あるまじろです。
突然ですが、
現在制作中の「グランド・ツアー」の制作を停止し、
同人サークル「あるま企画」の活動を休止させていただきます。
新作「グランド・ツアー」を楽しみにしてくださっている皆様、
平素より「あるま企画」を応援くださっている皆様には
大変申し訳なく思っております。
経緯
今回の決定に至った理由をご説明いたします。
簡潔にまとめますと、
現状のゲーム制作を楽しんでいないと
自分が自覚し、納得してしまったからです。
前作「シヴィラ」は、開発初期から大量のバグ問題を抱え、
早い段階で制作の中止を考えている作品でした。
しかしながら、洞窟の中で暮らす吸血鬼シヴィラが、
このまま作品がお蔵入りとなって
文字通り日の目を見ないのは不憫だという親心で、
何とか完成させて発売させようと努力しました。
1年以上のバグ修正を経て発売した思い入れのある作品です。
しかしながら、その途中で、自分の中では、
「作りたいゲームがあるから作る」のではなく、
「ゲームを完成させないといけないからゲームを作る」という方向に
ゲーム制作の目標がシフトしてしまっていました。
「グランド・ツアー」制作は、作りたいのではなく、
作らないといけないから作るという
義務感から生じる活動となってしまっていました。
そのことを、自分で認識したことが
活動休止の決定に至った発端です。
サークル活動のはじまり
もともと、まともな絵を一枚も描いたことがなかったあるまじろが
無謀にも個人で同人活動を始めたきっかけは、
「さーくるてくあ」というサークルさんの『淫魔物語 Succubus Story』を
遊んだことがはじまりでした。
元々、魔物娘やモン娘が大好きで同人エロゲーを
たくさんプレイしていたあるまじろは、
TRPG的な要素を盛り込んだ
斬新なゲームシステムにドはまりしました。
「こんなに面白いゲームがツクールで作れるのか。
自分も作ってみたい」
そう思い立ち、
昔、買って1時間ですぐに押し入れに入った
ペンタブ(INTUOS2:骨董品です)を引っ張り出しました。
絵が描けないことが一番の問題で、
1週間かけて1枚の絵を描きながら、
どうにか処女作『桃色息子』を発売できました。
この時も慣れないことばかりで大変でしたが、
ゲームを作りたい熱意が圧倒的で、
辛さよりも楽しさが勝っていました。
その後、ニッチですが、
自分の作りたいものを作り続けました。
人狼ゲームを題材にした「ディクテリオン」、
「桃色息子」の改良版「真夏の夜の招宴」、
アイテム収集ゲームの「マリア派の人びと」、
バックギャモンミニゲームの「シヴィラ」です。
どのゲームも、どのキャラクターも
自分にとっては可愛い子どもです。
「可愛い子どもにこんなHなことさせたくない!」と
想いながらエロ絵を描いていたこともありました(笑)
しかしながら、シヴィラ制作途中で、
自分の向かうところが変化してしまっていたのは
先に述べた通りです。
無謀だった最新作の構想
今回の「グランド・ツアー」は制作面での失敗も大きかったです。
これも、モチベーションが上がらなかった原因の一つです。
一番の失敗は、長編規模の話となる点でした。
自分の心を砕いた主要な要因は以下の通りです。
・長編RPG
・全7ステージ構成
・ステージごとに4人のエネミー
・さらにステージ間の突発イベントのエネミー
・1人ごとに基本CG3枚の素材
・その差分(アニメ、汁、着衣、脱衣、セリフ)
まぁ、最初の一人で作業量的に限界でした。
個人サークルの悲しいところです。
「マリア派」のエネミー数が確保できたのは、
専用の敗北CGなし、戦闘の絵=Hの絵で
作業工程を大幅に削減できたからです。
まぁがんばればイけるやろ、の精神で
無謀にも制作を始めてしまった点は否めません。
しかしながら、もちろん、「グランド・ツアー」で
作ったキャラクターは、自分にとって可愛い子ども達です。
日の目を見せてあげられないことを
申し訳なく思っています。
趣向の変化
自分の面白いと思うことが変化したことも
今回の活動休止に関わっています。
「グランド・ツアー」はサイコロで得たコストをストックし
それを使ってスキルで戦うバトルファックゲームでした。
正直、自分で言うのはなんですが、
戦闘システムはすごく良くできました。
ですが、作っている間に、
「カードで戦うゲーム(ドミニオン)を作りたい」
「シヴィラの続編でナポレオンするゲームを作りたい」
と、作りたいゲームの内容が色々な方向に向かい始め、
他にも、マンガ作品、動画作成、エロ同人音声作品が作ってみたい等、
「グランド・ツアー」そのものに集中が向きにくくなりました。
また、去年からVTuber(ホロライブ)にドはまりしてしまい
live2dモデリングにも興味が沸いてしまいました。
(余談ですが、ホロメン最推しは宝鐘マリン船長です。
結婚したいと考えているガチ恋勢です)
そこで、居ても立ってもいられなくなり、
知識0でしたが、ソフトをダウンロードし、
youtubeのチュートリアル動画を見て
全くの手探りでモデルを作り出しました。
この内容は、前回の記事の通りです。
毎日1~2時間、時間を見つけて
少しずつ作業を続けました。
作業の楽しさからの高揚感もあり、
疲労感も全くありませんでした。
この時感じた高揚感は長く忘れていたもので、
「桃色息子」を作っていたあの時の感覚そのものでした。
作りたいものを作るのは楽しいのだと思えました。
同時に、「グランド・ツアー」を作ることは
楽しんでいないのだと自覚してしまいました。
今回の発表をするのに
ほとんど時間はかかりませんでした。
「活動休止」のわけ
これだけは誤解のないように言わせていただきますが、
ゲーム制作は楽しめなくなっただけで、
嫌いになったわけではありません
他にやりたいことが増えすぎてしまっただけです。
なので、いつかは、またゲームを作りたくなる可能性があります。
現に、「さーくるてくあ」さんの
『淫魔物語』等に出てくる魔法使いルル様に
バトルファック指導してもらうゲームを作りたいなと妄想しています。
(「さーくるてくあ」さんは作品の二次創作を認められております)
ゲームを作りたいという気持ちは同人サークルを初めてから
一度も萎えたことがありません。
なので、またゲーム制作を「楽しめる」ようになるまで
しばらく時間を置こうと思います。
気持ちが爆発すれば、
今回のlive2dモデルのように、
おもむろにゲームを作っていると思います。
よって、「グランド・ツアー」は制作の(一時)停止、
サークル活動は休止とさせていただきました。
感謝申し上げます
あるまじろが
全くの無経験から今まで活動を行ってこられたのは、
ひとえに「あるま企画」のゲームで遊んでくださった皆様、
旧サークルブログ、Ci-enの記事を閲覧くださった皆様、
ブログ等で取り上げてくださった皆様、
ゲーム素材を公開してくださった素材制作者の皆様、
あるまじろに関わってくださった皆様のおかげです。
これまでの活動を通して、
自分の色々な可能性が見つかりました。
厚く御礼申し上げます。
勝手なお別れ報告ですが、
また戻ってきた際には温かく見守っていただければ幸いです。
で、これから何するの?
VTuberに興味があるのは前に述べた通りです。
そう、VTuberごっこです。
どうなるかは分かりませんが、
実況なんてニコニコ生放送以来なので、
リハビリやボケ防止の一環も兼ねて
発話し続けるゲーム実況を配信をしていきます。
あるまじろのTwitchチャンネル
よろしければ見に来てやってください。
アーカイブやダイジェストを
youtubeにアップしようかなとも思っていますが、
その際はTwitchのチャンネル詳細等でお知らせさせていただきます。
あるま企画と自分のtwitterは
成年向けの内容を含んでいる場所なので、
Twitchでの配信等は、これまでの活動やアカウントとは
分けて運用したいと思っています(同じ名前ですが・・・)
最後に
それでは、皆さん、
またお会いするまでおさらばです!
この記事をもちまして、
一度、これまでの活動に区切りをつけさせていただきます。
あるまじろは、ネットの海を泳いで
おいしいものが食べられる場所を探しにいきます。
見つからなかったら海の藻屑になる前にまた帰ってきます。
そんな遠くない未来、
何事もなかったかのように
また記事を更新しているかもしれませんが
そん時はまたよろしくお願いいたします。
皆様もお元気で、お元気で。
システム
「あるまじろは姿を消した!」