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あんこう踊りの記事 (1)

九情承太郎 2023/07/17 15:56

大洗女子学園、あんこう踊りイン文化祭

大洗女子学園、あんこう踊りイン文化祭 前半戦のみヴァージョン
 
 あんこう踊りを文化祭で披露しようという狂気の意見が出された時、生徒会は満場で否決した。
 ピンク色の全身タイツで、踊るのである。
 全身が、視聴者のオカズにされてしまう、イヤンバカン過ぎる踊りである。
 否決したはずだった。

秋山「ええ、そうなんです。否決されました、満場一致で。自分もその場にいたであります」

 秋山優花里は、ガクブルしながら、昆布茶を飲もうとする。

冷泉「茶など、飲んどる場合か〜!」
 
 冷泉麻子が叱咤しながら、秋山優花里の昆布茶を奪うと、うがいしながら飲み干す。
 一般向けの文化祭広報チラシに、
『大洗女子学園 戦車道各チームが、あんこう踊りを披露! カミングスーン!』
 という没ネタ文章が、誤って載ったまま配布されてしまった。
 印刷を請け負った河嶋桃が、死にそうな顔で没ネタ文章の混入を見落とした事(受験勉強で寝不足だった)と、印刷物の回収(河嶋の実家で弁償)を土下座しながら約束する。

五十鈴「お待ちください」

 現・生徒会長・五十鈴華は、貧乏子沢山で首が回らない河嶋桃の実家の窮状を鑑み、決断を下す。

五十鈴「本当に踊ってしまえば、誰も損をせずに、解決します」
河嶋「し、しかし、罰ゲームでもないのに、あんな恥ずかしい踊りを踊るような者は…」
小山「いるよね、結構」
角谷「おう、踊る踊る。平気で踊れる阿呆を集めようぜ〜」

 河嶋桃が土下座したまま礼を入れる中、速報で「あんこう踊り志願者」が集められた。


 あんこうチーム
五十鈴華「最高責任者ですから」
西住みほ「付き合いですから」
秋山優花里「お付き合いするであります」
冷泉麻子「仕方がねえな、このやろーばかやろー」
武部沙織「ちょっと、麻子、口っ」
 冷泉麻子は、ジャック・ハンマばりに歯をガキガキと噛み合わせ、武部沙織を威嚇する。

 カメさんチーム
河嶋桃「自分は当然、センターで踊らせていただきます」
角谷杏「おお、すけべの視線を独占する気になったか、桃ちゃん」
河嶋桃「うげごがごごぎぎ」
小山柚子「杏ちゃん、桃ちゃんが心臓麻痺を起こすような事は、言わない」

 アヒルさんチーム
磯辺典子「バレー部への導線を増やす為に、踊らにゃ損損」
近藤妙子「♪ぼよよんぼよよん」
佐々木あけび「♪ああああんああんああああんんんんんっ」
河西忍「そこまでエロく踊っていない!」

 カバさんチーム
カエサル「我々も踊るぞ。ローマ軍を足止めして、騎兵が横から蹂躙するまで時間を稼ぐ、ガリア兵のように」
エルヴィン「ノルマンディに第二線を張る、連合軍のように」
左衛門佐「池田隊を足止めして徳川の勝利に繋げる、丹羽氏重のような捨て石」
おりょう「寺田屋騒動で、二階の志士たちを説得する為に、刀を捨てた奈良原喜八郎のように」
カエサル&エルヴィン&左衛門佐「それだ!!!」

 ウサギさんチーム
澤梓「参加人数が多ければ、一人がガン見される時間が減るよ」
山郷あゆみ「これ、流されて全員参加しちゃう流れ?」
丸山紗希「…割れ目」
阪口香利奈「みんなで踊れば、怖くない〜」
宇津木優季「先輩たちを盾にすれば、見られずに済むよ〜」
大野あや「それ、死亡フラグじゃね?」

 カモさんチーム
園みどり子「こんな全身タイツで踊るなんて正気じゃない行為、全面的に禁止に決まっているでしょ?! ジャージで代用しなさいよ」
後藤モヨ子「お客さんが暴動を起こしちゃうよ」
金春希美「このチームだけ、赤ブルまで踊ろうよ」
園みどり子「よし」
後藤モヨ子「(とんでもないアホを見る目)」

 レオポンさんチーム
ナカジマ「レースクイーンの衣装で参加しても、いいかな?」
スズキ「自前のが、あります」
ホシノ「踊るのは、サイズがキツいかも」
ツチヤ「あ、質屋に入れてたわ」

 アリクイさんチーム
ねこにゃー「…踊りは…自信ないけど…案山子で」
ももがー「へそ出しに改造していいですか?」
ぴよたん「胸が揺れ過ぎるので、座って微笑むだけだっちゃ」

 サメさんチーム
お銀「桃さんの為だ。逆バニー姿で踊れと言われても、踊るぜ。持っていないけどね、逆バニー衣装」
ラム「あるよ。逆バニー衣装(うほっ)」
お銀「…てめえ」
ムラカミ「あんこうスーツを胸筋で吹き飛ばした前科があるから、パス」
フリント「あたいは、踊るより歌に専念したいよ。 ♪あああん、あっんんっっ、あああああっっっっんんんんんん〜〜!!」
カトラス「で、どのタイミングで、全裸に?」

 全員参加だと、収拾が付かなそうなので、河嶋桃が各チーム代表一人だけの参加と決めた。

 あんこうチーム
五十鈴華「最高責任者として。舞います!」
 カメさんチーム
河嶋桃「お願いします」
 アヒルさんチーム
近藤妙子「おっぱい相撲で、決まりました」
 カバさんチーム
左衛門佐「ジャンケンで決めた」
 ウサギさんチーム
宇津木優季「え〜〜ん、エロい目ホイホイにされちゃった〜」
 カモさんチーム
園みどり子「赤ブルマは、譲りませんよ」
 レオポンさんチーム
ホシノ「サイズ直しておきます」
 アリクイさんチーム
ぴよたん「練習しておくだっちゃ」
 サメさんチーム
フリント「宣言通り、あたいはボーカルに徹するよ。 ♪んんんん〜〜 あんあああんんん いっちゃう」

 フリントの顎に河嶋桃の右ストレートが叩き込まれて、その日は解散となった。


 文化祭当日。
 あんこう踊りを披露するステージの客席は、満員御礼だった。
 ステージ下では、開演前に参加者達が愚痴ったりボヤいたり開き直ったり。

河嶋桃「くっ、入場料を取りたかった」
五十鈴華「はい、三分前です。深呼吸」
近藤妙子「あ、乳首が勃ちそう」
左衛門佐「落ち着け。脳内で、設楽原の戦いをリフレインするのだ」
園みどり子「あれ? 赤ブルマの方が、露出度が大きい??」
ホシノ「,う〜〜ん、サイズがまだ、キツいような」
ぴよたん「明鏡止水」
フリント「♪ぁぁぁん ぁぁぁん」

 開始時間となり、ステージの上に参加者が駆け上がる。
 客席のボルテージが湧き立ち、ほぼ全ての観客が、携帯電話のカメラ機能を回す。

宇津木優季「え〜〜んエロい視線が、肌の上から這い寄ってくる〜〜」
河嶋桃「言うなっバカちんが!」
近藤妙子「くうっ、勃っちゃった」
左衛門佐「早く済まそう。視姦の視線が、刺さる」
園みどり子「風紀委員! シコっている男を退場させなさい!!」
五十鈴華「はい、踊りに集中!!」
フリント「♪アアアン アン アアアン アン
 あの子 会いたや あの海越えて
 頭の灯は 勃起の証
 擦って揺らして ゆーらゆら 
 擦って揺らして ゆーらゆら
 腰突いてアンアン
 逃げないでアンアン
 ウォーターベッドでアンアンアン」
河嶋桃「歌詞を変え過ぎていなイカ?!」
ぴよたん「羞恥心が薄れて、いいです」
ホシノ「あ、胸が」
 結構運動量のある踊りなので、サイズの怪しいホシノの胸元から、巨乳が溢れて半乳状態に。
 お客さん、大喜び。
宇津木優季「乳首が見えなければ、セーフですよ〜」
 と言いながら、宇津木優季は姑息に五十鈴華の背後に隠れようとする。
 五十鈴華は鷹揚なので、宇津木優季の行為を咎めなかったが、連鎖反応が酷くなった。
左衛門佐「ぴよたん殿。盾にするぞ」
ぴよたん「ええ?!」
 明鏡止水の心境で羞恥心を受け流していたのに、左衛門佐の動きで、ひびが入る。
 大洗最強の巨乳と称される、ぴよたんに集まるエロい視線が、左衛門に集まる分も加算され、ぴよたんのストレスを加速度的に凝縮していく。
ぴよたん「くっ、こうなったら」
 ぴよたんは、あんこう踊りに筋肉ピクピク動作を入れて、エロい視聴者を萎えさせようと試みる。
 あんこう踊りでピッチピチに張っていたスーツが、急激な筋肉の膨張で、限界を迎える。
 水風船が破裂するように、ぴよたんのスーツが、爆裂する。
 ぴよたんの、パーフェクト全裸が、観客のカメラに収まってしまう。
 手だけでは隠しきれない豊満な乳房と臀部に、観客の視線が、ぶっかけられる。
 全裸だけ見たら巨乳系AV女優と言われても通じる、ぴよたんのラッキースケベに対し、観客たちの少なからぬ人数が達してしまう。
 五十鈴華が、ぴよたんを守るように移動し、観客のエロ視線を遮る。
宇津木優季「私も壁になりま〜す」
 宇津木優季が、そういう名目を口にしながら踊りをやめて、ぴよたんの手ブラになる。
宇津木優季「これで股間も」
 宇津木優季は、親切で、スーツの頭部パーツを外して、ぴよたんに渡そうとする。
 あんこうスーツに頭部パーツだけ分離するという機能はなく、宇津木優季の全身から、スーツが離れてしまう。
宇津木優季「…」
 小悪魔系美少女の全裸が、ぴよたんの全裸で燃え上がっている観客の視線に晒される。
 ぴよたんの全裸を堪能している観客のエロ視線が、ほぼ同じ勢いで宇津木優季の裸体を這う。
 整いつつある美乳から肌艶の良い胎の肉付き、淫紋が浮かんでいそうな魅惑の鼠蹊部が、自然と観客をエレクトさせる。
 多くの観客が、脳内で宇津木優季を好きなように嬲り、メス堕ちさせていく。
 そのイヤラしい視線に、宇津木優季は全身に精液をぶっかけられているかのような幻視をする。
宇津木優季「助けて〜〜〜」
 その視姦攻勢に、宇津木優季は恐慌状態に陥った。
 スーツを着直すとか、ステージを降りて楽屋に隠れるという合理的な判断をせずに、園みどり子から体操服とブルマを強奪して着衣しようという暴挙に出る。


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