Aniceさんの思いつき 2023/12/24 20:40

淫獣戦隊ミダレンジャイ 第一話(勢いで書いたので形式とか色々無視です)

タイトルロゴ 淫獣戦隊ミダレンジャイ

BGM:平和な日常生活っぽい曲

少し裕福さを感じさせる部屋で女子高生冴子が出入口から怒りながら入ってくる。
冴子「ああもう!」
鞄を投げ捨てる冴子。
冴子「みんなしてあの姉妹ばかりチヤホヤして!私だってこんなにいい身体してるのに!」
冴子、自身の胸を下から持ち上げ部屋にあった鏡に向かって自らアピールするように揉み上げていると、冴子の死角から白い毛が幾重にもまとまった様な触手が複数伸びて彼女の手足に絡みつく。

BGM:ピンチっぽい曲

冴子、驚き叫ぶ
冴子「キャア!!なにこれ!?」
触手に引きずられ、床に仰向けで寝かせられる冴子。
抵抗する冴子の前に白毛鬼が笑いながら現れる。
冴子、唐突に表れた人でない白毛鬼に対し、顔に恐怖を浮かべ声が出せなくなる。
白毛鬼「儂の名は白毛鬼、そなたは我が鬼獣淫界のシモベとなるのだ」
冴子「いやっ誰か、誰か助けて!!」
冴子の叫びに応えるように、ミダレンジャイ達の声が響き渡る。
ミダレンジャイ「そこまでよ!鬼獣淫界の鬼どもよ!」

BGMが止まる

白毛鬼、冴子を襲おうとするのを止め、周囲を見回し、叫ぶ。
白毛鬼「だ、誰だ!?」

BGM:ヒーロー登場っぽい曲

部屋の出入り口が激しく開き、亜衣が飛び出し、ポーズを決め、名乗る。
亜衣「アオミダレンジャイ!」
続いてタンスの扉が激しく開かれ、麻衣が飛び出し、ポーズを決め、名乗る。
麻衣「アカミダレンジャイ!」
白毛鬼と冴子が呆気にとられ立ち尽くす中、亜衣と麻衣が白毛鬼たちと相対する位置に並び、ポーズを決め名乗る。
亜衣「五人そろって!」
亜衣・麻衣「ミダレンジャイ!!」
一呼吸置いて、亜衣と麻衣が冴子を拘束している触手を引きはがす。
麻衣「さぁ、早く逃げて!!」
冴子、ばたばたと慌てるように部屋から出ていく。
麻衣「さぁ鬼獣淫界の淫鬼、私たちミダレンジャイが相手よ!」
亜衣「かかってきなさい!」
身構えるミダレンジャイに対して、白毛鬼が疑問符を浮かべながら尋ねる。
白毛鬼「あー・・・なんだ、その、もう一度名前を聞かせてくれるか?」
亜衣「いいでしょう!アオミダレンジャイ!」
麻衣「アカミダレンジャイ!」
亜衣・麻衣「五人そろって、ミダレンジャイ!」
再びポーズを決める二人に白毛鬼が首をかしげる。
白毛鬼「そこ、おかしいだろ!二人しかいないだろ!?」
亜衣と麻衣は顔を見合わせ、何がおかしいのかわからないような表情で首をかしげる」
白毛鬼「いや、その何言われているのかわからないって顔をやめろ!」
白毛鬼、二人を指さして尋ねる。
白毛鬼「アオなんちゃらと、アカなんちゃらで・・・」
亜衣「なんちゃらじゃなくてアオミダレンジャイだ!」
ポーズを決める亜衣に続いて麻衣が反射的に名乗る。
麻衣「アカミダレンジャイ!」
亜衣・麻衣「五人そろってぇ・・・」
白毛鬼「だから違うだろ!お前ら二人しかいないだろうが!!」
亜衣、ようやく白毛鬼が怒っている理由を理解して応える。
亜衣「今募集してるから、そのうち揃う予定なの!」
白毛鬼「じゃあ二人って言えよ!ついでだから言うが、なんで青から出てくるんだよ、普通赤からだろ?」
亜衣と麻衣、顔を見合わせて、順に名乗る。
亜衣「アカミダレンジャイ!」
麻衣「アカミダレンジャイ!」
亜衣・麻衣「五人そろって・・・」
二人の名乗りを白毛鬼が遮る。
白毛鬼「だーーーーっ!!赤が二人に増えてるだろ!?ついでになんで頑なに五人を二人に変えないんだよ!!」
亜衣「何を怒ってるか知らないけど、そろそろ戦うわよ!」
麻衣「覚悟してください!」
白毛鬼「なんで儂がおかしいみたいに言ってるんだよ!ったく、もう今日は戦う気なんかないわ!帰れ帰れ」
亜衣「え、戦ってくれないの?」
白毛鬼「いいからとっとと帰れ、儂ももう帰るから、次までにちゃんと五人揃えておけよ」
麻衣「仕方ないね、お姉ちゃん、今日は帰ろうか」
亜衣「まったく、細かいことをぐちぐちと・・・」
亜衣と麻衣、納得してない様子で愚痴りながら部屋を出ていく。
一人になった白毛鬼が頭を抱える。
白毛鬼「俺がおかしいのか・・・?」

エンドロゴ 続く

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