カオスな部屋 2024/03/26 12:41

PoserのV3,V4の着物をG9にコンバートする覚書

貴重なPoserの着物(V3用、V4用など)をDAZ STUDIOのdForceで使えるようにコンバートする方法について覚書として残しておきます。
これは私がやっている方法でもっと良い方法があるかもしれませんがご存じの方は教えてください。

今回はHisayanさんの名作「訪問着」をG9に移植します。他のフィギュアや服でも基本は同じです。
「訪問着」のデータはこちらにあります。
http://poserclub-cab.net/pf/free-staff/others-2/daz/f39/#more-1718

まずDAZ STUDIOにG9 Devとhoumongiをロードします。houmongiはV4用がないのでどれでも良いのですが今回はV3用を使いました。

画像のように大きさが合わないのでX,Y,ZScallや位置合わせでできるだけ合わせます。
G9のほうはTポーズにしてこれをシミュレーションのStart PoseにするのでPose Presetとして保存しておいてください。

ここまで出来たらG9とhoumongiをモデラーに送り、合ってない箇所を修正します。G9に合わせる場合は胸もへこませるべきでしょう。
モデラ-は何でもよいので使い慣れたものを使用してください。
ここでは無料のHexagonを使います。Hexagonはバグが多くて使いづらい点もあるのですが動作が止まってしまっても
気長に待てば動き出すことも多く慣れればDAZ STUDIOとの相性も良いです。
G9とhoumongiをHexagonに送りDAZ STUDIOのhoumongiはもう使わないので削除します。


これはHexagonの画面です。ご自身のモデラーに置き換えて見てください。
頂点移動やスムージング、ディスプレイスメントツールなどで合わせていきます。
穴明き箇所を修正し終わったらhoumongiをDAZ STUDIOに送ります。
ここからはDAZ STUDIOでの作業になります。

G9の左右のUpperArm、ForeArmをセレクトしJoint Editorモードにし
画面の何もないところで右クリック>Edit>Bake Joint Rotations
これによりゼロポーズしてもTポーズのままになります。

これで準備ができたのでいよいよTransfer Utilityを使います。
すべてデフォルトのままにしてください。


次にdForce化するためにDynamic Surfaceをあてて、シミュレーションをしながら
dForceの設定をしていきます。

実際にはBase Feminine Bodyを適用して使うことが多いのでそれ用のモーフもhoumongiに
作る必要があるかもしれません。キャラモーフについても同様です。

帯がありませんね。帯はPoserの場合は別フォルダのFigureにありますのでロードします。


これもhoumongiの要領でG9とhoumongiにも合わせます。
合わせたらTransfer Utilityでフィギュア化します。私は帯はdForce化せずに
使っておりおそらくその方が使いやすいと思います。

使い方(シミュレーション)

1.G9をロードしhoumongiとObiをFit toします。
2.G9に保存してあるTポーズを設定しEdit>Figure>Memorize>Memorize Figure Pose
3.G9にお好みのポーズを設定
4.シミュレーションしてください

何かご質問があればお受けします

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