やさぐれ喫煙所 2022/03/25 21:59

雑務より 作品レビュー①

こんばんは、雑務です。



春ももう目前…と思いきや、寒の戻りで暖かいんだか寒いんだかよーわからん気温に翻弄されながらも3月も終わりに向かっております。皆様本日もお日柄も良く…





…毎回思うんすけど
寝取られサークルの記事なのに時候の挨拶は果たして必要なのか…?





…いや、いる!


だってなんかこう、書き出しとしてしっくりくるもん。



飯屋で割り箸割ってから「いただきます」ってやらないと食った気しないもん。









で。









元々僕がci-enの記事を任せてもらえた理由の一つに「作品レビュー」があります。


珠玉の寝取られ作品をこれでもかと広めていいよ!という大義名分のもと、作品レビューをしていい許可をもらっています。


しかし、いきなり「レビューします!」とやっても雑務自体がやさぐれ喫煙所フォロワーさんに認識されていないのが事実。





ぶっちゃけ「誰だ君は」感がすごい。






なので、1月2月は「こんな奴」という事をやんわり知ってもらい、今回堂々とレビューをさせて頂こうという魂胆でありました。






いい加減
「仕事場で新500円を拾った」とか
「初めてGOSSOを使ってみた」とか
「庭に生えてる柿の木が一切手入れしてないのに毎年豊作で怖い」とか
そういう話を続けていたらいよいよチラ裏じゃないすか。誰も興味ないと思うし




と…いう事で、今月は一本の作品をレビューしていきます!




ひとりぼっちの、灰色仔猫。






今回紹介する作品は、サークル「ふじきの」さんの「ひとりぼっちの、灰色仔猫。」という作品です。作品形式はアドベンチャー、ジャンルは寝取られ純愛おねショタアナルです。**アナルです。**





「ふじきの」さんはシナリオとイラストを同時にこなすサークルさんです。
柔らかなタッチのイラストに合う甘い純愛シナリオ。それがあんなエグいストーリーになってしまうとは…それを踏まえた上でとてもいい作品でした。




そして僕が一番惚れ込んだのがヒロインフルボイスな所。
もう一度言います。この作品はヒロインフルボイスなんです。
めっちゃいい声。



レビューにあたり許可を頂きに伺った所、快く掲載許可を頂けたのでがっつり書けます!



…寝取られ界隈っていい人多いよね…こんなに歪んだジャンルなのに…



レビューの前に










ネタバレ多く含みますので、読み進める際はご注意下さい。
















どんなゲームなん?


物語は、主人公の少年がこの世界に絶望し、その命を絶とうとする所から始まります。



本当に死ぬつもりだったのか、怖気づいて戻るつもりだったのか…そんな彼を引き留めたのは、一人の綺麗なお姉さんでした。



こうして保護された少年はお姉さんの営む喫茶店でコーヒーを頂きます。




そこで彼はお姉さんが自分と同じ学校の出身だった事、やさしく涙を拭いてくれる母性がある事、そしていい匂いだった事を知ります。




家に帰って思春期の男の子が寝る前に思い出すくらいの強烈な母性たまらん。





16歳と26歳という、刺さる人にはたまらない年齢差にグッときますね。きますね?




大体こんな美人なお姉さんが一人で喫茶店を経営してる時点で僕らのような、青春を趣味で食いつぶしてきた人間にとっては最早ファンタジーです。羨ましい…





しかし序盤から僕の心を大きく揺さぶる事件が起きました。







主人公が通う高校の帰り際、一人の生徒が主人公を呼び止めます。
木戸くんという、気弱な生徒です。
どうやら「堂島」という男に自分を呼んで来いと命令されているようでした。






堂島家」とは、この町で強い権力を持っている一族です。
この町では知らないものはいない程の…。




そして主人公は堂島にカツアゲをされかけるのですが、問題はそこじゃあない











立ち絵が、ある。











いかにもガラの悪そうなこの堂島という男に、立ち絵があるのだ。






という事は…候補なのか…?






いやいや待つんだ早合点はよくない立ち絵があったからって何だっていうんだこれは話を円滑に進めるために立ち絵があった方がお話がよりスムーズに入ってくるための演出だと思うし仮にこの堂島に立ち絵がなかったら逆に不自然まであるし町の権力者の一族なんだから立ち絵の一つくらいあってもおかしい事なんて何もないじゃないか(早口)








という事で堂島君に立ち絵があってもなんら不自然じゃない。





しかし






木戸君立ち絵があるのはどういう事だ?


彼は気弱でナヨッとしてて堂島にパシリにされてるくらいの男だ。





別に彼は権力者じゃないし失礼だけどハンサムでもない
立ち絵が必要な理由がないじゃないか。






あるとしたら…


あるとしたら…








お姉さんと主人公


主人公の家庭事情は複雑で両親はおらず、親戚の叔母との二人暮らしでしたが、叔母はほとんど家にいないという理由から、主人公は足しげくお姉さんの喫茶店に足を運びます。




お姉さんは気さくに話しかけてくれます。

お店特製のブレンドコーヒー、手作りのケーキやクッキーも振舞ってくれます。

日が落ちる頃には隣に座ってくれます。

読んでいた小説に興味を持ってくれます。

主人公の弾くピアノに感動してくれます。









好き。









母性+優しさ=聖母という独自の方程式が信憑性を持ち始めた瞬間でした。







現実だったらこの後壺の話が出てきてもおかしくない。


しかし、このお姉さんはそういった邪なものを一切感じさせない。


純粋とも清楚とも取れる仕草の一つ一つがとても魅力的な女性だ。豊満と言ってもいい。






そんなお姉さんの名前がここで判明する。




彼女の名前は新田瞳。彼女を表すに相応しい一点の曇りのない澄んだ名前だ。
実にいい。




しかし、テキスト上では名前が判明した後もずっと一貫して「お姉さん」である。




この作品にはお姉さんをお姉さんたらしめる何かがあるのだ。こだわりだ。





そんなお姉さんの母性を反芻していると、学校で担任の先生に呼び止められた。






の先生である。そして立ち絵がある。









いやいや違うでしょ担任の先生に立ち絵があるって言ってもそれは「この先生に教えてもらってるんだ」っていう今の荒んだ現代社会の教育の風潮に敢えて立ち向かい教師という素晴らしい職業を目の当たりにさせ尊敬しようという熱のこもった思いから教師の立ち絵を採用しているのであって別段おかしい事なんて何もないしなんなら同級生に立ち絵があるのに担任の先生に立ち絵がない事のほうがずっとおかしいじゃないか(早口)




しかし、担任の先生は転校生である自分が学校に馴染めているかを心配してくれたのだ。





今時いないよ、こんな生徒想いの先生…!





立ち絵があるのはいい先生だからだったんだ!なんだ、取り越し苦労だったのか…。






と、思いきや次に待っていたのは「堂島と揉めるな」という釘差し自身への保身の言葉だった。






立ち絵がある理由に暗雲が立ち込めた瞬間だった。






そんな事もあったけど、主人公は毎週お姉さんの喫茶店に通い、コーヒーの代金替わりにピアノを弾くという充実した日々を送るのでした。












お姉さん!お姉さん!!!


そうした日々を過ごしていると、ある日お姉さんは主人公を夕飯に招待してくれます






一人暮らしのお姉さんの家には一匹の灰色の仔猫が。






彼女の名前はモモ。この子はこの作品において重要な水先案内人となります。








豪華な食事に舌鼓を打っていると、窓の外から雨の音が。



週末という事もあり、次の日に学校がない事も重なってお姉さんの口からとんでもない一言が飛び出します










「もしよかったら、泊まっていかない?













お姉さんごめん、僕もう爆発しそう














お姉さんちょっと無防備すぎない!?





相手は思春期真っ盛りの男の子だよ!?

昔っから男は狼ってあれほど言わr

















「あ゜ッ」




















「ンッ」










10歳年上のお姉さんと添い寝(しかもお姉さんのスウェットを借りて




横になったお姉さんの豊満な二つのお姉さんが今にもまろび出そう。









この時点で僕は手慣れた手つきでティッシュを2枚引き抜きました。
本当にありがとうございました。











作者さんのほとばしるこだわり








美人のお姉さんと添い寝…ここまでが第一章です。


第一章はとにかくお姉さん、お姉さんです。

陰のある主人公を包む女神のような包容力、ミルクのような甘い匂い、隠しきれない豊満な体、そしてこのお姉さんに対して「この人以上に合う人は絶対にいない」と確信できる綺麗な声。



第一章はお姉さんの魅力がたっぷり詰まっています。













そして。














この後、お姉さんはえっちな目に合います。

この優しくて聖母のようなお姉さんからは想像できない程信じられないくらいえっちな目に合います。



そんなお姉さんの痴態に興味が沸いた方は是非ともプレイして頂きたい。




多分心臓が2個要る









サークル「ふじきの」さん代表 ふじきさん

ひとりぼっちの、灰色仔猫。

新田瞳こと、お姉さん役 愛枝今日子さん









ここから性癖に関する強いネタバレ

















「ふじきの」さんは「におい」や「香り」、「」に並々ならぬ拘りを持つサークルさんだと思います。フェチと言っても差し支えないかもしれない。





喫茶店内のコーヒーやミルクの香りの表現や、寝ているお姉さんのふとももを触ると同時に匂いを嗅ぐ主人公、お姉さんが実は体毛が濃い目でコンプレックスを抱いているという妙にリアリティとギャップのあるストーリーや、何故か陰毛が異様に濃い事(とある理由で)、体毛の剃り跡の感触をこと細かにテキストに落とし込む等、「女の子の実は大変なエチケット」をリアルに表現しています。





更におねショタにもその拘りの傾向も強く、添い寝で勃起してしまった主人公のቻンቻンをふとももで挟み込み、自身の剃りたてのふとももを触らせた挙句生殺しという小悪魔的所業もやってのけます。思春期の高校生にそんな…すごい…すごいぞ…!




こういった、サークルさん独自の強い「癖」を僕は称賛したい。
ありがとうふじきのさん…!












最後に




今作品でヒロインの声を吹き込んで下さった愛枝今日子さんは2022年2月8日にご逝去なされました。

ひとりぼっちの、灰色仔猫。をプレイして一発でファンになった矢先の事でした。

愛枝今日子さんのご冥福をお祈り致します。

-MP100-

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