Aqua-baiser 2017/01/22 23:46

祖母のこと

今回の記事は私事でしかないのですが、この活動にも影響してくることなので書くことにしました。
しばしお付き合いいただければ幸いです。



先週、母方の祖母が亡くなりました。突然の別れでした。
1~2年ほど前から体調を崩し入退院を繰り返していた祖母ですが、いつも一週間前後で退院し、元気で実家に帰っていたので今回もそうだろうと楽観的に構えていました。
まさか、もう二度と祖母と会えなくなるとは思いもしませんでした。
葬儀なども一通り済み、ようやく落ち着いた今になっても、正直なところ実感がなかったりします。
まだどこかふわふわしています。祖母の冷たい肌にふれて、骨も拾って、それらの感覚はすべて残っているのに。


私は祖母が大好きでした。
祖母に怒られた記憶は殆どありません。仏か菩薩かというような雰囲気で、優しくてあったかで朗らかな人でした。それでいてちょっと天然でおっちょこちょいで。祖母との思い出は笑い話に事欠きません。
私は初孫でも内孫でもありませんが、おそらく孫達の中で一番か二番くらいに祖母にお世話になっています。成人してからは遊びに行く機会が減ってしまいましたが、それこそ物心つく以前からとても可愛がってもらっていました。
いつでも祖母が笑顔で迎えてくれる母の実家は、私にとって第二の我が家のようなものでした。

祖母はいつも私の成長を見守ってくれていました。
私が仕事の都合で初めて一人暮らしをすることになった時も、ずっと心配してくれていました。
もちろん私だけではありません。妹は元より、いとこたち全員に祖母は分け隔て無く接してくれました。だから私たち孫はみんな祖母のことが大好きでした。結婚して子供が生まれてそれぞれ家庭を持って、それでも私達いとこ皆が今でも友達のように仲が良いのは、年が近いからというだけではなく、祖母の人柄と愛情あってのことだと思います。祖母には感謝の思いしかありません。

祖母の訃報をきっかけに久しぶりにいとこ達と会いました。みんな泣いていました。
祖母の死は悲しいというより、ただ寂しい。もう祖母と話せなくなることが、母の実家に祖母がいないという事実が受け入れられないのです。
祖母を思い出すたびに涙が止まらない。胸にぽっかり穴が空いたような気持ちです。

祖母の人生が幸せなものであったことを願ってやみません。
先立たれた愛する祖父と、いま再び一緒にいてくれることを祈っています。


今後の活動についてですが……今は何かを作ろうという気力がわかず、手を動かせない状況です。
でも今の活動を辞めることはまったく考えていません。これからも創作は続けていきます。

ただ既に告知している作品は予定より公開が遅れることになると思います。
恋ノ歌 Preview Bookのダウンロード版は2月上旬(これは確実)に、コーディリアCG集はひょっとしたら4月まで延びることになるかもしれません。
恐れ入りますが、もうしばらくお待ちいただければ幸いです。

久しぶりの更新がこのような記事となり申し訳ございません。
少しずつ、いつもの自分を取り戻していけたらと思います。

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