fume 2019/09/18 01:54

音声作品の制作工程を今までの結果を踏まえて最適化してみる。

こんばんは。
今回は音声作品の制作工程をさらに最適化していきたいと思います。

まずは今までの販売結果を調べてみる。

販売数(DLsiteさんのみ)
ぴっちりキャットとド変態SEX! 282本
ガラスの王女クリスタ 65本
奪われたシラユキの肉体 195本

平均販売数 180本
180×648(卸値)=\116,640
平均売上 \116,640

声優さんの報酬5万~8万
スタジオ 約3万
新幹線代 2万

平均経費 10万~14万

とんとんと言ったところでしょうか。
ただし作品ごとに売上にブレがあるので売上が多くないと恐いですね。

煙屋製の音声作品は平均して180本の売上しか上げれません。
別に落ち込むわけではなく、
この平均売上数から最善を尽くせる制作工程を考えて行こうと思います。

経費を減らす。理想はCG集を作っている時のような感じ。

売上を高めたい場合
・販売数を増やす
・単価を上げる
・経費を減らす

だいたいこの3点となります。
音声作品を3作品販売して感じたのは、販売数を上げるのはかなり困難である事。

・初作品での売上数でその後の売上数も決まってしまう
(サークル名を覚えられてしまう)
・既にレッドオーシャンで供給が多すぎる
・値引競争になっていて市場がよろしくない感じになっている(新作で割引、無料クーポン付加)

こんな市場環境の場合
・販売数を増やす
・単価を上げる
は達成が非常に困難です。そもそも販売数は自分ではコントロールすることができません。単価を上げる場合、付加価値をつけるかマーケティングしていかなければなりません。

やはり経費を減らす。この選択肢となります。
CG集を作成していた時は経費は一切かからず、それこそ売上そのものが利益となっておりました。その感覚が身についていたのか、経費の重要さに気がつかず、ついついいろいろなものに使ってしまいました。

この失敗を糧とし、経費を徹底的に減らしてみましょう。



前の記事でも書きましたが
・声優さんの報酬
本当にこれだけでいいです。
イラストもシナリオも音編も全て自家製。
経費削減を極めるならばこれしかありません。

さらに深堀して
・ノーマルマイクを使用(バイノーラルマイク録音より文字単価が安い傾向にあります。)
・単品2つを1案件として、後日セット商品も追加。(単品のモノはボリュームが少ない分、リーズナブル)
これで計算すると……。

単品その1 180本×432(販売価格は700円を想定)=\77,760
単品その2 180本×432(販売価格は700円を想定)=\77,760
セット商品 50本×972(販売価格は1000円を想定)=\48,600
合計=\204,120

声優さんの報酬 \50,000(想定値)

204,120-50,000=154,120

1案件 \154,120

どうでしょうか。
皮算用ではありますが希望が見えてきました。
あとは必要な収支になるまで案件をこなしていけばよいのです。
来年の想定だと音声作品は6案件だったので

6案件 \924,720

となります。ただ、想定値に想定値をかけているので数字が大きくなればなるほどブレ幅は大きくなります。
また、並べる商品も多くなります。1案件で3作品出来上がるので6案件で18作品です。
ただ、商品内容が重複しているものが多いと購入者さんが戸惑うことがありそうです。

単品
単品
セット販売
単品
単品
セット販売


こういった商品展開は
単調になってしまうので、何かしらのスパイスが欲しいですね。
ここはもう少し考えてみます。

制作時間の効率化。

制作時間を効率化していきます。
今年は後半から1ヶ月に1作品のペースで商品を発表することができるかな?という実感を得ました。

今まで作ってきた3作品の結果を踏まえて、無駄な要素と時間を削減していきます。

イラスト
→ジャケットイラスト1枚でOK
カラー差分や立ち絵などつけていましたが、何の反響もなかったので切り捨てます。
ジャケットイラスト1枚でOKです。ただしその分そのイラストが重要になってくるので塗りこみは大事。背景はかなり省略してもOK。
制作時間は5時間。休日の1日を使いましょう。

音編
→カット編集、SE追加、ノーマルマイクなら左右の振り分け。

ノイズリダクション作業、実際は納品データでほぼ綺麗になっています。
汚ければノイズリダクション作業を行う、という程度でOKなのかも。
エフェクト、イコライザもなしで。コンプレッサーはテンプレに仕込んであるのでそれをそのまま使用します。

制作時間は8時間。休日の1日を使えばギリギリこなせる?
ボリュームは少なくしているのでなんとかこなせそうです。

シナリオ
→プロット、シナリオ、台本。

ここが一番時間かかります。
シナリオ作成はまだ時間のムラがあって進まないときは本当に進みません。
理想は平日の月曜~金曜夜全て使う感じ。

パッケージング
→とにかくテンプレ化
意外と時間を取られます。平日の夜全て取られます。
プロットで制作した文章を紹介分にそのままつかう、などの流用する流れを作っていきたいですね。

究極は週刊体勢

理想の製作期間は1週間です。

月~金 プロット シナリオ 台本
土 音編
日 イラスト、パッケージング

声優さんに連絡を取ったり、宅録してもらうまで待ったりとレスポンスがあるので、多数の作品をローテーションする流れとなります。
しかし、1作品にかける総量は1週間にできればなと思っております。

現状だとシナリオ系が全然理想の期間に収まっていないので、ここを強化していきたいと思います。



今回の記事を元に、来年の音声作品は

・経費の徹底的な削減、作品数の最大化
・製作期間1週間に挑戦してみる

この2点を目標に頑張っていきます。





煙屋の作品


EDEN


アナトリアと華の騎士団 後編


奪われたシラユキの肉体

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