鬼人伯爵は偽物令嬢を手放さない
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新作出ました!
和風ゴシックな異世界の帝国での、因習からなる執着愛ーー……。
伯爵家の嫡男でありながら、生まれ持った牙により鬼として孤島に閉じ込められた美しい青年、柊。
出生の秘密を抱えた、実は偽物令嬢である主人公。
伯爵家の鬼子の姉弟として、世界から隔絶され二人きりの孤島で成長した二人。
やがて、男としての欲望に目覚めた柊は、執着し溺愛する主人公を激しく抱いた。
弟の事を受け入れられるのは自分だけだと思い込む主人公は、エスカレートしてゆく睦み合いにやがては溺れていきーー。
私達は本当に姉弟なのだろうか?
ーー血縁などあろうがなかろうが、あなたさえいればいい。
以下試し読みになります。
ーーー
〈登場人物〉
主人公(ネームレス)
千手院伯爵の側室の娘。
鬼の印を持って生まれたために、孤島で隔離して育てられた。
生まれつき色素が薄く、豊満な胸を持つ。
出生にある秘密を抱えている。
千手院柊
千手院伯爵の唯一の息子。のちに伯爵となる。
黒曜石の髪と目を持つ美青年で、主人公とはだいぶ体格差と身長差がある。
生まれつき牙が生えている。
主人公に執着して溺愛しており、いずれ主人公を伯爵夫人に迎えるつもりである。
千手院《せんじゅいん》の伯爵家には鬼が棲まうーー。
それは、帝都でまことしやかに囁かれる、ほの昏《ぐら》い噂でございました。
はじめは、先の大戦でーー西方に棲まう鬼人と呼ばれる唐人を滅ぼして伯爵家にまで成り上がった、元はしがない軍人一家の千手院を妬んでの声だったのかもしれません。
しかし、大戦から百年も経とうとしている今、千手院伯爵家にはだんだんと後継の男児が産まれなくなってゆきました。
男児どころか、女児さえも。
ーー鬼子と呼ばれる奇形を除いては。
現伯爵家の当主、千手院|榊《さかき》が何百という人の形ですらない我が子を葬ったあとに、私は産まれました。
ーーー
柊が私の両脚を掴み、がばりと大きく広げました。
くちゅっ♡
達したばかりで敏感なそこに、大きく反り勃つ柊のモノが擦り付けられます。
「……っ、だめっ! それだけはだめっ‼︎ 私たちは姉弟なのよ⁉︎」
柊の大きな手が、ぐっと私の腰を掴みました。
そのままいとも容易く持ち上げられ、向かい合う形にされてしまいます。
「あっ! 見ないでぇ……‼︎」
柊が私の脚を無理やり大きく開きました。
弟とはいえ、異性に絶対に晒したくなかったそこが露わになってしまいます。
ーー私の股……媚肉の焼け爛れたような、醜い赤い痕が。
私の鬼子の印が。
「汚いでしょう、恐ろしいでしょう? ね、柊。離してちょうだい……」
「綺麗だ……柊の実みたいに深い赤。姉様の雪の肌に、まるで花が咲いてるようだ」
くちゅっ、と柊が私の膣内に指を割り入れます。
自分で触れるのとは違う、太くごつごつとした指。
弟から漂う男の香りーー。
「あっ♡ だ、だめぇ」
「姉様、姉様も俺が欲しいだろう? ーーなあ……」
かぷっと、柊の牙が私の首筋を甘噛みしました。
「俺には姉様しかいないんだから」
「ーーーーっ!」
れろっと首筋を舐めあげられて、何度も愛しげに吸い上げられて。
鬼子の私たちには、お互いしか睦み合う人間などおりません。
柊に性交を教えてやれるのも、欲を受け止めてやれるのも……私しかいないのです。
そして、私を愛してくれる男も、柊しかいないーー……。
私の媚肉は、物欲しそうに柊の指を締めつけました。
私も思わず、はしたなく欲情した顔で弟を見上げてしまいます。
「……そんな可愛い顔するなよ」
先ほどよりももっと大きくなった陰茎が、私の膣口に当てられました。
ーーー
「姉様、ほら脚をここにかけて……もっと俺の男根を奥まで飲み込むんだ」
「やぁ……恥ずかしいっ」
柊が私の足先を浴槽の縁にかけました。
脚をさらに大きく開かれた私の膣奥に、柊がもっともっとと肉棒を押し込んできます。
「もぅ、挿入らなっ……ひぅっ♡♡♡」
私の子宮を押し上げるように、お腹の奥まで侵入してきた巨大なモノは、尖った太いその先で私の子宮口をごりごりと抉ります。
肉壁にぴったりとくっついた竿はぬぽぬぽと膣中をかき回し、私は産まれて初めての感覚に、つま先を立てて媚肉を蠢かせては悦びました。
「らめっ、これ、奥まで……っ♡ きちゃう♡ らめなのきちゃう♡♡♡」
「姉様いやらしい……♡ 可愛い、可愛いぞ……俺だけの女《ひと》」
ーーー
「俺のこと、まだまだ子供だと思っていたんだろう? 純粋な、美しい姉様。あんたを汚したのはこの俺だよ……」
「んひっ♡ あっあっ」
腰がへこへこと動き、お漏らししたように蜜が媚肉から溢れます。
「自分でこっちも触ってみな。もっと気持ちいいから」
柊の手が、私の指を乳首へと導きました。
私たちの関係が逆転したかのように従順に、私は硬く膨張した乳首に触れました。
弟に見られながら私は娼婦のように、夢中で両方の乳首を扱きました。
もはや私は快楽に堕ちた鬼でした。
令嬢などではなく。
ーーー
「俺は世界に姉様さえいればいいんだ……でも、もっともっと姉様を幸せにしてやりたいし、良い暮らしをさせてやりたい」
萎えることのない滾った巨根を私の媚肉に埋めたまま、柊は布団に私を横たえます。
「姉様を伯爵夫人にしてやるからな」
ーーそんなの、要らない。
あなたがいるだけでいい。
伯爵夫人などと、叶わぬものになれずとも。
姉として柊のそばにずっといられますように……。
最後になるかもしれない睦み合いは、朝まで続き、柊は私のお腹が膨らむほどに大量の白濁した欲を子宮に注ぎ込み……。
「姉様、好きだ……好きで好きで、死にそうだ……」