あの頃出版 2024/01/31 11:34

くノ一少女絵巻 六の巻

~刃の残り香~
忍びは一度刃を交えた者の臭いは忘れないという
姉弟から少女の臭いを感じ取った敵くノ一が迫る中
少女もまた敵の接近を嗅ぎ取り、必死に姉弟を探して駆けていた




それまで任務をやり遂げるという使命感しかなかった少女の心に、
このとき初めて「他者の身を案じる」という感情が芽生えていたのだった
~ つづく ~

最新の記事

月別アーカイブ

限定特典から探す

記事を検索