” プロローグ ” 見え透いた嘘・・・煉瓦倉庫 52

これはpixivFANBOXで2023/02/10に公開したものです・・・
キャプションは当時のものです・・・

「 この物語はフィクションです…登場する団体・人物などの名称はすべて架空のもので…実在する団体・人物などとは一切関係ありません・・・ 」

このシーンに登場する人物は全て18歳以上です・・・
このシーンで行われる行為は全てお互い同意の上でのプレイです・・・




E美はご機嫌だった・・・
何故か?・・・今日は56との入籍届けを市役所に持っていく日だから・・・
56には今日届けるとは言っていない…ビックリさせたいからだ・・・
当然のことながら…親には言っていない・・・

E美 「 あのクソ親父ぃ~! 」…

クソ親父 「 そんな事は許可できん!…結婚するなら男としろ!!…子供を作れる男とな!! 」

E美 「 とか…言ってるし!・・・無視無視! 」
E美 「 私が大の男嫌いなの知ってる癖に! 」
E美 「 56以外と一緒になる気なんて無いんだから! 」

E美が大の男嫌いになったのには理由がある・・・
ある事件がきっかけになっていて…E美はその記憶を覚えていない( 消されている )のだが無意識下で男を毛嫌いするようになった・・・

そんな事より…急がなければRiskaが来てしまう・・・
時計を見て焦りながらメイクをしていると・・・

 「 コンコン!…Riskaです! 」
ノックの音がしてRiskaが入ってきた・・・



E美 ( アチャ~っ…もう来ちゃったの?・・・早い…早すぎるよRiska~… )
E美は内心で毒づきながら返事をする・・・
E美 「 あら?…今日は早いのね! 」
Riska 「 はい!…少し胸騒ぎがしまして! 」



E美 ( ぎくっ・・・・ )
感の鋭いRiskaに…( 付き合い長いもんね~ )と思いながら…髪の毛をセットしていると・・・



Riskaは部屋を見回してため息をひとつ・・・
Riska 「 泥棒でも入ったのですか?… 」
E美 「 ・・・・・・ 」



Riska「 それに今日は珍しく早い起床ですが!・・・ 」
Riska 「 E美様?…本日は何処かにお出かけですか? 」



E美 「 うん!…ちょっとね! 」
Riska 「 では…私もお供します! 」

E美 ( ヤバっ!…頭の固いRiskaに付いて来られたらクソ親父に連絡されて!・・・・・計画が台無しじゃん!…なんとか誤魔化さなくちゃ! 」



E美 「 メイクが終わったら出るから!…ちょっと表で待ってて! 」
Riska 「 はい!…分かりました!…他になにかお手伝いしますか? 」



E美 「 ・・・?!…大丈夫!一人で出来るから! 」
Riska 「 いつもはファスナーが閉まらないとか!…髪がぁ~!とか!…どの服が良いかな?とか!…これ似合う?とか言うのに!怪しいですね! 」



E美 「 そ…そんな事ないよ! 」
E美 ( げげげっ・・・流石に長い付き合いだけある・・・ )
E美はRiskaの問いかけに…しどろもどろになる・・・



Riska 「 それで!…今日は何を着ていくか?…お決まりですか? 」
E美 「 うん!…これを着ていくつもり! 」
そういって…E美は用意してあった服を着てみせる・・・



Riska 「 いつもより開放的な服ですが!…誰と?…それと行き先はどちらですか? 」
E美 「 え~と!…56と買い物行く予定なの!…場所はテキトーにね!… 」



Riska 「 こんなに早い時間からですか?…いつもはもっとゆっくりですよね? 」
E美 「 今日は!…色々と行きたいところがあってね!…あははっ!…早く出るの! 」
E美 「 あとは!…ほら!…もうちょっとで終わるから!…ねっ!大丈夫! 」



RiskaはしどろもどろになっているE美を薄目で見ながら・・・・
Riska 「 じゃあ!表で待っています!・・・ 」
と言って出ていった・・・

E美 「 ふぅ~!!…今のうちに!・・・ 」
E美は慌ててアクセサリーを身に着けてから…ヒールを引っ掴むと窓から外を見て…誰も居ないのを確認すると窓から抜け出した・・・

ヒールを下に放り投げて…手すりに手をかける・・・

そして…脚を縁に掛けて下を覗き込む・・・



E美 「 久しぶりだと!…やっぱ高い!! 」



E美 「 昔は…へっちゃらだったのに!…よし!!…行くしかない! 」



乗り越えると…屋根にぶら下がる・・・



ミシミシミシ!
雨樋が嫌な音をたてる・・・

E美 「 ヤバい!ヤバい!…変な音してる!…昔はこんな音しなかったのに! 」



当たり前である…昔とは体重が違うのだから・・・

E美 「 ぐぬぬぬぬぬ! 」
とても乙女とは思えない呻き声をあげながら…脚を踏ん張る・・・



家の者…特にRiskaが見ていたら…後で長い時間お説教をされるのは間違いないであろう・・・

E美 「 もぅ…すこしぃぃぃい!! 」

E美 「 それっ!! 」
E美は芝生の上に華麗に??飛び降りた・・・



もちろん…そんなE美の行動はRiskaにはバレバレだったのだが・・・
Riska 「 E美様!…何年あなたにお仕えしていると思っているのですか? 」
屋根から飛び降りてきたE美を見ながら…Riskaは呟いた・・・
Riska 「 あなたの考えている事くらい!…猿でも判ります! 」



E美 「 昔は…楽に降りられたのに!…歳は取りたくないなぁ~! 」
そうボヤきながら…芝生に放り投げておいたヒールを履く・・・



E美 「 もう少し低いヒールにしとけば良かった! 」
愚痴りながら右足のヒールも履くと・・・



急いで車庫へと走りだした・・・



E美 「 Riska!…ごめんね!!…今日だけは見逃してね! 」



Riska 「 全く!…昔から変わらないんですから!! 」
Riskaは昔を思い出しながら呟くのだった・・・



Riska 「 今日だって何処に行くのか?バレバレですよ!! 」
Riska 「 部屋のタブレットの地図アプリに...市役所への経路が表示されていましたからね~! 」
Riska 「 それと!…どうして市役所に行くのにあんな格好で行くのか?…理解出来ません!・・・ 」
Riska 「 それに…私はE美様のお味方なんですから!…旦那様に告げ口なんてしませんよ!…まったく! 」

Riskaは車に乗って出掛けていくE美を見送りながら語りかけた・・・


そして…電話をかける・・・
Riska 「 E美様が!今出ました!…行き先は市役所です...先回りして護衛をよろしく!…私もすぐに合流します! 」






いってくだちぃです・・・

” プロローグ ”編…始まりました・・・
今回はオマケ画像はありません(^_^;)…あしからず・・・
いつもと雰囲気を変えて明るい感じですね・・・
普段のE美とRiskaのやり取りなんかを…感じて頂ければなぁ…と思います・・・
このE美というキャラクターは…結構お気に入りなんですよね(´∀`)
いつも泣き顔とかが多いので…たまには笑顔にしてあげようかな…と・・・
結末は決まっているのですけどね~(´・ω・)(・ω・`)ネー ケッキョクナカセテルヨネ-
だって ” プロローグ ” だもの・・・

前に支援者さまに言われたことがあります・・・
楽しそうな描写があると…より凌○描写が引き立つ…と・・・(^^)
そんな訳で…最初は明るい雰囲気にしています・・・
制作していて…いってくだちぃも楽しい気持ちになりました(´∀`)

            ではでは(^.^)/~~~




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