて、すぐに「俺が持ってます」「すぐにお返しします!」とどうして言えなかったのだろう。
黙って持ってたらパクったのと一緒じゃないか。

一方その頃、イケメンモデルユーチューバーはマネージャーの運転する車の中で俺や手袋に関する話題だけじゃなく、業界の暗部にまつわる怪しい打ち合わせを行っていた。

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