【官能小説】ヘンタイ好きシリーズ・女子高校生ミコ(2話)
うぅっ…。
余計なことを口走ってしまった。
「ミコをゲットできるなんて、スゴイわよねぇ」
「ホントホント」
「変なところで感心しないでよ。わっわたしだって女の子なんだから、恋ぐらいします!」
少し拗ねながら言うと、二人はジト目でわたしを見る。
「なっ何?」
「―黒いサラッサラの髪の毛は肩まで伸びていて、白い肌は柔らかくキメが細かい」
スッと手が伸びてきて、友達の一人がわたしの髪と手を掴んだ。
「それに可愛い童顔なのに、体はグラビアアイドル! それなのに性格は素直で純粋ときたもんだ」
「アタシ達が男だったら、絶対にほっとかないわよね」
うんうん、と2人は頷き合う。
たっ確かに髪の毛は肩まで伸びているし、肌は日焼けしにくい体質だから白い。
…それに幼い顔立ちしているし、友達からはからかわれやすい。
でも体がグラビアアイドルって…。
自分の手で軽く体に触れてみる。
胸はFカップあるけど、お腹とかお尻とか…つり合ってしまっている気がする。
「はぁ~。抱き心地の良い体ね」
ぎゅっと抱き締められる。
「ちょっとぉ、抱き枕じゃないんだから」
「抱き枕だったら、欲しいなぁ」
後ろからもぎゅっとされる。
前後にはさまれるも、女の子の体だからそんなにイヤじゃない。
柔らかいし、良い匂いもする。
「んもぅ」
「ふふっ。まあ気が向いたら、紹介してよ彼氏」
「そうそう。ちゃんとご挨拶したいしね」
「うっうん…」
…言えない。
どんなに仲の良い友達でも、言えないのだ。
わたしの彼氏のことは。
いや、正確には親にも言えない。
紹介もできない。
だから将来、結婚の問題が出てきたら、本当にどうしようって思う。
彼とはもう3年の付き合い。
わたしがまだ中学2年の時に知り合って、付き合いはじめた。
すぐにその…初体験も済ませた。
アレから3年…。
彼と付き合い続けるわたしも、問題大アリだと自覚している。
だけど別れられない。
多分彼以外では、満足できない。
そんなわたしだからこそ、彼の彼女でいられるんだろうな。
そんなことを思いながら、わたしは深くため息を吐いた。
今日も学校が終わったらすぐ、彼の所へいくつもりだった。
そう…あの変態の元へ。
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