月宮魅艶 2019/11/20 08:11

<アダルト小説>若様の性長日記!2(11)

やがて熱い液体が梨奈の中から溢れ出てきて、オレは一気にペニスを引き抜いた。

「ひっ、やああ!」

プシューっと、勢い良く梨奈は潮を噴いた。見る見るベッドに染みができる。

何か…溜まっていたモノを一気に放出した感じだ。

まあ男だって、溜まっていたら出るモンは出るしな。

「あっ、あっ…」

梨奈は大量に潮を噴いたのがショックらしく、開いた口から唾液が滴り落ちている。

「りっ梨奈? 大丈夫?」

オレは慌てて梨奈を引き寄せ、抱き締めた。そして優しく頭を撫でる。

ちょっと刺激が強過ぎたのかもしれない。

多分、セックスで潮を噴いたのがはじめてなんだろう。しかもこんなに大量のを。

匂いが興奮を引き起こすけれど、ぐっと耐えて梨奈を慰める。

「ちょっとショックが強すぎたな。水でも飲むか?」

「うっううん…大丈夫」

梨奈は顔を上げると、その眼はしっかりした意思があったことに、ほっと一息ついた。

「でも若様がまだ…でしょう? その口でした方がイイ?」

…オレって何でこう、アブノーマルに見られるんだろう?

「ううん、できれば下の口の方がいいな」

それでも笑顔で切り返すことができるんだから、嫌な成長をしてしまったな。

「わっ分かったわ」

梨奈は腰を上げ、自分の中に当てがおうとした。

短時間でずいぶん大胆になったものだ。

梨奈はためらうことなくペニスを下の口に飲み込んだ。

「んあっ!」

ずりゅっと一気に入ってしまい、思わずペニスの硬さが増してしまう。

「やぁっ、おっきくなったぁ!」

梨奈はオレの首に両腕を回し、必死にしがみ付いた。

「ゴメン、実はもう限界なんだ。今度はオレが好きに動いてもいい?」

「…うん」

小さく頷く梨奈の頭を撫でると、オレは腰を掴み一気に引き上げた。

「ああっ!」

そして今度は力の限り、下におろす。

「やあっん!」

そのまま欲望の衝動にかられたまま、梨奈を下から何度も突き上げた。

「あっ、やっ、はっ…あああっー!」

ガクガクと梨奈の体が激しく痙攣するも、オレは動きを止めなかった。

梨奈がとてもいとおしく感じていたから…それを知ってほしかった。

何度も奥を小突く。そして一気に引き抜き、また奥を突くと、ぶしゅっと密着している部分から液体が弾けた。

「梨奈、もう限界だ…!」

「あっ、来て…若様のあっついの、アタシの中にっ…!」

梨奈の首筋に顔を埋めた。体臭に頭の中がクラクラする。

けれど下半身だけはしっかり意思を持ってきて、膨らみが最大限に達した時、たまりにたまった熱が一気に梨奈の中で弾け飛んだ。

「あああっー!」

中がドロドロの熱で満たされ、梨奈は眼を見開き、何度も体を振るわせた。

「ううっ…!」

そのせいで膣の中の締め付けがよりいっそうきつくなり、オレは最後の一滴まで文字通り絞り取られた。

…その後、互いに息が整うまで動けなかった。

……言っては何だけど、この締め付けはある意味、名器とも言えなくもないかもしれない。

処女ではないのに、このきつさはクセになるかも。

「梨奈、大丈夫か?」

「えっええ…」

いくらか放心したようだったが、何とか平気みたいだ。

オレはその後、梨奈の中からゆっくりとペニスを抜いた。

ドロドロと流れてきたものをティッシュで拭き、梨奈をお姫様抱っこして、バスルームへ入った。

さすがはウチの会社が作っただけあって、風呂は広くて使いやすかった。

湯船に二人で入りながら、オレは仕事モードに戻った。



「梨奈、コレで分かっただろう? ムリにするものじゃないんだ、セックスは」

「…うん」

オレに背後から抱き締められている梨奈は、どこか複雑な表情をしていた。

きっと本当は心の中で引っ掛かりがあるのを、自覚していたんだろう。

好きでもない相手とのセックスなんて、意味がないことを―。

オレは梨奈の悩みに気付けたからこそ、感じさせることができた。

心の奥深くに触れたからこそ、許されたと言っても良い。

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