Aqua-baiser 2012/12/30 18:32

終わりの日、バージョンアップ版公開

こっ、これは……!?


大変長らくお待たせしました。

終わりの日、バージョンアップ完了です!!


製品版を公開して2ヶ月……
ここまで辿り着くのは、本当に本当に長い道のりでした。ただただ感無量です。

各ダウンロードサイト様には申請済みですので、差し替えが完了次第、お知らせしていきますね。
既にDiGiket.com様DLsite.com様では完了しております。
ぜひとも体験版で生まれ変わった終わりの日をお試しください!


さて、バージョンアップ……と一口に言ってもピンと来られない方も多いかと存じます。
ということで、具体的に変更された部分を記述してみたいと思います。


システム・インターフェースの進化
とにかくもう、すごいです。ガラッと一新されました。
旧バージョンをプレイされた方や、今までのAqua-baiser作品に慣れていらっしゃる方は間違いなく驚かれるでしょう。私自身もびっくりです(笑)。

○スキップの超高速化
○細かいところまで環境設定できるコンフィグ画面
○スクリーンショット付きのセーブ/ロード画面
○クイックセーブ/ロードの実装
○使いやすいオート機能
○200ページ分まで遡れるバックログ

……などなど、とにかくユーザー様のストレスを極力減らせる仕様となっております。
ちなみに各インターフェースの素材の殆どは私が自作しました。ということで、今ひとつスタイリッシュとは言えないのがつらいところですが、センス無いなりに頑張ってみましたので、寛大なお心で見逃してもらえるとありがたいです(笑)。
終わりの日の雰囲気に合うよう、各デザインはできるだけ統一しました。

多彩なEXTRA
旧バージョンは追加シナリオが読めるだけでしたが、バージョンアップを遂げた終わりの日では、
CG鑑賞モード、BGM鑑賞モード、シーン回想モードが追加されました。
これにより、いつでも好きなときにBGMを聴いたり、Hシーンを呼び出したりすることが出来ます。
ちなみに、CG鑑賞中、差分が多すぎて「もういいや……」と思った時は、右クリックですぐに元の画面に戻ることが出来ます。ご安心ください!

ハートマークの挿入
これ! これ大事です! ものすごく大事なことです!!(拳を握りしめながら)
……実は今までずっとハートマーク(外字)を使いたいと思っていたのですが、勉強不足ゆえに叶わずにおりました。そして、せめて近い雰囲気が出せれば……と、♪(音符マーク)で代用していたのです。
でも、「♪」や「☆」だけでは表現の限界があります。やはりハートマークは「気持ちよさそうな感じ」が
段違いですからね!
ということで、テキストのエロさがぐんと増したのではないかなーと思います。

屈辱増加モード
これは、バージョンアップ前に「屈辱増加パッチ」として紹介していた機能です。
以前まではパッチで切り替えることしか出来ず、それゆえにセーブデータが流用できなかったりと不便が多かったのですが、この屈辱増加モードによる演出が、プレイ中いつでも好きなときにON/OFF可能になりました。
体験版でも実装されておりますので、チャレンジ精神漲る方はぜひともお試しになってみてください。
怖いもの見たさでONのままプレイしてみるのも一興かと思います(笑)。
ちなみに作者本人も、なかなかどうして直視に耐えがたい凄まじさだったりします。いろんな意味で。

CGの高画質化
CGがJPEG→PNGになり、より高画質になりました。
もちろん元のpsdデータから作り直したCGですので、劣化は一切ありません。
それに伴い、おまけの高解像度CGもすべてPNG形式になりました。
なお、カットインや非エロCGに関しましては、ゲーム本体のCGモードで鑑賞できるため、おまけフォルダには収録しておりません。ご了承ください。

他にも、使いやすく見やすくなったウィンドウや、窓ボタンなど様々なバージョンアップが施されました。
生まれ変わった終わりの日、ぜひともご堪能くださいませ!


ここで一つ注意点がございます。
データ差し替えに伴い、旧バージョンは今後一切ダウンロード出来なくなります。
旧バージョンが今回のバージョンアップ版(Ver 1.02)に勝っていることなど何一つありませんが、ある意味レアといえばレアですし(笑)、新バージョンと比べてみるのも面白いかもしれませんので、もし取っておきたいと思われる方がいらっしゃいましたら、くれぐれもファイルを上書きしませんようご注意ください。

また、今回はパッチ配布という形態はとりません。バージョンアップができるのは、差し替えたデータを再ダウンロードしていただく方法のみです。ご了承のほどお願い申し上げます。
もしゲスト購入などで再ダウンロードが困難な場合は、お手数ですが、サイトに記載されておりますメールアドレスにご連絡ください。


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さてさて。
ここまでの私の浮かれっぷりを見て、「こいつが一人でシステムを進化させたのか!?」と疑われる方も多いでしょう。
ご安心ください、もちろん私一人の力ではありません(笑)。


ご紹介しますのは、今回のバージョンアップにあたって、スクリプトにご協力いただいたtakada様です。

takada様のサイトはこちらから

NScripterでゲーム制作されていらっしゃる方は、当然ご存知の方が多いでしょう。かくいう私もゲーム制作初心者の頃からずっとtakada様のサイトを拝見し、参考にさせていただいておりました。
実際、過去作のすべてが、takada様のサイトで学んだノウハウを盛り込んでいます。
デフォルト設定のテンプレート。
テキストスピードや揺らしエフェクトについて。
できるだけプレーヤー様にストレスを与えないような環境にするには。
……などなど、影響はとても大きいです。

そんな御方から光栄にもお声がけいただいたのは、終わりの日のCG作業も大詰めの頃、9月半ばの
ことでした。
とてもとても丁寧な体験版のご感想のメールをいただき、私はその時点で舞い上がってしまっていたのですが……そのメールをくださった方がなんと、日頃(一方的に)お世話になっているサイト様の管理人様だったとは!
もう、驚くやら嬉しいやらで、非常に見苦しい醜態を晒してしまいました。

さらにさらに恐れ多いことに、takada様からシステム提供のお申し出をいただき、あまりに身分不相応なご厚意を受けて、嬉しさでどうにかなってしまいそうでした。

初めてゲーム制作に取組んでから3年、ずっとNScripterをいじり続けてきました。
最初はスクリプトなんてさっぱりでしたし、自分に出来るだろうか……という不安もありました。ですが、教本を読みつつ、サイト様を参考にしつつ、初心者なりに少しずつ作り続け、そしてやっとゲームを完成させられた喜びは何物にも代えがたい尊いものでした。

そして、改めて実感したのです。
NScripterを選んでよかったと。これが一番私に「合っている」んだと。
稚拙ながらも少しずつ改良してきた、一から自分で作り上げたこのスクリプトは、自分にとって、とても
愛着があるものなのだと。

その一方で、これまで数々の同人ゲームをプレイしてきて、その洗練されたインターフェースや、使いやすいシステムを心底羨ましく思っていました。
けれど、シスカマに挑戦しては挫折の日々を繰り返していました。
そんな私が選んだ折衷案といえば、せめて最低限プレーヤー様にストレスを与えないように……という
コンセプトの、まさに「最低限」としか言いようがないシンプルなシステムで妥協することでした。これまでAqua-baiserのゲームをプレイしてくださった皆様におかれましては、よくご存知かと思われます。

そんなわけで、私は己のゲームシステムについてとてもコンプレックスがあったのですが……
takada様から卑下することはない、安心してプレーできる丁寧なものだと仰っていただけて、涙が出るほど嬉しく思いました。
こんなにも安堵し、救われたと感じたことはありません。


……なんだか話が脱線してしまいましたが(笑)、そんな御方にシステム協力のお申し出をいただけるなんて本当に夢のようでした。もちろん即お願いします!と返信してしまいました;
そうして、一端は私一人で作った終わりの日をtakada様にプレイしていただき、二人で必要なシステムについて話し合い、終わりの日のバージョンアップに向けて制作を進めていきました。

……とは言うものの、私は足を引っ張るだけで、実際は殆どの作業進行をtakada様にお任せすることになってしまいました;
私担当の作業は遅れるばかりで、結果的に完成が年末まで伸びてしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
これまで、キャラクターボイスやテストプレイなどを他の方にお願いすることはありましたが、ゲーム制作自体は一人で進めてきたので、この度の共同作業はとても貴重な経験となりました。
私の無茶なお願いや、トロい作業にも辛抱強くお付き合いくださり、そして、あの野暮ったかった『終わりの日』をここまで進化させてくださったtakada様には、感謝してもしきれません。
本当にありがとうございます!


いろいろな思いがドバーッと溢れてしまって、グズグズな文章になってしまいましたね;
作品が完成した時、脱力して変なテンションになるのはいつものことですが、今回は私一人の力で成し得たことではないので、余計に舞い上がってしまっているようです。
終わりの日を作ろうと思わなかったら、体験版を公開していなかったら、こんな素敵なご縁はなかったのですね。
創作を続けてきて本当によかったと、心から思います。私は幸せ者です。

では、改めまして。

takada様という素晴らしい御方のお力添えで、生まれ変わった『終わりの日』。
ぜひともご堪能ください!

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