格闘フェチたる所以
格闘フェチほど趣味嗜好が多様化するコンテンツはあまり類は見ないのではないかと考えます。ジャンルにおいてもプロレス・ボクシング・柔道・キャットファイトなど好みは分かれますし、その中でも男性優位・女性優位、コスチューム・シチュエーション・キャラの容姿・内面など様々な嗜好として枝分かれし、その独創性や可能性は無限大のように感じます。
『憧れのあの娘にボコられちゃうCG集』より
『 ザ・殴りッ!〜ボクシンググローブフェチ女子CG集〜』より
僕が普段から感じている格闘におけるフェチズムについてこれまでの作品をご紹介しながらだらだらと趣味嗜好を語っていきたいと思います。拘りも含めると到底語りきれないので、テーマを分けて何回かのエントリーに渡って綴っていこうと思います。これらのエントリーを通して共感していただいたり、貴方のご意見や願望もコメントでいただけたりすると今後の作品作りの参考になるのでご協力いただけると嬉しいです。
リング
リング設定が好きな理由はハブとマングースから来ていると思います。大観衆が見つめる中、四方に囲まれて観客の視線から逃れられない状況と見せ物にされているエンターテイメント感。リング上に立っているファイター達は一部の例外を除いて相手に親兄弟や恋人・友人など大事な人を殺されたわけではないし、相手に恨みを持っているケースはさほど多くはありません。強くなりたい、高みを目指したいという理由以外は、誰かにカードを仕組まれ見せ物にされる為に“戦わされる”というある種本人たちにとっては理不尽さが何故かグッと来てしまいます。その中を大観衆が見守る中布切れ一枚で戦うという状況に萌えを感じます。
絶対に逃れることが出来ない金網デスマッチや非日常にリングを特設された環境で戦うシチュエーションも好んで多用しています。
『乱痴態夢 ~遥なる恥辱~【夏の陣】ビーチマッチ篇』より
またリングと言えば特徴的な3本のロープも魅力的で投げ飛ばされたら強○的に戻されるというお決まり事に好きですし、何よりも対戦相手を見つめながら余裕の笑みでロープを跨ぐ姿がセクシーでとても好きです。これからアナタをボコってあげる的な挑発的な感じがしてたまりません。女子相手に負けている様を実況やアナウンサーといった第三者に詳細に解説されてしまうことも無様で萌えるポイントのひとつです。
『マゾ映え!逆グラビア固め〜世界中にシェアしてあげる〜』より
コスチューム
毎回作品を作る度に頭を悩まされるこのテーマ。基本的に女子のコスチュームはビキニタイプよりも競泳水着のようなワンピースタイプが好きです。昔の女子プロレスは新人レスラーは特に、今のように煌びやかなコスチュームをオリジナルでオーダーできる立場でもなく市販の水着を着用して試合に臨んでおりました。現代の感覚を持っているからこそデザインがダサければダサい程何故かグッと来ます。星とかボーダーとかストライプとか。ビキニタイプであれば露出も多いですし鍛え上げられた腹筋なども表現でき一見良いこと尽くしのようにも思えるのですが、“見れないこと”にフェチズムを感じているのかも知れません。
『マゾプロレス専門店 JDリフレ』より
『 恋のチェーンデスマッチ』より
対する男子は徹底してブーメランパンツを着用させています。
『ホワイト・スワンVSブラックソルジャーズ』より
『バッドナース澪』より
『レッスル1989』より
漫画に限らず映像作品でも同様にこれにはいくつかの揺るぎない拘りがあって、丈の短いパンツは局部が強調され余計なコトを考えもしようものなら勃起していることがすぐに対戦相手や観客にバレてしまうというある種の試練的な発想から来ています。それを狙って女子はセクシーなコスチュームに身を包ませ相手を翻弄するような演出が好きです。
『婚約者はボコレスラー』より
『マゾ映え!逆グラビア固め〜世界中にシェアしてあげる〜』より
『ダークレッスルヒロインズ〜武藤めぐみ編〜』より
『元カノデスマッチ〜彼と彼女の歪な関係〜』より
『 姦落の制裁マッチ〜奈々未選手篇〜【開幕章】』より
『マッドハニー美優』より
『男狩りプロレス〜キミのプライド壊してあげる〜乱入編』より
また女子はその膨らみを見て顔を赤らめながら、みんなが見ている前で思い切り潰したい!と思うようなキャラクターの人格設定をしています。
時には実況として試合を見守り解説する立場からもそのようなキャラ設定を行なっています。
『鬼はカナ坊 〜平成最後のマゾ詣〜』より
生物学的な理由は一切無視してお話すると、もうひとつの大きな理由としては、女子はおっぱいや胸・乳首など大事な部分が隠されていることに対し、男子はそのほとんどが上半身裸であり股間部分しか隠すことが出来ないという点です。男女平等がうるさく騒がれている世の中で、女子が優位でありある種の女尊男卑的なルールがまたグっと来てしまいます。
また後日テーマを変えて続きを綴りたいと思います。
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