雑務より 作品レビュー⑥ 七瀬母娘の情事
こんばんは、雑務です。
秋も深まり冬が目の前に迫ってきている事を肌で実感している雑務です。
寝取られモノが好きになってからだいぶ経ちますが、それによって影響が出たのは
「秋深し 隣は何をする人ぞ」
と
「汝の隣人を愛せよ」
の解釈がだいぶ変わった事です。
気になるよね、隣。特に奥さんが家にいない時とか…。
そいでは、今月のレビューです!
七瀬母娘の情事
今回紹介するのはサークル空上さんの「七瀬母娘の情事/空上 」です。
以前僕のレビューでも取り扱った同サークルさんの作品、危ぶまれる日常のスピンオフ作品となっており、主人公は爆乳ギャルの七瀬さとみちゃん。いわゆる外伝的な作品になっている様です。
スピンオフと銘打ってはありますが、この作品単体でストーリーが完結するので前作をプレイしてない人でもしっかり楽しめる作品に仕上がっています。
そして「七瀬母娘の情事」という題名の通り、今回は母と娘のダブルヒロインです。
平凡な母娘の幸せな生活に魔の手が潜む、その一部始終をこれから御覧頂こう…。
ご注意
ここから思いっきりネタバレがあります。
登場人物
【七瀬さとみ】
本作の主人公。Gカップ。彼氏アリ。
天真爛漫で明るい性格のでかちちギャル。
母子家庭で育ち、母・優子との関係は良好。
幼い頃から隣に住む梶原さんに面倒を見てもらっており、優子が夜勤の日には夕飯をご馳走になる事もしばしば。
優子に気がある梶原さんにゆくゆくは父親になって欲しいと思っており、煮え切らない梶原の背中を押す事も。
常にブラ透け状態なので目の保養に。私はこれで視力が回復しました。
学校外の彼氏がいる事を生活指導の下山に嗅ぎ付けられ、最初はのらりくらりと誤魔化すが…
【七瀬優子】
さとみの母。バストサイズはさとみを凌ぐHカップ。
シャツから悲鳴が聞こえる。
一人娘のさとみを養うシングルマザー。
普段はファミレスで働いており、世話焼きで優しい女性。
さとみの彼氏の件で家庭訪問と称して下山を家に上げてしまう。
とある性癖の持ち主で、それをネタに下山に…
【下山】
さとみの通う学校の生活指導担当の教師。諸悪の根源。
持って生まれたセクハラ体質と女体への渇望から生徒や同僚の女教師に毛嫌いされており、校内でも要注意人物とされている。
その悪質で狡猾な性格で何人も女を食ってきたとかなんとか…。
【梶原さん】
さとみの家の隣に住んでるおじさん。
さとみが小さい頃から面倒を見ており、その関係はもはやほとんど親子。
優子に気があり交際したいと思っているが、誘うタイミングを何度も逃している。
今作のキーパーソンであり、一番可哀そうな人。
【早川くん】
イケメンのサッカー部キャプテン。ファンクラブあり。
チャラ男かと思いきや、女性を重んじる性格で結構いいやつ。
さとみの親友、綾の事が気になっており、デートに誘うも玉砕。
その後、彼氏に因縁をつけられていたさとみを助けたり、下山の企みを未然に防いだりとさとみにとってヒーロー的な存在へ。
そうこうしている内に二人は親密になっていき…
あらすじ
母子家庭ですくすくと育った主人公・七瀬さとみはいつも通りに登校し、親友である綾とその幼馴染・直人の夫婦漫才を鑑賞しながらホームルームの席に着いた。
すると、担任から「クラスメイトの伊藤が退学になった」旨を聞かされる。
さとみの学校には不純異性交遊に厳しい校則がある。
しかもそれが生活指導の下山にバレたとなれば尚更であった。
さとみには彼氏がいるが、この学校の人間ではないので大丈夫…とタカをくくっていたのだが、その余裕は下山の前では何の意味も持たなかった。
後日、彼氏の件で下山に呼び出されたさとみは適当に誤魔化そうとするが、下山の手には母親の下着姿が写った携帯が握られていた。
母親と下山との間に何があったのか?
弱みを握られる形でさとみは下山の言いなりになってしまう…
総評
このゲームはいわゆる「戦闘無しRPG」であり、主人公・さとみちゃんを動かしながら数々のイベントをこなし、栄光のエンディングへと導いていくゲーム
…かと最初は思っていた。
とんでもなかった。鬱度が。
栄光なんてどこにもないし、エンディングなんてシャレた言い方をするよりは「奈落」とか「希望を入れ忘れたパンドラの箱」とか「縁日のくじ引き」とかそういう方がしっくり来る。
ボロクソ言って見たけど寝取られ的にはとっても正しい。
つまるところቻンቻン大満足の良ゲーだったのだ。
全体的にエロシーンの差し込みのバランスが良いのでストーリーの長さに対してダレて来ないし、登場人物のキャラが立ってる(二つの意味で)のでテキストも読みやすい。
何よりエロのこだわりがハッキリしてるので性欲にブレが無い。
一発目のスチルが
これだもの。
でっっっっっっか…
一発目から巨乳で薄着のおばさんのちょっと待て誰だ今おばさんって言った奴は
いいですか、まず年上や子持ちの女性を軽率に「おばさん」などと言ってはいけないのです。スレンダーな女性を「貧乳」だとか、物静かな子を「地味」だとかと言うのと同じなのです。ではなぜ軽率に表現してはいけないのか?それは昨今この「卑下する表現」が逆にプラス要素と化しているからに他ならないのです。これらの表現はあえて「ここぞ」という場面で使用する事によって光り輝く原石という見方が強くなった傾向にあると思うのです。例えば「30代後半の物静かな既婚女性と性行為をした」と言うのと「旦那にナイショで地味なおばさんとシちゃいました」では後者の方がより性欲を掻き立てられませんか?更にこの「卑下する表現」は本人が使うからこそ「そんなことないのに」という心理が働き、庇護欲に似た感情を沸き上がらせる効果があると思うのです。こちらがちっともそんな事思ってないのに「私、地味だけど…」とか「おばさんだけど、いいの…?」とか「あの子よりおっぱい小さくてごめんね…」とか言われたら「そんな事ないよ!!好きだ!!!房江さん!!!」ってなると思うのです。近所の子供とかも普通に「〇〇ちゃんのおばさん!」とか言ってくると思いますが、彼らに悪気はないのです。魅力的な女性を表現する言葉を持っていないだけなのです。おっぱいが小さい事や地味なこと、おばさんである事は今や大きな武器なのです。誇りましょう、貴女の武器を。そして来るべき日に備えて大事に、そして鋭く研ぎましょう。あの日自分を下に見ていた連中に反撃の狼煙を揚げるのです。その魅惑のヒールで奴らを踏みにじり、泣いて喚いても鞭を止めず、包茎と早漏をなじり、謝罪の言葉を聞き流し、エナメルの鈍い光を輝かせ、男のアレを力いっぱい握り潰
話が大きく逸れた。
要するに年上設定のヒロインはいいぞという話です。
僕の性癖が垣間見えただけじゃねーか。誰だ房江さんって。
話を戻す。
前作の記事でも少し触れたが、このサークルさん、着エロに並々ならぬ熱があると見た。
登場人物紹介の立ち絵だけでも相当なアトモスフィアが醸し出されている。
この着エロの熱意を改めて念頭に置いた上で優子さんを見てみよう。
あえて地味なTシャツを着る事でその豊満なおっpp誰だ今地味とか言った奴は
いいですか、まず(略)
ダメだ!立ち絵がエロくて話がちっとも進まん!
話を戻す。
このゲームのキモとなるのが「彼氏、彼女がいたら退学」という青春への嫉妬のようなリスクと下山という男、そして隣に住む梶原さんとサッカー部の早川くんの存在だ。
ゲーム序盤で彼らとの人間関係がわかりやすく描かれており、梶原さんは(残念だが)本当に人のいい隣のおじさんで完全にさとみを娘としてしか扱っておらず、優子への淡い恋心を抱き、優子も実は梶原さんの事も満更ではなさそうであった。
早川くんはファンクラブの女の子に持て囃されてキャーキャー言われているだけかと思いきやサッカーに真摯で努力家である事を知り、さとみが一目置くというシーンや、下山の悪い噂や退学になった筈の高橋さんと一緒に教室から出てくるという不穏な背景も。
さとみが駅前で彼氏と会っていた次の日、下山に呼び出される事に。
生徒指導室とは思えない程のおどろおどろしい教室である。
(何故間男、しかも殊更教職に勤めている奴に限ってヒロインのスクープが撮れるのか?)
しかし七瀬選手これを華麗にスルー!
「写真に写っているのは実の兄」という苦し紛れのセンタリングで窮地をクリア!(その後誰が捕るのか?
会場のサポーターが大いに沸く中、外道のフーリガン下山は黙ってはいなかった。
なんと下山はさとみに兄がいない事を母・優子から直々に聞いていると言うのだ。
さとみは頭をフル回転させ、下山の巧妙なカマかけと判断し、ボロを出さないよう慎重に立ち回ったが次の下山の一手で凍り付く事になる。
あーーーーっ!!加工に慣れてる!!!
僕だって未だに最近のスマホの写真の加工よくわかんないのに下山お前これピンポイントに目線しっかり入れやがって後で簡単なやり方教えて下さい…
そうじゃない。
なんて事だ。あの奥ゆかしい母・優子が下山に、それも下着姿を撮られているとは。
この写真により下山と優子が接触した事実が決定的な物となり、事実上人質を取られた状態にあるさとみは彼氏の存在を認めざるを得なく、退学をエサに下山の条件を呑むしか無くなったのだ…。
こうして下山の言いなりになったさとみはその都度呼び出されセクハラを受けていくのだが、それに気づいた早川くんの助けによってさとみは下山の魔の手から逃れる。
元々早川くんはさとみと下山の動向を察しており、下山を黙らせる絶好の機会を伺っていた。
下山は早川くんの綿密な行動により、さとみを脅し恫喝し性行為に及んでいた内容を録音され立場を逆手に取られ、ぐうの音も出ない状態でさとみを手放す事になり、学校での接触も禁じられた。
同時に健全な男女交際も認めさせる形で学園には平和が訪れた。
そしていつしか早川くんに惹かれていたさとみは早川くんと心を通わせ、正式に恋人同士となるのだが、その様子は是非ゲームをプレイして見守って頂きたい。
くぅ~、疲れました!w
これにて完結
な 訳 な い じ ゃ ん
前作で性的に猛威を振るったあの下山がこんな事でおとなしく舞台から降りる訳はないのだ。
むしろここからがこのゲームの本番、そして見どころなのだから…。
下山の復讐と優子
さとみが早川くんとイチャコラし始めた頃あたりから、下山の復讐劇が始まる。
さとみとの接触を断たれた下山だったが、実は最初にさとみを呼び出した次の日から優子にさとみの退学をチラつかせ肉体関係を迫っていた。
ある時はラブホテルで、ある時は路地裏で、その豊満を貪っていたのだ。
そしてまたある日、路地裏で優子と性的行為に至っていると、塾帰りの学生にその場を目撃されてしまう。
下山はともかく、優子は狼狽していた。
男性との逢引という後ろめたさも勿論あったが、その時優子は下山から渡された冗談みたいな丈の短い学生服を着させられていたのだ。
(こんな芸術的な乳首の見え方ある?)
そんな優子に下山は学生を誘惑するように仕向ける。
ここで下山は優子の尖った性癖に気づく。
なんと優子はゴリッゴリのショタコンだったのだ。
そこに付け込まれた優子はさとみの彼氏、早川くんを襲うよう下山に命令されてしまう…。
更に優子の家で性行為をしている所を梶原に覗かれた事に気づいた下山は、梶原の家に元生徒の高橋を派遣する。
高橋は梶原の部屋に強引に入ると徐に服を脱ぎ、慌てふためく梶原は「半裸の女子高生を連れ込んだおじさん」という見る人が見れば「あーあ」な状態を後から入ってきた下山に激撮され、梶原もまた下山の罠にはまってしまう…。
これで役者が揃った。
と同時に、下山の計画は最終段階に入った。
何もかもブチ壊すための下山の計画が…
その結末は是非本編をプレイしてみてほしい。
あの元気なさとみと奥ゆかしい優子があんな事になるなんて、誰が予想できただろうか……。
最後に
前回に引き続き、快くレビューをさせて頂いた空上さんに改めてお礼申し上げます!
現在は楓ちゃん編を制作中だったり、その前の作品の「離れ木の五日間」のアップデートもされていますので、気になった方は是非是非応援宜しくお願いしますね!
【サークル空上さん】