ひぽひぽ堂 2024/03/06 07:41

艦長ライザ EP5. (声:蜜食 まあち)

それから艦は無事に軍本部のあるコロニーに到着し
任務完了となったライザ
片や青年は(特例として)正式な軍のパイロットとなり訓練を続けていた
そしてそのズバ抜けた操縦技術が認められ
大規模な軍事作戦に参加することになった青年
無事に生きて帰って来れるだろうか…
そんな当たり前のことよりも、青年の心中にはライザがいた
ライザは艦長であり
青年は優秀な能力を持ってはいるが末端の兵士である
この二か月、青年はライザを遠くから数回見かけただけ
言葉はもちろん交わしてはいない
優秀な戦果を挙げて帰還すれば、あの人ともう一度会えるかもしれない…と考えた矢先
青年の元にライザからメールが届いた
"今夜××時、お前の部屋に行く。お前に渡す資料がある"


そして××時…青年の部屋を訪れたライザ
以前と同じように、青年の言葉を待たずに部屋の中に入る。ドアが閉まったことを確認しライザは口を開いた
「長居する気はない。メールの通り、この資料を渡しに来ただけだからな」
片手に持っていた資料を青年に向けるライザ
そ、そうですか…と資料を受け取った青年
やっぱり、そうだよな…青年は何かを期待していた
その表情、かすかな様子の変化にもちろん気づくライザ
「壁際に立て」
「…え…?」
「聞こえなかったか?壁際に立てと言っている」
「上官の命令だぞ」
「は、はい…!」
数歩歩いて壁際に立ちライザの方向を向いた青年
ライザもそちらに向かって歩き、そして勢いよく片手でバンッ!と壁を叩いた。一瞬怯む青年
目と鼻の先まで接近する二人。それは壁ドンの構図だった
そしてライザは表情を変えず、いつもの淡々とした口調で喋った

●お前には…期待している
 無事に生きて帰ってみせろ
 …
 帰ってきた時には… …また"ご褒美"をくれてやる…!

「ご、ご褒美って… どういう意味、でしょうか…」
青年は勇気を振り絞って質問した。平手打ちをくらうのも覚悟の上で
…明確な答えが、言葉が欲しかったから

●フン、生意気になったものだな…

目を細め…バンッ!ともう一度片手で壁を叩く
また一瞬怯む青年
そしてライザは片方の脚の膝を上げて青年の股間に押し当て、グリグリと…
ここにきてライザは表情を変えて喋る。あのサディスティックな表情で、見下すような目つきで…

●"お前の上に跨って、腰を振ってやる"という意味だ…!
 …また激しくアンアン言わせてやる…!
 今度は一滴残らず、キッチリ搾り取ってやる…!
 …ハッッ!! 生きて帰ってこれたら、の話しだがなぁ…

最後に一回強くグリッとやって
ライザは青年から離れ背を向ける
「…では失礼する」それはいつもの淡々とした声だった
ライザが部屋から出ていくのを見届け、一層青年は想いを強くした…

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(有料プランにて音声(41秒)で)
(頭に「●」が付いているセリフ+効果音が視聴&保存可能です))
(声:蜜食 まあち 様)

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