リリスラウダ研究所 2023/10/09 05:14

連休スペシャル「モデリングって難しいの?」

皆さんお疲れさまです、ドット絵祭りの予定でしたが連休がということで
急遽予定変更(あまりドット絵の数が集まらなかったともいう)しまして…

なにかと難しいと思われている3Dモデル制作についてちょっと触れてみる
ことにする 結構絵心さえあれば難しいということでもないと思うので
ブレンダーをインストールしてみてほしい 無料ですし!
私のやりかたなので もっと上手な講座に心当たりがありましたら
ぜったいそっちのほうがいいです

支度するもの

ブレンダー2.79
(新しいブレンダーだともっさりするのでこのバージョンにしてます)
アドオン「textool」
何かと便利ツール入れといて損はなし バージョンにあったものを入れてください
3Dにしたいキャラクターの元絵


詳しければ詳しいだけいいですが今回は正面の絵だけにしました
みんなが作るときは横と後ろなんかも用意するとちょっぴりらくちんです

さあ作るぞ

まずは顔から作っていきます やはり一番頑張りたいところですからね
作り方についてはこちらのポストの動画を参考にしました。
プロの技ですね シンプルだけどしっかりできてて何度も動画見ちゃってます


下絵をなぞるように調整していきましょう
途中何度もアングルを変えて変なでっぱりがないかなんかを
確認しながら整えよう

髪をかぶせるので普段はあまり頭のてっぺんなんかは作らないんですが
今回は練習かねてきっちり作成。 かわいくできたかな?

身体を作ろう


身体は基本平面からの作成です まずはだいたいの形を作って…

こんな感じでどんどん細かくしていきます まだ平面です
関節部分は細かくしておくといいでしょう

そこから厚みをつけてからの…選択してスムージングしていきます
あまり強くやりすぎると形が大きく変わってしまうので力加減をしながら調整します


からだのラインを作っていく作業は慣れるととても楽しいです。
癖が出ると言いますか 理想の体型にどんどん仕上がっていくのが
うれしくなります

さて細かい作業が続きまして手を作っていきましょう


こちらも平面から

形をどんどん細かくして厚みをつけていきましょう。
指の長さなんかは自分の手を見たり手のマネキンなんかの画像を参考にすると
いいと思います。

がんばって完成しましたら先ほどに体にくっつけましょう


しかしこのままでは点の数が合いませんので手のほうの頂点数をへらしたりして
きれいにくっつくようにして見ましょう


くっついたら形を慣らして完成! 慣れるまで手はとっても大変ですね…
同様に足も作っていきます。今回は足が特殊なので割愛です

このままでも素体ボディとして使えるぐらいにはなりました(骨は入ってないけど)

髪の毛を作る

髪は人によってかなりやり方が違うのでいロイロ参考にしたものを見つけよう。
今回はシリンダーから作っていくよ。


ストローみたいな形を作っていき…

ループカットで細かくしておく、ここでカメラを正面にして
視点からの投影(パウンド)でUV展開しておきます

今はなんじゃこりゃですがテクスチャの時になったら役立ちます。

できたストローの形を調整して複製しながら髪を作っていきます。
イメージ的にはバナナの房みたいな感じ。今回はスライムですけど
普通の髪を作るなら先端もがらせた形にしておくといいかも…

そしてここまで作ってようやく…


全身ができました。ゆっくり作るのも勢いで作ってみるのもいいと思います。

テクスチャを塗っていこう

このままグレーでも可愛いけどやはり肌をちゃんと塗っていきましょう
ここで覚えておいたほうがいいのはシーム機能というものです
行ってしまうとパーツ分けするときの切り取り線みたいなもので
これをちゃんとしておくときれいにUV展開ができます。
ちょくちょく画面に映ってる赤い線がシームになります


うまく展開できたかはblenderのカラーグリッド画像なんかで
確認すると歪んでないか調べることができるのでおすすめ

ゆがみや文字のサイズなんかも見ておくといいかもしれない


無事にUV展開できたものになります(この後パーツが増えたりしたけど…)
あとはお絵描きツールなんかで仕上げていきましょう
左右対称の場合クリップペイントだと対象定規なんかがとても便利です

そうそう用意するものにあった「textool」の中に
ベイク機能というものがあります


こちらはモデルの形から影を焼き付けてくれる機能。
色など調整してテクスチャに使ってみると結構よくなったりします おためしあれ
あとはUVをきれいな形にしてくれたり整列してくれたりと強力ですね…

さてこのまま塗っては確認を何度か繰り返し仕上げていきます
絵よりも影などがかなり大きく影響するので
加減を調整しながらやってきましょう


身体も同様にやっていきます


髪についてはこんな感じでまっすぐ影を描いたものを用意して…

髪の毛の房を選択して大きさや太さを調整していい感じになるように
UVの島を移動させましょう。 本当は体同様にきっちり分けたほうが
いいのですが 今回は簡単に済ませる方法をとってみました。


無事に塗れました。やっぱり塗ったほうが可愛いですね

ボーンを入れよう

こちらは特に語ることはないですが0からボーンを作るのは
とても大変なので融資が作っていただいたものを使わせてもらいました
【VRChat用】フルボディトラッキング対応ボーン CC0
こちらをインポートしてキャラクターの形に合わせていきましょう


ここからキャラのパーツと骨を紐づけるウェイトペイント作業になります
自動でやってもいいですが予期せぬ事態を避けるため私は0から手作業で
塗っていきます、ポーズを変えては修正を繰り返して納得がいくまで
調整していきます とても大変です 特に足の付け根あたりは地獄だと思います



しかしここを乗り切ってポーズをさせると あ モデル出来たわ…という実感が
とても出ます。よくここまで頑張ったと自分をほめましょう。

この後装飾パーツを作っていきます
私は服などもですがウェイトを塗ったボディのメッシュから服なんかを
作っていきます この順番だと服のウェイトペイントの手間がちょっと減るためです


なんやかんやあって完成
この後表情の作成やunity作業やらがありますが無事に動くようになりました。



透け透けバージョンも うーん 涼しい感じ

vrm形式にしたので踊っていただきましょう

大満足!
どうでしょうか 説明でもなんじゃこりゃって思うと思いますが
こちらのモデルはがんばって三日ぐらいでできましたのでどっしり構えずやれば
案外出来ちゃったりするもんだと思っています。

自分の考えたモデルが立体になること。最近だとそのモデルでゲームができること
いろいろと夢がひろがりんぐと思いますのでぜひ挑戦してほしいないう感じです
VRchatもデスクトップでもできますので自作モデルができたら
お披露目してみましょう。

完成したこの子はもうちょっと調整して来週あたりBoothあたりに置いておきますね

さて来週は延期してしまったドット絵祭りやっていきます!
ちょっとしたゲームも用意しておくのでお楽しみに!

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