練習絵:サンダーマスク12話、紹介スケッチ その2
(前回の続き)今、サンダーマスクは魔獣メガトロンと戦っていた。口から炎を吹き付けるメガトロン、ジャンプで逃れたサンダーマスクは前屈みになったメガトロンの頭頂の二本の耳のような角を両手で持って押さえ込もうとする。しかし、前屈みになっていたメガトロンの上体が起き上がると、角を持っていたサンダーマスクの両脚は浮き上がり、そのまま空中高く体が跳ね上げられてしまった。「アアーッ」空中を泳ぐように動いてゆくサンダーマスクの体の高さがだんだん低くなってゆくと、そこには直立したメガトロンの頭頂の二本の角が待ち構えていた。グサッ、「アアーッ」胸を二本の角で刺されてメガトロンの頭上で苦しむサンダーマスク、上下にのたうっていたマスクの頭部が、ついにガクリと下がってしまった……。うなされる命(いのち)光一。夢だった。
「いやな夢だ」そして聞こえる鈴の音に誘われるように外へ出た光一の前に立っていたのは妹のリン。「いや、そんなはずはない。リンはサンダー星にいるはずだ」指でつまんだ鈴を揺らすリン。歩き出す。その後を追う光一。妖しいリンの笑顔。光一の背後に現れたのは高瀬まゆみだった。光一の様子がおかしいのに気づいたまゆみはネグリジェ姿のまま、光一の後を追ってきたのだ。光一を抱き止める、まゆみ。去って行くリン。「どうしたの、まるで夢遊病者だったわ」「分からない」
夢の中で角に刺されるサンダーマスクの動き
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