触手になんて負けないっ

月明かりすら差し込む余地のない仄暗い部屋の中央に、魔物の触手に拘束された少女の姿があった。彼女は、この街を魔物や怪人の手から守護してきた魔法少女“ステラリュクス・ルーナ”こと星鈴せいら、その人だった。
しかし今は、制服の上から絡みついた無数の触手に身体を痛めつけられていた。

「くっっ…やめなさいっ…!!」

必死に抵抗しようとするが、ウネウネと身体を這いずる逞しい触手に細く白い四肢は完全に拘束され、口元すら封じられていた。幾つもの触手が変身前の魔法少女の身体を這い回り、肌を撫でまわしていく。それに伴い、嫌悪感、屈辱、そして恐怖の念が、彼女の胸中に高まっていく。

(ダメ…こんな姿、誰かに見られたらっ…!)

果たして、せいらはこの窮地を逃れる事ができるのであろうか……?!