Megrim 2019/01/19 16:36

【ラブラブ!マイばでぃ】月夜に吠える双丘

●まえがき

LLMBの読み物シリーズ、第四弾です!



今回は、ゲーム内には全く登場しない人物たちに関する物語となっていて、



今までよりも挑戦的であり、エロさもある小説になっております。




こんなキャラを登場させたいなと言う思いをぶつけましたので、一緒にワクワクしてもらいたいですね。








月夜に吠える双丘




「貴様らぁ!昼間の態度は何だぁ!」






一本の松明だけが灯された、石造りの小さな部屋に、甲高い男の声が響いた。



と同時に、肉を痛めつける鞭の音が二度鳴る。






「ひぐっ!」



「あっ!」






鞭の音にかぶせるように、女の悲鳴が二つ。



それは、冷たい石畳に全裸で四つん這いになっている屈強な体つきの女二人が発したものだ。






一人は金色の短髪で、一瞬男かと見間違えるかのような精悍な顔つきをしている。



しかし、艶のある肉付きの良い唇と長い睫毛が、彼女が紛れもなく女であるという事を証明していた。






彼女の名はザード。



魔法を操る剣士達で構成されたアルカナ兵団を代表する優れた剣士である。



その強さはオデイア王国国内に知れ渡っており、彼女に戦いを挑む者など存在しなかった。






もう一人は、肩の上で切りそろえられた艶のある美しい黒髪を持つ女。



彼女はカティーナ。






ザードが魔法よりも剣術を得意とする魔法剣士であるとすれば彼女は逆。



魔法を得意とする魔法剣士であり、魔法の扱いだけならばザードを超えるほどの力を持っている。






本来であれば二人は、アルカナ兵団を率いる団長を支える両翼である。



全裸で四つん這いになり、尻を鞭打たれるような存在ではない。






そうなってしまった原因は、彼女らが口を一文字に結びながら見上げる先で腕を組む小柄の男にあった。












その男の名はゼクス。






アルカナ兵団の一兵卒にすぎない小者である。






ゼクスは、一般的な家庭の出で、身体は小さく、剣術や魔法の才能もないごく普通の男だった。



容姿も特に褒められる部分がない。



ボサボサの黒髪に、妙に印象に残るギョロッとした目つき、太い眉毛。



女の心を惹き付けるような要素は全く無かった。






だが、一つだけ秀でた才能を持っていた。






それは観察眼である。






彼は、その能力によって自分の置かれた状況や周囲の人物を把握、分析し、今まで生き延びてきた。



きっとその頭脳を有効に使えば、もっと地位の高い役職にもつけていたであろう。






だが、彼はそうしなかった。






彼を突き動かしているもの、それは性欲である。






身体は小さかったものの、人並み外れた巨大な性器を持って生まれ、



それが脳であるかのように幼い頃より性欲に突き動かされて行動してきていた。






幼馴染を犯し、家政婦、剣術の師匠と次々と出会った女たちを餌食にし、成長してきたのだ。






そんな男だったため、若くして普通の女では満足できないようになってしまう。



そんな時に耳にしたのが、アルカナ兵団結成のために行われる徴兵の報だった。






魔法都市ネフロで行われた街頭演説。



そこで熱心に演説する団長の横に立つ女兵士が二人。






一人は鎧の膨らみを見逃せば男かと思うような大柄の女。



もう一人は、鋭い目つきでこれから人でも殺しそうな冷たい空気を纏っている。






ゼクスは目を見開いた。






今まで犯してきた女たちとは明らかに違う存在感。



股間にある第二の脳が、この女たちは特別だと認識した。






そして、彼の観察眼は一瞬で見抜いた。



兵団を率いようとしている彼女たちの真の姿を。












彼女たちは、そもそも誰かの上に立つような事を望んではいなかった。



しかし、自分たちの持つ才能と環境に流され、仲間を導くべき立場へ辿り着いてしまい、



本来の自分が求めるモノを心の奥底に仕舞い込んでしまった。






ゼクスにはそれが見えたのだ。






彼女たちが抱えている心の闇が。












彼はすぐに志願し、彼女たちに近づく機会を窺った。






兵団内では、小柄な彼をあざ笑い、虐げようとするならず者上がりのガラの悪い連中が多かったが、



彼は利口に立ち回って仲間を増やし、まずは兵団内での立場を確かなものとした。






そして、機会はやってきた。












まずは、ザードが餌食となった。






剣術指導という名目で二人は立ち会ったが、彼はザードの使う剣に細工をし、



わざと自分に怪我をさせるよう仕向けた。






しかし、本当に怪我をしてしまっては、痛みでその後のお楽しみがお預けになってしまう。



彼は、豚の血で作った血糊袋を鎧に仕込み、出血したように見せた。






そしてすかさず、彼の手下たちが手はず通りに騒ぎ立て、ザードを心理的に追い込む。






兵団を立ち上げたばかりの時期に不祥事はまずいと思ったザードは、顔面を蒼白にしてゼクスに詫びた。



そして、ゼクスは仲間を使って治療したようにみせ、見舞いに来たザードを激しく叱責した。






目下の者からの罵倒に、普通の人間ならば立場上違和感を覚えるどころか怒りすら感じる場面だが、



ゼクスはザードの性癖を見抜いていたので、彼女が反論し始める前に平伏する彼女の尻を蹴り飛ばし、とどめを刺した。






ザードは呆気にとられていたが、ゼクスが核心を突く発言をし、動揺する。






「オレなら、お前の心を解放してやる事ができるだろう。」






ザードは、目を皿のようにしてゼクスを見つめ、ツバをゴクリと飲み込んだ。






「お前がひた隠す淫らな本性、オレならば満足させることができるだろうなぁ。



いつまでも仮面を被ったままの生活を続けるのは辛いぞぉ?」






ゼクスは、飢えた獣に肉を見せびらかすように、自らの下半身を彼女に晒した。






そこには、彼女の想像を超える巨大な肉棒が熱を帯びてそそり立っていた。






ザードは再びツバを飲み込む。






そして、自分が望まない役職に付き、息苦しい毎日を過ごしていることを思い出しながら、



彼の言葉の真意を理解した。












答えはすぐに決まった。






ザードは、ゼクスの股間に飛びつく。



解放された野獣は、久しぶりの餌にむしゃぶりつくように、ゼクスの性器を舐め回す。






ゼクスは、口角を大きく釣り上げながらそれを見下ろしていた。






「どうだ、美味いか?」






「は、はいぃ!美味しいです!」






ザードは間髪入れずに答える。






あまりにも大きい竿のせいで、彼女の口は開きっぱなしになり、ヨダレを大量に溢れさせる。






彼女はすでに心を決めているのか、言葉遣いも主従関係に従ったものになっていた。






「やはりな…お前の性癖、オレにはすぐに分かったぞ。



どうだ、自分を偽らずにいる事は幸せだろう?」






「ありがとうございます!ありがとうございます!」






ザードの感謝の気持ちは、その激しい口淫に表れていた。












彼女が堕ちてから、カティーナを堕とすまでは簡単だった。






ザードを数日かけてしっかりと調教し、そこへカティーナを呼び出した。






首輪と鎖で繋がれた相棒の姿に彼女は最初混乱した。






「なっ!ザード…お前っ!…き、貴様ぁっ!彼女に何をしている!」






カティーナは剣に手をかけたが、ザードの言葉に凍りついた。






「カティーナ、彼が私達のご主人様よ。」






ザードは、怒張した主人の肉棒にむしゃぶりつきながら友を見つめ返した。






その状況から、カティーナは察した。



この男こそ、自分に真の喜びを与えてくれる存在だと。






「剣を置け。そして、その鎧を脱ぐのだ、カティーナ。



お前の全てを解放してやろう。」






カティーナは、素直に裸になった。






そして気づく。



自分を偽らない事の心地良さに。






その後の記憶はあまりなかった。






部屋に差し込んできた朝日で目覚めた時に思い出したのは、ザードの紅潮し呆けた顔と、太い男根、そして絶頂だけ。












こうして、三人の奇妙な関係が始まった。












ゼクスの観察眼は確かだったのだ。



何一つ違えることなく、二人の性癖を刺激し、満足させた。






今まで立場上本性を隠し続けるしかなかった女たちは、こうして自らを解放できる至福の時間を手にしたのだった。












「いいぞ!最高だ!お前たちは、これからずーっとオレ様の肉奴○となるのだ!」






ゼクスは、二人をより自らの性癖に合致させ、飽きが来ないよう改良していった。






まず、ザードの頭部以外の体毛を剃り落とした。



白い肌の屈強な身体が汗を纏って光り輝くその姿は、彼が見てきた女たちの記憶を霞ませた。






カティーナには、逆にその黒い体毛を剃る事を禁じ、



腋毛や陰毛が伸び、鎧からはみ出て他の人間たちに見られてしまうよう仕向けた。



そして、ザードよりも細かったその身体を鍛えさせ、筋肉隆々の身体に変貌させた。






こうして、岩のような身体を持つ女兵士二人は、団長を支える凛々しい顔の裏で、



一兵卒にすぎない男の慰み者と成り果てたのだった。












そんな関係が続いていたある日、ゼクスを激怒させる出来事があった。












表の立場上、どうしても部下への態度を示さなければならない時がある。






ザードとカティーナは、訓練不足を団長に指摘され、兵士たちを集めて叱責した。



兵団で班長となっていたゼクスは、仲間の前で二人に恥をかかされることになってしまう。






ゼクスは怒り心頭で、今後の調教方法の変更を誓ったのだった。












「貴様らの主人は誰だ!」






ゼクスは、力いっぱい二人の尻を鞭打った。






「はひぃ!…ゼ、セクス様でございますっ!」






二人は涙目になりながら声を揃えて叫んだ。






決して痛みで泣いているのではない。



自らの行いを心底後悔し、主人に謝罪する気持ちから泣いていた。






「お前たちに未来を与えたのはこのオレだ!



いいかぁ?ここへオレの班の男どもを呼ぶこともできるんだぞぉ?



そうなったら、お前らは表の顔を失うだろう!」






彼女たちは、ゼクスと違ってそれなりの家の出であった。



名誉を失うわけにはいかないのである。






「しかし、安心しろ。お前たちはオレの理想の女だ。



今後気をつけて行動すれば、捨てはしないさ。」






「ありがとうございます!」






ザードとカティーナは、感謝の気持ちを体現するために、主の股間へすがりつく。






座って股を開いている小さな男の脚の間に、巨躯の女二人が四つん這いで並んでいる。



たちまち熱気が部屋に充満し、冷たい壁や床を熱するようだった。






ザードが竿を分厚い舌で包み込めば、カティーナは睾丸へ舌を這わす。



二人の連携は巧みで、調教の度合いを示していた。






彼は、彼女らのその姿に、本来ならもっと激しい責めを用意していたが、その必要はないようだと感じた。






「二人共、良い顔をしている。」






ゼクスは満足げな顔でニヤけた。






「だが、そんな程度では、お前たちに挿入する事はできんぞ。



さぁて、どちらが先にオレの愛情を受け取る事になるかなぁ?」






ゼクスは二人を競わせる。






二人は、先に挿入してもらいたい一心で、より熱心にゼクスへ奉仕した。












…こうして、また魔法都市ネフロの夜空に、卑猥な声がこだました。












Fin.












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●あとがき

さて、いかがだったでしょうか?

自分の性癖をブチ込んだ内容で、自分としてはイラストや漫画にしてみたいと思いましたね。

今後も、このようにプレイヤーから見えない部分を描いていきたいと思っております。


楽しめた方はぜひご支援お願いいたします!




感想コメントも励みになり、素晴らしいご支援になります。



よろしくお願いいたします。




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