Aqua-baiser 2013/08/20 23:37

天魔シリーズの宗教観(メモ)

頭の中にぼんやりと浮かんでいる設定を、ちょっとまとめたくなってみました。
完全に個人用メモです。多分そう面白いものじゃないと思いますので、悪しからずご了承ください。


天魔シリーズ(アンニュイ天使関連、ミオとその周辺関連など)の宗教観について。

人類が誕生する前か、あるいは人類から進化していったのか……後に「天使」「悪魔」と呼ばれる超高等生物が誕生した。ちなみに、誕生直後は天使と悪魔はひとつの種族だった。
超高等生物は、外見や能力、考え方の違いなどから、自然と二つの派閥に分かれていった。二つの派閥は何かと対立し、やがてそれは武力を用いての争いにまで発展していく。
片方は天使、片方は悪魔と名乗るようになった。
昔の天使と悪魔は本能で原始的にぶつかり合っていたので、人間(エルフやドワーフなど地上に住まう亜種族含む)も普通に巻き込まれていた。そのため、天使と悪魔は信仰というより恐怖の対象だった。(このあたりはアンニュイ天使本編でちょっと説明しています)

天使と悪魔の組織化が進むにつれ、派手な戦闘の応酬は減っていく(バランスや駆け引きが生じるようになったため)。天使は天空に浮かぶ島に移り住み、悪魔は地上の最果ての島に結界を張って根城にする。
この頃になると、天使と悪魔の目撃証言は少なくなる。それと反比例するように、人間の彼らに対する『畏怖』の念が段々と『信仰』にシフトしていく。「滅多に見られない」ということを、「神々しい」「ありがたい」と勝手に思い込んでしまう。
悪魔よりも天使との遭遇の方がレアなことと、白・黒という色のイメージから、「天使こそが神の使いで、悪魔は邪なるもの」という認識が生まれる。これが天使教の誕生。

天使教は長い歴史を紡いでいき、世界で一番の力を持つ宗教に発展する。地域によって信仰度が違っているため、黒髪赤眼という容姿だけで差別迫害するような過激な信徒も少なくない(これに運悪く巻き込まれたのが、ミオと母親のマリエット)。


天使教の傲慢さに反発を覚える人々もいた。特に人間以外の種族、エルフやドワーフ、妖精族などといった亜種族たち。彼らは「自然こそが敬うべき神だ」という信条のもと、「七曜の精霊王」という存在を崇め奉るようになる。「七曜」とは水、火、土、風、木、光、闇の7つの自然属性を指す。これを統べるのが七曜の精霊王だ、という宗教。天使教と比較すると規律などは格段にゆるい、それを精霊教と呼ぶ。
天使教徒(特に過激派)は精霊教を良く思っていない場合が多い。
コーディリア(エインシャントと呼ばれる高等なエルフ族)は、この精霊教の中でもかなりの上層部で、精霊王と同じくらい敬愛されている。

天使教と精霊教が二大勢力だが、実はもう一つの少数勢力がいる。それが悪魔を信仰する「悪魔教」。天使教徒はもちろん、精霊教徒にさえオカルトじみた宗教だと蔑まれている。
悪魔教は天使教とほぼ同じで、悪魔を盲目的に(勝手に)信仰しているだけ。ただ、圧倒的な数の違いから邪教扱いされている。

(天使と悪魔は「なんか人間が馬鹿なことやってるなぁ」くらいにしか思ってません)

天魔戦争が終結すると、それにならうように天使教の勢力は衰えて戒律も緩くなっていく。
ミオが主人公の時代から約50年が経過したのがピーター主人公の時代。この頃になると、天使教というより「天の神」を崇め奉る宗教になっている。黒髪赤眼に対する差別もない。
天使と悪魔の対立がなくなったかわりに、今度は人間(国家)同士の争いが激化するようになった。

だが、悪魔と天使の力が消えたわけではない……




完全自分用メモなので、いつも以上に読みづらい文章で申し訳ないです。

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