【つれづれ日記_038】突然のアディオス


イラストもないリアルガチ日記です。
ディエゴ・マラドーナが心肺停止で亡くなったとの事。60歳。最近脳に慢性の硬膜下血腫が見つかり、手術して退院したばかりだったとか。
彼が大好きだった訳じゃないけど、同じ時代を生きて来たフットボールファンとして非常に残念で悲しいです。

僕がマラドーナを初めて知ったのは1986年のメキシコワールドカップ。現在は世界中のサッカーが楽しめるし情報も溢れていますが、当時はJリーグが生まれる何年も前で、TVでサッカー中継が見られるのは極稀でしたね。
でも、まだ「観るサッカー」の楽しみ方を十分に理解できていなかった僕は、マラドーナの凄さが良く解らなかったです。伝説のイングランド戦も確かリアルタイムで観ていたと思いますが、ほとんど記憶に残ってません。

やはりサッカー選手の凄さというのは代表チームより所属するクラブチームでの日頃のプレーで発揮されるもの。しかし前途の通り海外のクラブチームの試合なんて映像はおろか情報でさえもなかなか手に入らない時代だったので、メキシコワールドカップの次にマラドーナがプレーする姿を見たのは90年のイタリアワールドカップ。カニージャとの熱烈キスが印象的ですw その後はまた94年のアメリカワールドカップ。ゴール後にTVカメラに向かって吠える狂気の表情が印象に残ります。そして薬物使用etcでダーティなイメージばかりが強まっていく…。

という訳で、せっかく全盛期をリアルタイムで過ごしていながら純粋にプレーで好きになる事は無かったマラドーナですが、今当時のプレー集を見ればやはり痺れるものがあるし、サッカー史に燦然と輝く最大級のレジェンドであるのは間違いないところ。近年のビッグな選手達がこぞって追悼コメントを出している様子を見ても凄さが伝わります。

もっと長生きして元気でワルな爺さんの姿を見せて欲しかった。ヨボヨボになってもペレと言い争いしていて欲しかった。彼に心酔していた世界のフットボールファン、アルゼンチンの信者の悲しみを思うといたたまれません。
さらば神の子マラドーナ。お疲れ様。

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