Aqua-baiser 2022/05/14 19:10

永遠の夏

かつて私は何時間 何日 何年かけて作ったものが一瞬で消費され、一ヶ月も経たず「過去のもの」扱いになってしまうことに、末端ながら物作りに関わる人間として軽い憤りと深い悲しみを覚えておりました。

ただ最近はその考えも少し変わってきて、確かに「過去のもの」になっているんだなぁと実感し、どちらかと言えば前向きな考えで自分の過去作を振り返る機会が増えました。


前置きが長くなったうえに自分でもなにが言いたいのかよくわかりませんが、そんな感じで、改めて「きみを失った夏」に向き合ってみたいと思います。

まだ引っ張るのかよって自分でも思うんですが、公開から6年経って、なんかここらで気持ちの整理をしたいなっていう衝動がわいてきまして。
先日久しぶりに千穂と洋一の絵を描いたのが切っ掛けだったのでしょうか。
あるいはあの作品に心残りがあったのか。
何かに決着をつけたかったのか。
これだけ語っておけばもう必要ないってくらい思う存分吐き出して、ひとまず区切りをつけておきたかったのです。


なお私は一応作者の立場ですが、後出しや弁明などといった意図はなく、あくまでいち読者の目線で再読した際の考察として書いています。あれは既にあの形で完結している作品ですから(とはいえ作者は作者なのでどうしても公式の設定みたいな印象は与えてしまうかもしれませんが……)
かといって「実はこうなんだよ!」とかって押しつけたいわけでもないので、フーンこいつはこんなこと考えてたのか的に軽く流していただければ。

作者が自身の作品を考察するなんて滑稽でしかないし、私一人が勝手に納得して満足するだけで、これを読んでくださった方が置いてけぼりになってしまう可能性は非常に高いです。
益体もない長文だけがダラダラ続きます。
無駄に長いです。本当に。
それでも構わない、暇でしょうがないから読んでやるよって方だけお付き合いいただければ幸いです。


当然のことながらきみを失った夏(略してきみ夏)本編のネタバレしまくりですので、この作品にふれてくださった方のみお読みください。
よろしくお願いいたします。
 

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