【トカゲ化】拉致されたバンドメンバーが怪人にされる話　四話【非合法怪人】

オリジナル世界観『国製怪人』のキャラのうち、非合法怪人組と設定している元人間のバンドメンバー達の漫画＋関連イラストを月一ペース目標に制作しています。

【作品構成】

・漫画４P（※新規原稿は３Ｐ）
・変化過程イラスト（支援者向けに髪の毛無し差分有り）
次回
【カエル、トンボ】拉致されたバンドメンバーが怪人にされる話　五話【非合法怪人】
https://ci-en.dlsite.com/creator/19773/article/1021900
前回
【宝石化】拉致されたバンドメンバーが怪人にされる話　三話【非合法怪人】
https://ci-en.dlsite.com/creator/19773/article/982020
第一話（関連作品へのリンクもこちらにあります）
【カエル化】拉致されたバンドメンバーが怪人にされる話　一話【非合法怪人】
https://ci-en.dlsite.com/creator/19773/article/936666

拉致されたバンドメンバーが怪人にされる話　四話

時系列は少し飛んで変化途中のお話です。
ハツキ（バンドのベース担当、いつも不機嫌そうにしている）メインの話となっております。
変化過程一枚絵を下部に投稿します

【トカゲ化】黒髪男性→トカゲ怪人化

人間時代のハツキはいつもどこかつまらなそうにしている感じで、それがいつも不機嫌な態度として周囲には映っています。
音楽に対してはひたむきに打ち込んでおり、リーダーのナギミツとは意気投合という程ではないまでも、相性そのものは良かったようです。
仲良くしようと積極的に接してくるスナトのことは、内心で苦手意識を持っていたようです。
総括すると、粗野な部分はあるものの、気むずかしくて繊細な性格であり、心のどこかに生きづらさを抱えた人物でした。

どちらも不満そうな表情ではありますが、どこか人生への諦観を含んだ「不機嫌」さと、怪人化後に明確に感じた周囲への「怒り」を差別化できたのではないかと思います。

今回も支援者向けには軽い差分を用意しています。
テキスト部分では彼のデザインのポイントについて少し触れています。

【トンボ化】拉致されたバンドメンバーが怪人にされる話　二話【非合法怪人】

オリジナル世界観『国製怪人』のキャラのうち、非合法怪人組と設定している元人間のバンドメンバー達の漫画＋関連イラストを月一ペース目標に制作しています。

【作品構成】

・漫画6P
・関連過去イラスト再掲（トンボ化直後のスナト）
・変化過程イラスト（支援者向けに髪の毛なし差分あり）

前回（関連作品へのリンクもこちらにあります）
【カエル化】拉致されたバンドメンバーが怪人にされる話　一話【非合法怪人】
https://ci-en.dlsite.com/creator/19773/article/936666

拉致されたバンドメンバーが怪人にされる話　二話

前回がナギミツが理不尽に水槽に突き落とされそのままカエルにされた話ですが、今回はスナト（バンドのキーボーディストで、ナギミツの親友）にスポットを当てた話となっています。
今回は構成の都合上、変化シーンまでは描いていませんが、代わりにそのシーンを描いた過去作品も投稿します。

【過去作品】スナトトンボ化直後イラスト

やや古めの作品ではありますが今見てもあまり違和感がない気がします。
当時のキャプションを現在の設定に合わせて修正したものとともに再掲します。

――――

スナトが意識を取り戻した時、目の前に巨大な虫がいることに気付き、恐れ戦いた。虫が大嫌いだったからだ。
しかし虫が動かず、また抜け殻であることに気付くと、中身はいったいどこへ行ったのかと疑問を持ち始める。
そしてスナトは記憶を取り戻していくにつれ、恐ろしい事実を思い出す。
彼は仲間たちと共に、誘拐されてどこかわからない場所に連れていかれたこと……。
そして親友が先に水槽に沈められ、カエルの卵にされているのを見て激高するスナトに対し、バケモノにすると告げられたことを。

彼は慌てて自分の身体を確認すると、全身が虫の甲殻のような物に置き換えられてしまっていた。
そのことにショックを受け、思わず自分の目に触れた時、そこに本来あった目は失われていることに気付いて彼は動揺する。
自分の視界があるのは更に頭上で、しかも自分の後ろさえも見渡せる広い視野がある。
その意味は何か――

それに気付いた時、彼は絶叫した。
いや絶叫しようとした。

人間の声帯を失った彼は、身体の気門から息を漏らすことしかできなかった。
それだけではない。複眼と化した目は涙をこぼすことさえ不可能となっていた。

のちに彼が姿見で自分の姿を無理矢理に見せつけられた時、そこには醜い化け物が映っていた。
泣くことも閉じることも許されない目で、彼は自分の姿を呆然と見ていた。

【トンボTF】前髪両目隠れ男性→トンボ怪人化

こちらのイラストの髪の毛なし差分は支援者のみです。

漫画の内容の通り、ハエモチーフのネックレスをしていたことが、スナトがトンボの怪人に変えられた原因と考えられています。

ネックレスはバンドの衣装の一部として、ナギミツから貰ったもの。
後にスナトが虫嫌いであることを知ったナギミツは、無理につけなくていいと伝えたこともありましたが、スナトは大切に身につけていたようです。

結果として今の状況になったことからナギミツは自分のせいだと深く後悔しています。
スナトは虫の姿になってしまい、苦しいと感じているのも事実です。
しかし、ナギミツ自身もまた理不尽な変化に巻き込まれた被害者であり、責任を感じる必要はないのにと強く思っています。

スナトは、背景にあるヤゴのような姿を経てトンボの身体になりました。
（前回のナギミツも卵→オタマジャクシの段階を経ています）
この間は人間時代の記憶がなく、成虫（成体）化して初めて記憶を取り戻しました。
スナトもナギミツも幼体時には餌として虫を与えられていましたが、この頃はなんの違和感も持たずに食べていたようです。
記憶を取り戻したあとも、当時の出来事を鮮明に記憶していますが、あまり思い出したくはないようです。