近況(2020年8月8日)

体温みたいな日々が続いておりますでしょうか? 皆様水分は十分にとりましょうございます。どうも、ろーらです。

今作っているものが完成していないのに、新しいもののアイデアが浮かんだりなんだりしていて。
私の過去作に「Unknown」というビジュアルノベルがあるのですが、とーとつにこれのアフターだかスピンオフだか、書きたくなってきたのです。
ゲーム作品としては全然処女作じゃないんですけど、このUnknownに収録されているお話は、私の小説処女作と後日譚をゲームに直したものでして。
といっても分岐とかないので、実質絵と音の付いてる小説なので、まさしくビジュアルノベル以上でも以下でもないものなんですけども。

あ、私の過去作は ここ から大体遊べるので、興味持たれた方はプレイしてみてください。フリーです。

Unknownに収録されている前編部分、無意確認生命体ってお話が私の処女作で、当時はこれ書き上げたら死んでもいいなくらいの熱量で書いていたものでした。いまはもうこのくらいの熱はないです。
文体も物語運びも拙いんですけど、私のいろんなごちゃまぜの想いがめちゃくちゃ籠もった作品です。
なんなら、この作品のやきまわしを未だに作っている気もします。
男の娘、というか性別違和とかLGBTみたいな言葉も知らなかった頃に書いたのですが、なんかこの頃から持ってたのでしょうね。
あ、この手の話苦手な人はスルーしてください。

ちょっと脱線しますが、今にして思えば、「Unknown」ってタイトルは明らかに失敗だったなと思っています。
かぶりすぎるし、「みんなが使いたい単語」過ぎた。

まぁそれはそれとして。Unknownには「志田」っていう男の子が出てくるんですけど、たぶんこの子って私の理想の男性像なんです。
群像劇を書いていて少し感じているのが、男の子にイケメン的な意味での内面のかっこよさが足りないなぁというのが強くあって。
たぶん、きっと、等身大の男性キャラクターにはなっていると思うんですけど、女子が惚れてまうようなイケメンオーラが不足がちというか。
壁ドンができなさそうというか。
それがなんだか自分の中での物足りなさの一因になっているのかなとも思って。
もうちょっとなんとかしたげたいんですけど、今更キャラごと変えてたら完成しないので。
このフラストレーションをどこかで発散したいなぁと考えてたら、不意に志田くんのことが脳裏をよぎって、こいつか!みたいな。
つまり、志田くん主人公のお話を書きたくなったのです。
あ、もちろん今じゃなくて、群像劇完成後ですけども。

無意確認生命体って私の根幹的な性癖がいっぱい詰まってるんですけど、その中のひとつに、「とくになにもしていない」があって。
志田くんって作中、主人公にとくになにもしてあげてない(物理的なピンチは救うけど)んですけど、彼の存在で、主人公が「勝手に救われていく」ところがあって。
私の中の、「導き手ってこういう感じだと塩梅的にちょうどいいな」っていう線引の上にいる感じなんです。
普通にしてたらお互い勝手に上がってくみたいな。理想論ですけど。

私は「ある人について悩む」ことってだめになる要因とは思っていなくて。
悩み続けるのって大切なんだなって、最近また教えてもらっていたりもして。
悩む→吐き出す→スッキリする→悩む って繰り返してると、だんだん最適化されていく感じします。
こういうことって相手が「とくになにもしていない」の結構重要で、自分でひねり出したり思いついたりしないと、当事者意識を持てにくい部分があると思うんです。
怪我をした人がいます。それを見ても痛そうだとはわかるけど、実感はできない。自分も同じ怪我をしないと痛さがわからない。みたいな。これは極論ですけど。
人間自分がなってみないとわからない。みたいな話。

物語って、主人公に感情移入できれば、それを追体験できる可能性があるので素敵ですよね。
入れ込みすぎて「飛影はそんな事言わない!」みたいな解釈違いもたまに起きてしまいますけど。

群像劇、早く完成させたいなぁ。
7月どころか8月脱稿も難しそうですが、あきらめるまであきらめずにがんばります。
よろしくおねがいしまうま!

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