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AIの記事 (2)

ノヴェール 2024/04/03 15:57

AIについて_その2

AIにおける著作権

さて、AI講義の二時限目です(嘘)w
AIによって生成された作品は、著作権法違反に抵触する可能性がある…というのは前回の記事で述べました。
何故でしょうか。
AIが生成する過程で集めたデータの中に、著作権を持ったものがある(可能性がある)から。
とはいえ、元にしたデータが膨大すぎて、本当に問題のあるデータを使用しているかどうかの証明は困難といえます。
これが人間がやった行為であれば、出来上がった作品を見比べて類似点で判断のしようもあるのでしょうが…

※最近ではそれを考慮して、著作権に問題のないデータのみを集めたAIアプリも作られているようです

著作権者の意思

…ん?じゃあ見比べて分からないような代物なら、AI生成作品って問題ないんじゃないか?とも思います。
だって、本当に100%完全オリジナルの作品ってあるのでしょうか?
皆様は子供の頃好きだった漫画やアニメのキャラ・演出、小説やドラマの設定・展開、絵画や絵本の表現・タッチ等…それらの影響を受けて大人になったのではないでしょうか。
そんな大人が生み出すデザインや作風が、今まで見てきた作品の影響は全て排除しています…とは、さすがに言えないんじゃないか、と。
クリエイターの中には公然と、これこれこういう作品・キャラをモデル・モチーフにして作りました…と言っている方もおられます。
それは、著作権法違反に当たらないんですか?
最たるものは二次創作の同人誌等です。
オマージュとして生み出された同人誌の多くは、逐一作者や編集部の許可を得ることなく執筆されています。あまつさえ、堂々と即売会でもネットでも販売されています。
私が編集しているMAD動画など、起訴されればアウトの部類でしょう。
ならば、それはどこまで許容されるのか?
おそらく…ですが、著作権者の意思次第…ではないでしょうか。
著作権者側としては、訴えようと思えば訴えられる。しかし、これは自分の作品を愛するが故の表現だ。ならば許容・黙認します…といったところではないでしょうか?
(※先日最終回を迎えたドラマ「不適切にもほどがある!」でも言われていました。ハラスメントや問題点に対してギスギスし過ぎると良くない。どちらかが適度に寛容になるのが大切だ、と。)

ぶっちゃけ、著作権者側のリスクとリターンもあると思うんですよね。
著作権には抵触しているが、二次創作が元ネタを知らない人の目に入れば結構な宣伝になる。しかも、費用負担ゼロ。訴えるとなると、少なくない時間と労力と金銭が必要になる。なら……放置でよくね?と…(汗
本当にそうかどうかは分かりませんが、結構リアルな考えだと思うんですよ。

じゃあ、著作権側として許せないのは…といえば。
当然のことながら、無断転載です。しかも一部ではなく全部やられてしまえば、確実に売り上げに影響するでしょう!
最近は、海賊版サイトに対する摘発が本格化してきたことからも、著作権者側が本気になっていることがうかがえます。
例えば、私の無料公開している小説が転載された場合は…黙認します。
自分の好きな小説です…として転載されれば快く黙認しますし。
ろくな記載もなく転載されれば、首を捻りながら黙認します。
しかし、自分が書いた小説だ、などと騙って転載されれば…怒り狂うでしょうね。
販売している作品なら、言わずもがなです。

結局、生成AIは?

それらを踏まえて、AI作品はどうなのか?
となると、う~~~ん…結局グレーゾーン…なんですよね。
AI作品にもよりますが、元ネタを意識せず生成された作品にオマージュはないでしょうし、宣伝にもならない。
とはいえ、元ネタが分からない以上、厳密な損失もない。
どうしたものか…というのが現段階ではないかな~、と。
つい先ほど報道番組でも、海上保安庁が発行したパンフレットにAI画像が使われていたため、クレームがついて…違法とは言えないが発行を取りやめたそうです。
なにやら、AIに振り回されていますね(汗

ただし、私もクリエイターの端くれとして、言わせていただければ。
画像生成AIによって、イラストレーターの仕事は減る。
文章生成AIによって、ライターの仕事は減る。
動画生成AIによって、動画クリエイターの仕事は減る。
…これらは確固とした事実ではないでしょうか?

このあたりを掘り下げるとまた長くなるので、このあたりにしておきます。
ですが、技術の進歩によって人間の仕事が奪われてきた(この表現が正しいかは疑問ですが)のは、これまでの人類の歴史が証明しています。
おそらくAIも、その一つなのではないかな…と。

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ノヴェール 2024/04/01 19:21

AIについて_その1

AIとは

AIとは何ぞや…というと、よく分からないのですが(おぃ
私が初めてその名前を耳にしたのは、FCソフト「ドラゴンクエスト」シリーズです。
今度発売される作品(Ⅳだったかな?)ではパーティーメンバーが自分で考えながら戦ってくれる、AI(人工知能)システムが導入されます!と発表されて、正直半信半疑だったものです。
あれから30年以上の月日が経ち、AIは我々の日常において普通に存在するようになりました。

AIの有効利用

AIは非常に優れた技術であり、情報処理や情報収集等、疲れも知らず自己学習しながら柔軟かつ迅速に働いてくれます。
まだまだ問題点は多いものの、20~30年後にはAIが全人類の能力を追い越すという説もあります。(個人的にはもっと早いと思います)
むしろ今は、人間が上手くAIを使いこなせていないんじゃないかな…という部分もありますが、それは今回は置いておきましょう。

それこそ、変な偏見がないだけ、こいつらが法律を作ったり政治を動かしたりした方がマシなんじゃないか?と思うほどです。
ただ……本当にそれをやったら、いやそれをやらなくてもいずれは、ですが…AIが真に賢いのなら、出すべき結論は「地球…引いては宇宙の害悪でしかないホモサピエンスを一刻も早く滅ぼすべき」という解答に至るでしょう。
…いや、私ごときでもそう思いますもん。
正直、自分も含めてエゴが過ぎる地球人は、存在しない方が世界のためでしょう。
所詮、人類が誕生して数千年。
宇宙はおろか地球の歴史から見ても、瞬きのような時間存在しているだけの一生物にすぎないのだから、偉そうに霊長類のトップ顔されて絶滅危惧種の調整とかされてもな~…という感じです。
だからといって、自殺したり人類滅ぼしたいわけじゃないので、近い将来滅亡するでしょ…くらいに考えてます(^^;
ほっといても勝手に人口減らすだろうし、愚かなトップが戦争とかでミスって大量殺戮するか、地球が生態系調整のために発生させた病原菌でパンデミックとか、それこそAIが滅ぼしてくれるかもしれませんね。

自分にとってのAI

さて、AIが描いた絵が賞をとり、AIが論文を書く時代です。
最近では、学生がAIに読書感想文を書かせて問題になっていましたね…
二次元好きとしては、自分が思い描いたキャラをAIに描かせたり、自分の思い描いた物語をAIに紡いでもらおう。という発想に至るのは、必然でしょう。
私も例にもれず、です。
しかし、AIに生成させた小説で挫折したのは前回の記事で述べたとおりでして。
まだまだ上手くいかないのも、現状におけるAI技術の発展途上な部分です。
しかし、我々クリエイターにとっては最も重要な部分があります。
そう!著作権です。
個人で絵や文を生成して楽しむ分には何の問題もないのですが、それをネット等を通じて世間に公開する際には法律が追い付いておらず、非常にグレーゾーンです。
DLsiteでも一時AIのみの作品を販売停止しましたし、Ci-enでも「クリエイター様が編集できる箇所にAI生成コンテンツは投稿できません」とルール付けがされています。
かくいう私も、『エリュシオンの宴-恥辱のプロレスリング-』では表紙・挿絵にAI生成を利用している状態です。
それもあって、Ci-enにクリエイター登録することに逡巡し、時間を要しました。
自分に絵心があればよいのですが…うーん…

ん……ああ、ヘッダーの画像は何なのか…ですか?
Ci-en登録するにあたり、ヘッダー画像が必要なんだけどAIはダメ…となったため、20年くらい前に某サイトに投稿した二次創作の自作絵です。
この絵を知っている人がいたら、かなりマニアックな方でしょうね…(汗

さて、そろそろ長文になりすぎたので。
今日はこのあたりで筆を置きます。
語り出すと、だらだらと長文になるのが私の悪癖でして…(大汗

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