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首輪の記事 (9)

五月雨時雨 2024/05/25 21:30

男は無慈悲な液体に蝕まれながら淫獣へと堕とされる

自分を拘束し閉じ込めた光が一切無い狭い空間に、液体が流し込まれている。その事実に気が付いた男は、死への恐怖と焦りを募らせながら自由を奪われた裸体をなりふり構わずにもがかせていた。
黒革の本体に輪の形をした金属が組み込まれている拘束具によって閉じることを禁じられた口から言葉にならない間抜けな唸りを上げ、床へと金属製の器具で手首を縫い付けられた左右の腕を暴れさせ、黒革で作られた首輪の前部と両手首の間に位置する床を短く繋ぐ鎖と足首を縛っている黒革製のベルトの金具と首輪の後部を繋ぐ長い鎖を甲高く鳴らしながら、男はどうにかして迫り来る液体からの脱出を試みていた。
しかし、今の男は違う。今の男はもう、液体からの逃走を求めてはいない。その理由は、液体の注入が決して呼吸を阻害しない水位で停止したからではない。その液体が有していた真の非道に裸体を苛まれ始めた男はもはや、己の解放を引き寄せる為の行動を取ることすら叶わない程の地獄へと突き落とされてしまっているからだ。

「あぁーっ! あぉっ、はぉぉぉーっ!!」

液体に触れている箇所全てが、異常なまでに感度を増幅させられている。不自然なうつ伏せを強要された裸体が、感度を高められたことによって生まれている望まぬ至福に為す術無くいたぶられている。
ビンと尖った乳首が、身体を少しでも動かす度に液体と床に摩擦される。腹部と床に挟まれている限界まで張り詰めた男根が、男自身の体重が生み出す圧迫やその圧迫を嫌がり無自覚に跳ねた肉体の振動に甘く嬲られる。
それらの淫猥な刺激を液体が触れている箇所全体に流し込まれている男は、駄目だと頭で理解していても裸体の痙攣を抑えられない。液体に波紋を生み壁で反射したその波紋が自身を更に甘く追い詰めると分かっていても、男は裸体の震えや床を掻く手の指の動きをとめられない。
手の平や腹部といった本来快楽からは縁遠い場所も性器へと作り変える無慈悲な淫薬の効果に蝕まれた哀れな男は、堪えきれない絶頂を断続的に迎えさせられながら、その絶頂に伴って訪れた射精が作り出す快楽で、己を次の絶頂へと惨めに上り詰めさせられるしか無いのだ。

「おぉっ! ほごぉぉっ! あぉぉぉーっ!!」

開きっぱなしにさせられた口から獣のような鳴き声を上げ、同じ口から垂れ落ちた唾液や大粒の涙が生成する淫薬の波紋由来の至福に悶絶しながら男が甘い頂点への到達を繰り返す。その頂点付近から下りたくても下りられない状況に閉じ込められた男が、本能が自制を促す理性を無視する形で紡いだ腰振りで己を一層の悦楽へと導きつつ精液を何度も何度も迸らせる。
自分の甘く歪んだ絶叫と無慈悲な薬品が立てる水音、そして淫獄から離れることを不可能にさせている拘束が発する冷たい金属音が虚しく響く暗闇の中で男は助けを欲する意思を忘れ欲に溺れることを拒む正気を粉々に打ち砕かれながら、やがて自ら腰をくねらせて男根を責め乳首を床で捏ね回す痴態を進んで晒す淫獣へと、自分をこの淫蕩な○問に放置した者達の思惑通りに堕ちていくのだった。

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五月雨時雨 2024/05/25 21:06

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五月雨時雨 2024/05/24 19:36

無防備な顔面は淫猥な白濁で汚される

小さな希望に賭けて助けを請う唸りを放つ余裕はおろか、自分を無慈悲な地獄から逃れられないようにさせている拘束と戦う気力さえ残されていない。
そんな限界の状況に追い込まれた男は痛々しく見開いた目から涙を零し、口に栓を施す黒色をした粘着テープ越しにくぐもった呻きを弱々しく零しながら、望まぬ快楽に屈しての絶頂を何度も何度も迎えさせられ続けていた。

「ん、んむ……うぶぅっ」

男の汗を吸ったシャツの下で絶え間無く震えている左右の乳首をクリップのように挟み込んだ薄桃色のローターが、男に甘い至福を注ぐ。ジーンズの内側で尻穴に嵌まり込んだ常に過敏な弱点である前立腺を苛烈に抉る形状をした淫具の振動と、ジーンズのチャックから露出させられた男根を包囲している筒型をした装置の休み無い摩擦と振動が、男を断続的な射精へと追い詰めていく。
乳首と、尻穴と、男根が気持ち良い。その事実を、男はどうやっても覆せない。自由を奪われた今の男に許された唯一の選択肢は、鼻を間抜けに鳴らしながら無様にイきまくる選択肢だけなのだ。

「ふ、うぶっ……むおぉ……っ!!」

一際大きく目を見開き、苦悶に歪んだ悲鳴を不明瞭に発しながら、男が正確な回数も分からなくなった絶頂に肉体をよじらせる。
左右をジーンズ越しに数箇所に分けて縄で括られ後から足された縄によって膝から下を地下室の床に打ち付けられた金具達へと縫い付けられ膝立ちの形から離れられなくされた足を小刻みに跳ねさせ、シャツの上から二の腕を胸部へと結合され胴体の真後ろで交差させられた手首をその状態と位置に固定する縄を着せられた上半身を悶えさせ、駄目押しのようにもたらされた上半身の縄と足首の縄を結ぶ縄を軋ませ黒革製の首輪の前部にある金具と正面の壁の高い位置に取り付けられている金具を結ぶ縄を鳴らしながら、絶頂以外のありとあらゆる行動を禁じられた男が肉体をくねくねと踊らせる。
そんな滑稽なダンスを背後で眺めていた残忍な男は、自分が地下室へと帰還したことにも気付かぬまま淫らな苦しみに苛まれている男に愉悦を剥き出しにした笑みを浮かべながら、左側に回る形で男に接近した。

「んぐっ? む、むふ……!」

涙で霞んだ視界に突然現れた存在に、男が驚きの反応を示す。その反応は存在の正体が自分を捕らえこの絶頂地獄に放置した男であると理解すると同時に、かつて抱いていた憎しみや嫌悪をそっくり反転させたような誇りを捨てた哀願へと変化した。
無論、非道な男はその哀願を汲み取ってなどやらない。自分を探っていた愚かな男を捕獲し弄ぶという行為を心から愉しんでいる男が代わりに取ったのは、男根を嬲る筒とコードやチューブで繋がっている床に設置された装置に格納されていた円筒状の容器で。次の容器が自動で再配置される様を確認した男は内容物が外からでは視認出来ない構造となっている黒い容器を嬉々として抗えぬ男の真上に左手で運び、何の躊躇いも見せずにそれを斜めに傾けてしまった。

「ぶふっ!? ぶ! むぼおぉぉっ!?」

容器に溜まっていた男自身の精液と先走りが、淫猥な筒を通して搾取されていた雄の分泌液が、男の顔面を汚していく。
首輪と壁を結合する縄のせいで無防備な顔面を逃がすことも叶わない男が、己が吐き出した強烈な雄の香りに鼻腔をいたぶられつつその鼻腔を自らの淫液に時折塞がれていく。
自らの匂いに苦しみ、自らの体液で唯一の呼吸孔にされた鼻を遮られる。さも当然のように上乗せされた追撃に悶絶する愉快な男の姿を悠然とした態度で見下ろしながら、支配者の側に君臨した男はまだ半分以上中身が残っている容器の重みを左手で感じつつ右手で自身のジーンズのポケットから取り出した小さなリモコンを操作し、自分の前で痴態を晒すだけの生物に堕ちた男から今以上の痴態を引きずり出す淫具達の駆動の引き上げを冷酷に叩き込んでいた。

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五月雨時雨 2024/05/23 19:38

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五月雨時雨 2024/05/21 21:21

淫猥なペット達は焦らし抜いた穴を主の前で嬲り合う

ご主人様の命令には、何時いかなる時でも絶対に従うべき。すでに骨身に刻まれたその情報を蕩けた思考の中に再掲させながら、青年達は本能に沿って勝手に動こうとする己の裸体を必死で制し続けている。
ご主人様が許可するまで、快楽を追い求めてはいけない。与えられた指示を膨れ上がる自身の欲望に掻き乱されている脳内に改めて言い付けながら、青年達がペットの証である赤と青の首輪のみを身に纏った裸体を主に望まれた姿勢に保ち続けている。
それは、自分ともう一人の尻肉を隙間無く密着させ絶えず押し付け合う四つん這いの姿勢。お互いの尻穴を奥深くまで満たしている両端に男根を模した装飾があしらわれている一本の淫具が抜け落ちないよう維持する姿勢だ。

「は、んは、はぁ……っ」
「あふ、ふぁ、んくぅっ」

ひしゃげる程に押し付け合っている尻肉同士が、自身の持ち主が募らせている発情の熱をもう片方に伝えていく。
二つの尻穴を貫いた淫具を青年達の興奮の緩急に合わせて不規則に圧迫する腸壁が、もう片方から送られた予想の付かない圧迫由来の振動に雌の至福を抱かされつつ、お返しとばかりに自身も淫具を締めて快楽に直結した振動を交換し合っている。
自分達の肉体が無意識に引き寄せるそんな刺激に苛まれている青年達はもう、限界だ。汗に濡れ、股間周りを汗とは違う淫猥な体液でも濡らしている二つの裸体をガクガクと痙攣させている青年達はもはや、仲良く無様に尻肉を振り乱し合い淫具を用いて二つの腸壁を嬲り合う行為に耽っている自分達の様子が朦朧とする頭から離れない状態に陥っている。
今その行為を開始せずにいられているのは、愛しい主への忠誠心が異常なまでに深いからだ。主の為ならば、どんな命令にだって従える。恥や尊厳はおろか、命を捨てても構わないとさえ思える。
傍から見たら狂気とも思える幸せな隷属に己の全てを支配された二人の青年は、尻肉を密着させた四つん這いの格好を取った自分達の真横でソファーに腰掛け鑑賞している主の期待を裏切りたくない一心で痛々しく跳ねる手足で裸体を支え、淫欲に負けようとしている理性を一生懸命に抑え込んでいる。
我慢に我慢を重ね、快感を手に入れないようにと自制を繰り返す。限界まで張り詰め透明な淫蜜をとめどなく垂らしている男根が差ケツ射精への渇望に流されないよう努めながら、尻肉をビクビクと跳ねさせつつ己に甘く苦しい生殺しを課す。
その滑稽で、惨めで、可愛い忍耐を自分だけの特等席で満喫していた主の男は、床に体液の水溜まりが形成されるくらいに頑張った良い子のペット達に対する賞賛を胸の内に滾らせつつ、自分からの慈悲を欲している二匹に待ち望んだ許可を労い混じりに恵んでやった。

「○○、□□、お疲れ様。良く頑張ったね。それじゃあ、ここからはお待ちかねのご褒美だ。思う存分お尻をフリフリしながら、仲良くたくさんイきまくるんだよ?」

許しをもたらされた途端、出口の無い地獄に閉じ込められていた青年達の目が安堵と愉悦に染まった。
そして二匹は主に言い渡された通りの動きを、上下左右に尻肉を踊らせてもう片方の尻肉を捏ねつつ腸壁を淫具でめちゃくちゃに掻き毟り合う悦楽の追求を開始し、焦らしに焦らし抜かれた裸体達をあっという間に途切れの無い絶頂へと追いやった。
命じられてはいないけれど、こうしたらご主人様をもっと愉しませてあげられる。そんな判断の下に、本能を剥き出しにした獣のような喘ぎを放ちながらだ。

「あっ、はひっ、イぎまずぅぅっ! おぢり、ぐにぐに、ぐちゅぐちゅぅっ! まりゃイぐぅぅぅぅーっ!!」
「ありがとう、ごじゃいまずぅっ! ご主人様ぁっ!! いっぱいイぎまじゅ! イぎっ、まぐりまじゅぅぅぅーっ!!」

一切の愛撫を注がれていないはずの男根から精液を断続的に放出し、だらしなく開いた口から唾液と主への感謝を含んだ淫猥な鳴き声を上げながら、ペットとして飼われその事実を悦んで受け入れている二匹の青年は真横から自分達を眺めている主に今以上の痴態を披露したいという願いを湧き上がらせつつ、二つの尻肉と腸内を一心不乱にいたぶり続けていた。

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