月宮魅艶 2019/04/18 08:05

【官能小説】ヘンタイ好きシリーズ・女子高校生ミコ(2話)

うぅっ…。

余計なことを口走ってしまった。

「ミコをゲットできるなんて、スゴイわよねぇ」

「ホントホント」

「変なところで感心しないでよ。わっわたしだって女の子なんだから、恋ぐらいします!」

少し拗ねながら言うと、二人はジト目でわたしを見る。

「なっ何?」

「―黒いサラッサラの髪の毛は肩まで伸びていて、白い肌は柔らかくキメが細かい」

スッと手が伸びてきて、友達の一人がわたしの髪と手を掴んだ。

「それに可愛い童顔なのに、体はグラビアアイドル! それなのに性格は素直で純粋ときたもんだ」

「アタシ達が男だったら、絶対にほっとかないわよね」

うんうん、と2人は頷き合う。

たっ確かに髪の毛は肩まで伸びているし、肌は日焼けしにくい体質だから白い。

…それに幼い顔立ちしているし、友達からはからかわれやすい。

でも体がグラビアアイドルって…。

自分の手で軽く体に触れてみる。

胸はFカップあるけど、お腹とかお尻とか…つり合ってしまっている気がする。

「はぁ~。抱き心地の良い体ね」

ぎゅっと抱き締められる。

「ちょっとぉ、抱き枕じゃないんだから」

「抱き枕だったら、欲しいなぁ」

後ろからもぎゅっとされる。

前後にはさまれるも、女の子の体だからそんなにイヤじゃない。

柔らかいし、良い匂いもする。

「んもぅ」

「ふふっ。まあ気が向いたら、紹介してよ彼氏」

「そうそう。ちゃんとご挨拶したいしね」

「うっうん…」

…言えない。

どんなに仲の良い友達でも、言えないのだ。

わたしの彼氏のことは。

いや、正確には親にも言えない。

紹介もできない。

だから将来、結婚の問題が出てきたら、本当にどうしようって思う。

彼とはもう3年の付き合い。

わたしがまだ中学2年の時に知り合って、付き合いはじめた。

すぐにその…初体験も済ませた。

アレから3年…。

彼と付き合い続けるわたしも、問題大アリだと自覚している。

だけど別れられない。

多分彼以外では、満足できない。

そんなわたしだからこそ、彼の彼女でいられるんだろうな。

そんなことを思いながら、わたしは深くため息を吐いた。

今日も学校が終わったらすぐ、彼の所へいくつもりだった。

そう…あの変態の元へ。

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