ぶたさんソフト 2023/11/29 10:52

3作目「お兄ちゃんとの特別な夏 えくすとら!」

個人サークル「ぶたさんソフト」のぶたさんです。よろしくお願いします。
3作目はアドベンチャーゲーム「お兄ちゃんとの特別な夏 えくすとら!」。シリーズの外伝的作品です。

お兄ちゃんとの特別な夏 えくすとら!


タイトル画面。構図が気に入っています

以下、DLsiteからの紹介文の抜粋です。

作品紹介

今度のお兄ちゃんは、変態お兄さん!?

とある街で繰り広げられる、女の子たちとの、ちょっぴりエッチな物語。
肩肘張らずに楽しめる作品を目指しました。

前作までを踏襲し、コメディー、ハートフル、そしてちょっぴりエッチなお話です。
エッチシーンは少なめですが、その代わり、おまけCGにてんこ盛りで入れてあります。
サンプル画像をご参考にしてください。

■諸注意
本作は「お兄ちゃんとの特別な夏」シリーズの3作目であり、外伝的作品です。時系列的には2作目のあとになります。
本作単体でも楽しめますが、前作までをプレイしてからのほうがよりお楽しみいただけるかと。
※前作までのネタバレもあります。

また、前作まではAI生成の画像を使用していましたが、今作では3Dモデルを使用しています。
そのため絵柄がだいぶ変わっておりますが、ご了承ください。。。どの子もとっても可愛いです!

■ゲーム規模
プレイ時間はおよそ2時間。
文字数は4万5千字程度。
キャラCGは、差分合わせて総数473枚。
(抜粋終わり)


主人公の変態お兄さんが、街中で女の子たちにエッチなちょっかいを出していく、ADVゲームです。
いろんな演出が入っていますし、移動先を選択したりもできるのでADVとしてはいますが、デジタルノベルに近いものになっています。

今作の大きな特徴は、何と言っても3DモデルでCGを生成するようにしたこと。そのため、AI生成だった前作までと、絵柄が大きく変わっています。
できるだけ前作に近くなるように、それっぽく作ろうとはしたんですが、絵心ない人間が3Dモデルをいじったところで、やはりセンスの無さはカバーできないという……。
でも元にしたサンプルキャラが可愛かったので、ヒロインみんな可愛くなりました。


妹ちゃんに見えなくもない……?

基本的には、いわゆるギャルゲーのように、キャラクターの立ち絵があり、会話をしながら(エッチな)交流を図るのですが、各スポットごとにいろんな演出が入ります。

このシリーズでは、デジタルノベルゲームの制作ツールとして、ティラノスクリプトを使用していますが、このツールでは、単に背景を表示するだけではなく、キャラクターに動きを付けることもできます。

陸橋では階段の下から覗き、学校では卒業アルバムであられもない姿を撮影。プールではスク水バトルに、水着の撮影会。こういった様々なイベントで、女の子たちに動きをつけています。



着地のCG。ほとんど一瞬しか表示されない……

特にスク水バトルは必見! パンチやキック、必殺技といったポーズを取るキャラクターに、移動や拡大縮小といった動きをつけることで、なかなか迫力のあるアクションになったと思います。
バトルの流れも面白いものに仕上がりました。ラストのオチは、古くからのゲーマーでないと分からないかも?



迫力のスク水バトル!

ファミレスの辺りからはヒロインの恋心も描かれるようになり、銭湯でクライマックスに至ります。
単なるお気楽ゲームにするつもりだったのに、まさかこんな展開になるとは、作者もまったく予想していませんでした。

また、ファミレスからはエッチシーンも入り始めます。とは言え、今作でのエッチは全てコメディなんですが。
そこはおまけCGにドエロいCGをてんこ盛りで入れてあるので、ご容赦を。


ちょとおまけで、ファミレスの妄想シーンから。クリックで原寸大になります

本編とは違った設定や、ちょっとぶっ飛んだ展開もありつつ、キャラクターに寄り添ったストーリー展開は、このシリーズを踏襲したものになっています。

そして(作者が)お待ちかねの、おまけコーナー。今まで以上にやりたい放題! 今回のは特に楽しかった!
今作からは作者も登場します! なんだそれ!


主なヒロインたち

おまけCGも追加です。
今までの鬱憤を晴らすかのように、CG追加しまくりです!
思うままにエッチなポーズと表情を取らせて、エロいシーンを作りまくります。楽しい!

ただ、これを狭い画面でそのまま表示しても面白くないので、拡大縮小やスクロールで動きを付けるのですが、これが面倒でした。なんであんなに作っちゃったんだろ……。

裏話

開発の経緯

本編の3作目の話がまるで浮かばないので、ミニゲームみたいなのを作ることにしました。
いろんなスポットに出かけて、女の子たちにエッチなちょっかい出す、お気楽なやつ。

条件は、
AI生成画像は使わないこと。
エッチな絵を入れること。

AI生成だとやはり検索で除外されてしまい、そもそも見てもらえない。
エッチな絵がないと、あまりに売上が振るわない。

1作目、2作目が、やはり、あまりに売れない……^^;
普通なら、そりゃあなたの作ったゲームがつまらないからでしょ、となるんですが、どう考えても面白いんですよね、自分で言うのもアレですけど。

そこで、3作目からはAIを使わない方法を本気で模索することにしました。
また、エッチな絵もさすがに入れないと、それなりのお金を払っていただくのは難しい。

AIはNG、フリー素材だけではゲームの絵としてはまるで足りない。

かと言って自分では絵は全く描けない……。

3Dモデルについて

残る手段は、3Dモデルでした。
「カスタムオーダーメイド3D2」とかで作ったモデルをpngで出力できれば理想なんですが、やはりそんな方法はないようで。
素人考えだと、それはもうバカ売れすると思うし、同人業界に大きな影響を与えると思うんですけどね。

調べると、「カスタムオーダーメイド3D2」みたいに、簡単に3Dのキャラクターを作れるツールがありました。
「VRoid Studio」です。

体のパーツ(顔の輪郭や目の形、髪型とか)や衣装を決めて行って、それぞれ長さや大きさ、色を変えて、キャラクターを作れます。
ポーズも取れるし、表情も付けられる。
これならキャラクターの絵が作れます。
サンプルで付いてくるキャラクターも可愛いし、豊富なポーズもある。
商用利用可で、年齢制限付きの作品でもオーケー。

胸に乳首の造形が無いし、着色もされてないのですが、そこは有志の作ってくれた肌のテクスチャとが、Blenderでなんとか。


頑張って乳首付けました

同じサイズ感での出力は、手間が掛かり過ぎて現実的じゃないので、ティラノスクリプトでの表示段階で調整しました。

3Dモデルで生成した画像なので、髪が腕を貫通していたり、手がスカートを貫通していたりします。また、ノイジーな線が乗ってしまっているものもあります。そういった粗のあるCGを、少しでも修正していきます。手間をかけた分だけ、それなりにマシになったと思います。

他にも関連ツールを利用しましたが、全て無料でした。
趣味で作っている者としては、本当にありがたいことです。

あと、ゲーム内で拡大表示することを踏まえて、画像は大きめに出力しているのですが、大きな画像だと、動かしたときに画像が切れたり、拡大時にカクついたりします。
スク水バトルやおまけCGでキャラを動かす際には、スクリプトのタグリファレンスとにらめっこしながら、試行錯誤しました。

企画がブレまくる

文章だけ書いてればよかったデジタルノベルゲームと違って、今回は目で楽しむ度合いが強いため、演出が命。どんな演出ができるのか、技術的な検証が必要でした。
試行錯誤してるうちに、企画がブレブレに。

やりたいことがあってそれを形にするというよりは、この技術があればこんな事ができるなとか、このポーズを利用したシーンを作りたいとか、そんな感じで開発を進めていきました。
スク水バトルなんて、「VRoid Studio」にバトル用のポーズがなければ、思いつくこともなかったでしょう。
座標やサイズやタイミングの調整が死ぬほど面倒でしたが^^;

ちなみにスク水バトルで、妹ちゃんだけファイティングポーズが違いますが、あれだけサンプルのポーズではなく、手作業でポーズを付けています。格闘技に詳しい方ならお分かりになるかもですが、ブルース・リー先生考案の護身術、ジークンドーです。


筆者が普段家でシャドージークンドーしているので思いつきました

こんな感じで作ってるので、エピソードは散逸的になっていますが、なんとか一つの物語を形作れたかなと。

あとは販促的な意味合いですね。
序盤から出てくるセーラー服の女の子を、このシリーズのヒロインである妹ちゃんにして、本編の内容を匂わせるようなことを言うのはどうだろう。そしたら1作目、2作目にも興味持っていただけて、ちょっとは読者も増えるかも!? という下心もありました。

お陰で後輩ちゃんも出てきたりして、だいぶ賑やかに。
前作のおまけコーナーで、後輩ちゃんが妹ちゃんのことを気になってるかも? というシーンがあるのですが、それを取り上げて、大いに盛り上げました。
変態キャラにしてごめんね。

背景の絵柄

背景は、基本的にはフリー素材を利用しています。
が、どうしても素材が見つからない場合は、街中で撮影した写真を、paint.netで油絵風に加工しています。陸橋のシーンとか、ファミレスの妄想シーンですね。
なのでそこだけまったく雰囲気が違うのですが、まあ、こういうのも同人っぽくて良いんじゃないかと。

名前について

ロングちゃんとポニテちゃんの名前は、次回作で出てくる予定です……。

最後に

開発期間53日! 2週間ちょいで作っていた1,2作目に比べ、こんなに時間がかかったのは、大量の画像を作ったり、表示の調整をしたりと、演出にコストが掛かったというのもありますが、うつによる眠気で作業できる時間が限られていたからでもあります。
1作目から数えておよそ3ヶ月。1日も休まず作り続けてきました。

ちょっと強気の値段設定にしたのですが、お陰様で今までで一番売れ行きも良く……^^;
やっぱりアレですね、エッチな絵がモノを言うんですね。
でも、話の内容も気に入ってもらえるといいなー。

開発は苦労の連続でしたが、お陰で見栄えのする楽しいお話に仕上がったと思います。
この子たちのひと夏の物語を、ぜひお楽しみいただければ!

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