【企画】なめジョン作品をぜーんぶ繋げるとどうなるのか？ -世界観考察-
NOU(なめジョン・おねショタ・ユニバース)という、弊サークルの
作品群を統一した世界観を表したものとしてある方が
考えてくださった大変ありがたいワードがあります。
excessm間でコラボをしたり、過去作品の主人公が登場したり
することから思いがけない作品同士が舞台を共有しています。
そこで、excessm歴代なめジョン作品を同じ世界・近い時代で
繰り広げられるという前提で徹底的に組み立てるとどのような
つながりになるのか？を考えてみることにしました。
それぞれの世界観
①現代が舞台
対象→王様はおねショタの夢をみる、狩人の夢守る旅、マインズカナリア、スーパー野球拳、はじめてのカジノ（ゲーム）
一次創作の各種漫画作品
ゲーム作品3つについては、マインズカナリアに過去作主人公を登場させているので明確に同一世界であるとわかります。
マインズカナリアで「王おね」「狩夢」の主人公たちが少し成長しているので、時系列としてはマインズカナリアが最も未来ということになります。
「マインズカナリア」に登場した「王様はおねショタの夢を見る」主人公のしょうた
また、「色仕掛けで惨敗する本」、「女体に触れたらイっちゃうヒーロー」
など現代が舞台の漫画作品がありますが、これらも同一世界で行われていると仮定します。
「王おね」には悪の組織も登場しました。
女怪人が出てきたり、ホビーで世界を制服しようとする大悪玉も登場するので、excessmの現代世界はちょっとしたことで世界の平和が脅かされるなかなか危険な時代です。
②夢の世界
対象→夢から醒めた亡者
これは「王おね」に登場した世界観をもとに広げた夢の世界「夢界」が
舞台であるため、上記現代と関わりの深い世界であるといえます。
また本作には、過去作のゲストキャラが登場します。
これも汲み入れると、夢界は世界観を全く異とする舞台から
共通してアクセスできる「繋ぎ」のような役割を帯びた世界であるとも
いえます
③時代が不明瞭な世界
対象→パレードバスター、スマッシュボーイ/スーパーパンチボーイ、廻るハゴコロ
まずそれぞれの描写を見る限りの時代はこんな雰囲気です。
パレードバスター→中世西洋
スマッシュボーイ/スーパーパンチボーイ→現代～近未来
廻るハゴコロ→中世日本
スマッシュボーイ/スーパーパンチボーイの世界は技術の時代水準が
かなり現代に近い・または近未来的な代物も登場します。
左：スマッシュボーイに登場するバイク 右：スーパーパンチボーイに出てくるビル
スーパーパンチボーイの舞台「クレティアス国」は「ギルカデス大陸」という
大陸にある国です。
①現代世界 はこのギルカデス大陸とは遠く離れたどこかの国・
近い時代に行われている物語である…と結びつけることができそうです
①②③それぞれの結びつき
先日行ったスーパーパンチボーイ（以下SPB）ｘ廻るハゴコロの
コラボシナリオでなめジョンはタイムスリップや異世界間転生とか
ではなく、明確に遠い異国の同一世界であるとしました。
SPB世界と「ハゴコロ」世界では、文明差に
大きい開きがあります。「ハゴコロ」は中世日本くらいの
発達度合いであるのに対しSPBのほうではやや近未来的でもある
技術まで登場します。
また、①の現代舞台とハゴコロはどちらも日本をモチーフとした
世界観です。そのため、もし同一の世界であるとするなら、
ハゴコロ世界は①現代舞台の遠い昔の物語である…とするのが
自然な解釈でした。
しかし、文明が現代的なSPBと古めかしい文明を持つハゴコロ世界の
時代が同じであるため、そうとも限らない可能性があります。
このことから、ハゴコロの舞台である国と、①現代舞台は
同一の時代に存在し、ハゴコロ国のほうは
ある時期を境に他大陸との交流をかなり制限した国であると
いうことになります。
日本の歴史を見ると、他の国との交流をきっかけに大発展していることが
多いです。これを根拠に、ハゴコロ国は鎖国のようなことをかなり長いこと
していて極度に文明を発達させることなくそのまま存在していると考えます。
では、パレードバスターはどうでしょうか。
サブクエストのゲストキャラとして「狩夢」の登場人物である
鯖目博士が現れます。
彼女は「すごく遠いところから来た」と言っているだけで
時代を越えて来たとか異世界から来たとかそういうことは明言していません。
様々な発明品を作る彼女なので、何らかの特殊な方法で
パレードバスター世界に来ていると考えられます
（①現代舞台とパレードバスター世界が同一時代かつ同一世界に
存在するのであれば、船や飛行機など正規の移動手段があれば
それを使えば良いが、多分ない）
こういうことで、全く世界観の異なる二作品間ですが
同一世界である可能性も、全く無いわけではないです。
そして文明が現代的であるか古風であるかの差異として、
やはり他世界との技術交流があったのか？が重要であると
筆者は考えます。
そして文明が超発達している国として、この前出たスーパーパンチボーイの
舞台「クレティアス」国が存在します。
この国はとんでもないスピードでの技術発達に成功した国で、
近代的な技術が登場しているかどうかはこの地域との技術交流が
あったかどうかで分かれていると考えます。
クレティアス国およびその近郊との技術交流があった→①現代舞台、③スマッシュボーイの世界
技術交流がなかった→③パレードバスター、ハゴコロの世界
ただし、ハゴコロやパレードバスターなど、文明が古風な世界ほど
魔法などの超常的な要素が登場します。技術交流を絶っていることで
生まれた独自の技術も間違いなく存在していることでしょう
では、パレバスやハゴコロの世界にはそういった近代的なものが
登場し得ないのか？現代舞台も、なんでもかんでも
技術交流がなされていたのか？
そこについての可能性を広げる要素として
②夢の世界 が出てきます。
「王おね」「狩夢」「夢醒め」などで登場する②夢の世界は
2つに分かれています。人間が眠る時に入り込める「夢境界」と
本来の②夢の世界の住人が行きている「夢界」です。
「狩人の夢守る旅」より。後に「夢の世界A」は「夢境界」
「夢の世界B」は「夢界」と呼称される
夢界の住人は、夢境界に入り込むことで人間の精神に
干渉することができます。
夢境界は眠っている人間の精神が世界の構築に強く影響するため、
夢界の住人にとっても未知の物体が出現することもあります。
これはつまり、全く文明が異なる人間の暮らしを夢界の住人を
通して知る可能性もありうるということです。
一番最初に生まれた「王おね」の世界が
後に創られる種々の世界を繋ぐ鍵になるというのは…
いかがでしょうか
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・過去作と結びつけることについての考え
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