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MARO/グローバルワン 2024/05/17 08:32

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MARO/グローバルワン 2024/05/16 08:07

銀河英雄戦艦アトランテスノヴァ シャレーダーグローバルワン セラフグローバルワン

木星jupiter 太陽系第5惑星

太陽系の中で質量ともに最大の惑星
木星はガス惑星で内部構造は、
中心に高密度の中心核があり、その周りを
液状の金属水素とヘリウム混合体が覆い
その外部を分子状の水素を中心とした層が
取り囲んでいる。

だがこの巨大惑星が最も有名なのは

ガルスグレーサー
衛星ガニメデ木星基地の存在だ

太陽系攻撃隊司令ヘルターナーは
軍事科学兵器専用艦に命じ木星の軌道上に
引力拡大装置を設置した

「如何にハヤテといえども木星の
 超重力に耐える事は出来ますまい」

副司令のグラダーはそう言って総司令に振り返る

「まあ無駄な事はあるまい・・奴には
 あらゆる手段を試して見なければ話にならん」

ハヤテを科学者に分析をさせても分析不能の回答ばかりで、其処で有効な攻撃手段を幾つか提出させれば
実験室でなければ不可能な事ばかり・・

その中で強烈な重力を加えればハヤテが
どうなるか試してみたいと言う意見で
この作戦が立案された

そして地球からハヤテが出撃したと
地球のスパイから報告が入る

「囮にかかったようです」

グラダー副司令の言葉にヘルターナー司令は

「そうか・・グローカーとシューカーの仇を
 討ってやらねばならんな」

そう言って{戦死}した二人の名を敢えて出した

グラダーもこの作戦が
ウルフシューター将軍対策だと
重々承知している

「そうですな・・・木星を奴の墓場にかえて
 二人への手向けと致しましょう」

「攻撃艦隊発進せよ!」

_____________________

★付箋文★

ハヤテがリープ1の速度で地球から
火星に向かっている
「火星まで後23万7880㎞1分後に到着します」

崎隊員、観測班長がそう報告する

「火星に艦隊を集結し地球に進行か
 全く・・嫌な導線が出来あがったもんだ・・」

響のボヤキに誠矢が肩を竦め

「地球に来てからじゃ艦隊に犠牲が出る
 そこで独立遊撃隊ハヤテの出番ってわけさ」

火星のコロニーを破壊せず敵宇宙艦隊のみを
狙うにはこの方法しかない
だが当然敵もハヤテの動きは読んでいる

「敵艦隊・・全艦反転逃走を始めました」

勝艦長は心の中で、やはりなと呟いた

「響絶対に逃がすな!何としてでも
 敵艦隊にダメージを与えるんだ!」

「了解!ハヤテ敵艦隊を追います」

ハヤテは猛スピードで敵艦隊を追撃した

_____________________
★付箋文★

衛星ガニメデ(木星基地)

レーダー主がハヤテの動きを捉えている

「ハヤテ、囮艦隊を追って
 木星に向かっています!」

「そのまま奴を
 超引力拡大装置の重力圏に捕らえるのだ!」


ハヤテは囮艦隊に誘われて木星に
仕掛けられた罠に近づいていく

「敵さん相当焦ってるな!」

「ハヤテに追いかけられたら誰でも慌てるさ」

誠矢はいつでも撃てるように主砲の
トリガーを握りしめていた

ガルスグレーサー
レーダー主

「目標 木星重力圏に入りました」

木星重力効果範囲までは十分な距離があり
通常なら何の問題もない、ハヤテは
囮艦隊に誘われて木星の重力圏に
入ってしまった

そこで木星重力の罠が発動する
「引力拡大装置起動!」

木星の衛星軌道上ぎりぎりのラインを
囮艦隊が通過していく後方を
猛スピードで追うハヤテに
突然木星から強い引力が襲い掛かる

木星の側を通ることから当然引力を
計測していた観測班長の崎景子が見ている
数値がどんどん跳ね上がり

「木星重力が突然大きくなりました
 現在7,59Gです!」

木星の重力の強さは24,79m/s2
 2、53G
それが引力拡大装置を使えば
重力はほんの一瞬だが
300パーセントも上昇する

ガルスグレーサーの科学力は
こんな事象までも可能にするのだ

「宇宙竜巻程度で勝ち誇る貴様など
片腹痛いぞハヤテ!」

副司令官のグラダーは正に溜飲の下がる
思いだった

たかが駆逐艦風情が偉大なる
ガルスグレーサーに刃向かって今まで
のさばって来た事は腹に据えかねていた所

「このまま一気に畳み込み!
あの煩わしいミニチュア艦を
木星の重力に溺れさせてやる!」

「囮艦隊の擬装を解除し罠を発射せよ!」

グラダーの命令が実行され擬装艦の
装甲が爆発とともに剥がれ
装甲の中には巨大クレーンが束ねられており
先端は鍵爪状になっている

「クロー発射!」

擬装艦50隻のクローがハヤテに向かって
飛んでくる、木星重力に動きを阻害された
ハヤテはいつものように素早く回避
する事が出来ない

それを見て取った勝艦長が誠矢に
敵が投擲してくるクローを
全砲門で迎撃するように命じる

「全砲門一斉発射!」

ハヤテの主砲アレキサンドライト
3連3基と副砲3連2基が一斉に火を噴いた

当たれば一瞬で破壊蒸発させるのだが
クローには鎖が付いていて
それが複雑な円を描いてハヤテの
砲撃をかわしてしまう

それも全方位から放射状に
まるで魚の網漁のように
小さいハヤテを取り囲んだのだ

その爪がハヤテの白銀の装甲に突き立てられ
ハヤテは雁字搦めに捕らえられた

「全艦全力噴射!ハヤテを木星に引きずり込め!」

グラダーの命に従い擬装艦隊が
木星向かって降下を始める

「木星の重力に限界まで耐えられる特別製の
 対重力製ロボット艦だ・・貴様の最後だハヤテ!」

超合金製の網に捕らわれたハヤテは
砲撃を継続させ何本か鎖を断ちながらも
50隻の対重力艦に引っ張られ
為す術もなく木星に引きずり込まれていく

「艦長!木星に引きずり込まれます!」

   ぬううっ!

「主砲で鎖ごと敵艦を破壊します!!」

誠矢は勝艦長にそう叫ぶが

「よせ大城!この重力下では暴発するぞ!」

勝艦長の言うとおりだった、この重力ではミサイルも
ハヤテから出た瞬間重力に押しつぶされ圧壊する

木星の恐ろしい重力がハヤテを押し潰そうと
締め付けてくる音が聞こえる
その音には深海で探査船が限界震度を
超えてマリアナ海峡の水底に墜ちると
想像させる恐怖があった

だが春吉は不適な笑みを見せた

「木星重力の我慢比べか・・面白いね」

「艦長私に提案があります」

勝艦長に春吉 科学長が進言する

___________________

★付箋文★8:04 2024/05/16

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シャレーダーD09 シャレーダーD09

シャレーダーD08 シャレーダーD08


シャレーダーD07 シャレーダーD07

シャレーダーD06 シャレーダーD06

シャレーダーD05 シャレーダーD05

シャレーダーD04 シャレーダーD04

シャレーダーD03 シャレーダーD03

シャレーダーD02 シャレーダーD02


ターゲット04

シャレーダーセカンドNO.32アフリカ奪還作戦I シャレーダーセカンドNO.32アフリカ奪還作戦I


シャレーダーセカンドNO.40 シャレーダーセカンドNO.40

シャレーダーセカンドNO.39 シャレーダーセカンドNO.39

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シャレーダーセカンドNO.36 シャレーダーセカンドNO.36


シャレーダーセカンドNO.35 シャレーダーセカンドNO.35

シャレーダーセカンドNO.34 シャレーダーセカンドNO.34

シャレーダーセカンドNO.34

これは大阪に生き残る
200人の運命を賭けた
絶望と希望の脱出劇

それは悪霊と化した妹とする
恐怖の鬼ごっこ
その恐怖の時間を
逃げまわる婦警隊副隊長
泉真紀子、だがこれは
巨乳隊長が考えた作戦だった
その間に 一番の大物
アーモンに罠を仕掛ける
隊長と侍ディーヴァガイ
そして木星は最悪の戦場と
化してしまうのだった。
シャレーダーセカンドNO.33 シャレーダーセカンドNO.33

シャレーダーD01 シャレーダーD01 シャレーダーD01 シャレーダーディストラクション      フェーズ01 シャレーダーディストラクション      フェーズ01

人造悪魔ダークネスに
よって世界は激変した!
そんな最中
大阪に取り残された女達が
最後の希望として頼ったのが
最強最悪の武闘派警官の二人
今、最も危険な獣達が
檻から解き放たれる!

婦警隊の副隊長を務める
泉真紀子 彼女はかって
その俊足を活かして
引っ手繰り屋をしていた
彼女を更生させたのは
婦警隊長 亘理洋子

泉は洋子に変わって囮役を買って出た
恐るべきダークネスの大目玉ボス
サイクロプスの追撃の末
囚われの身となり、触手責めにより
洗脳快楽○問を受けるのだったーーー

と言う訳で突然始まった
シャレーダーディストラクション
全40話と言う長編のため
残り数話の所で長らく止まっていましたが
やっと全話のペン入れも終わり
此から再スタート致します・・・
エロ無しは一般でも発表しますが
18禁モードが読めるのは
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MARO/グローバルワン 2024/05/15 07:44

銀河英雄戦艦アトランテスノヴァ シャレーダーグローバルワン セラフグローバルワン

PART,05 ハヤテ危機一発!

ハヤテ・ウエポンリスト━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 機体名・サンダーシャーク

エンジン数2
武装30㎜2基
  35㎜2基
  AAM及びASM8基
全長19,5m
全幅12,0m  
全高6,5m

__________________
★付箋文★

犬吠岬・地球防衛軍ハヤテ基地
居住区にある

誠矢の部屋に響がやってきた

「誠矢いるか?」

誠矢はドアを開け響を招き入れる
中には既に坂巻と崎景子が訪ねていた

響は早速「真耶ちゃんどうしてる?」と

間髪入れず誠矢に訪ねた

「真耶はこの一週間、春吉さんの指導で
超能力開発テストに専念しているぞ」

誠矢の言葉を聞いた響は複雑な顔になる

自分が焚きつけた様な物なので
真耶と会えない不平不満は言うに言えないのだ
それを見抗し

「真耶がお前に礼を言いたいって
言っていたな」

聖矢の言葉に響は満面の笑みになる

『チョロいなーこいつは』

「ちょっと・・真耶ちゃんが帰って
 来ないか外見に行くよ」

そしてソワソワと出て行く
響の奇行に坂巻と崎の二人は顔を見合わし
誠矢に二人の恋愛進行状況を訪ねる

「二人揃って奥手だからな~
365歩のマーチ状態だ」

「一歩進んで二歩下がる~♪」

坂巻進吾は崎景子とは既に婚約していて
響竜一のアドバイスをしても勝ち組の
自慢話に成りそうなので出来るだけ
控えていた

「そうか・・まだそんな段階か・・」

進吾は弟の幸せを願う兄のような
気持ちなのだが

一方で、真耶の中に誠矢への密かな憧れ・・
みたいな物があるのではないかと感じ
また景子は其処は進吾と意見の相違があり
真耶が誠矢に淡い恋心を抱いていると
女の直感で感じているらしい

進吾は流石に兄妹でそれは考えすぎだと
景子に言ってはみたが

子供の頃から兎に角何より誠矢は顔が良い
それだけでなくスポーツ万能で
頭脳明晰・リーダーシップまであった

放っておくといつの間にかクラスの女子を
独り占め状態になり取り合いの諍いにまで
発展して大変だったのだから王族の血は
伊達ではない

オマケにクラスの男子からまで人望が厚く
人気があるから何処にいてもその場の中心になり
目立つ存在だったのだ

幼い頃からそんな誠矢を見て育ち
今はキャサリンという婚約者をなくし
一人寂しく過ごしている

妹として放っておけないと言う建前と
女子として一番誠矢の身近にいる幸福
これでトキメカナイ乙女はいない

そんな景子の指摘に
そこまで断言されては坂巻も
ひょっとしたらと 考えてしまう・・

王家の血の呪縛で・・血を更に
濃くしようとする強い力が働いている
可能性もあるし希有で済めば良いんだが・・

「それより進吾、お前いつ景子さんと
結婚するんだ?」

考え中の坂巻に誠矢が質問する

「姉さん女房は金の草鞋を履いてでも探せ
 と言うくらいだからな、この幸せ者」

坂巻は少し照れながら

「後3年程経ってからと思うんだ」

景子と坂巻が互いに21になって
退役したタイミングを見計らうらしい

ガルスグレーサーのせいで日本は
3年の徴兵制度が義務化になった
退役後は坂巻は流派の最高指導者になり
景子はその補佐の仕事を任される

夫婦二人三脚で坂巻流を
盛り立てて行くのが夢だという

「そうか・・
それは良い考えかも知れないな
坂巻流も此で益々安泰だ」

親友の幸せを心から願う誠矢

「誠矢もあのまま続けていれば
道場の一つも任せたんだけどな・・」

誠矢がははと笑い

「俺は坂巻流を習っても護身術レベル
 止まりだよ」

「謙遜を言うな・・魔導の才は俺以上なのに」

坂巻はそう言いながら指先に青い光を
流してみせる

それを見た誠矢も坂巻以上の大きな
光を出して見せるが途中で爆発した

「チッ!」

「やはりコントロール出来ないか」

痺れが残り誠矢の手が震えている

「大丈夫か誠矢?」

「扱えない大き過ぎる力は無いのと同じさ」

誠矢の才は武術ではなくもっと別の所にある

「でもこの力が・・生かせる日が来るとはね
ハヤテとの出会いは運命だったようだ」

ハヤテの常識を超えた
戦闘力を引き出すその手段として
誠矢は常人の5倍もの
負荷に耐えている、それが出来るのも
魔導力で肉体的負荷を相殺しているからだ。

「ハヤテブリッジ全員分の魔導力を纏めて
面倒を見るなんて芸当・・王家の血統の
お前以外誰にも出来ないよ」

坂巻の家が大城家を代々護る家系なのは
子供の頃から知っている

「それもお前に鍛えて貰った御陰さ」

時代錯誤な風習だとは思うが
此ほどの男と出会い親友になれたんだ
御先祖様には感謝しないとな。

その時、景子さんが
春吉さんに送られ真耶が帰ってきたと
教えてくれた。

「ただいま誠矢兄さん」

元気そうな真耶の様子に一安心だ

「お帰り」

真耶と春吉さんがリビングの
テーブル席に座るとその後ろを通って
響がそそくさと部屋に戻ってきた。

タイミングの悪い・・
春吉さんが送ってくるとは
思わなかったんだな
誠矢は春吉にホットコーヒーを出すと
真耶のテストについて結果を聞いた

「真耶君の超能力は念力で物を動かす
テレキネシスで30㎝の鋼鉄の板を破ったし」

「瞬間移動は10㎞の距離をテレポートしたよ
・・テレポートはもっと距離を出せるだろう」

響はそれを聞き何か言おうとしたが
良い言葉が咄嗟に思いつかず
結局口ごもってしまった

折角のチャンスなのに・・景子さんが
響を残念そうに見ている

「それならいざという時は
自分だけじゃなく誰かを守る事も
出来そうですね」

兄の模範解答に真耶は腕まくりをし

「兄さんがピンチの時は私が守ってあげるね」

そう言って力こぶを見せる

カ・・カワイイ・・
響はポワ~ンとした顔で真耶を見つめ
真耶と視線が合うと上を向いて誤魔化した

事情を知らない春吉さん以外の3人は
深く長い溜め息をついてしまう。

    春吉「?」

______________________

★付箋文★7:41 2024/05/15

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これは大阪に生き残る
200人の運命を賭けた
絶望と希望の脱出劇

それは悪霊と化した妹とする
恐怖の鬼ごっこ
その恐怖の時間を
逃げまわる婦警隊副隊長
泉真紀子、だがこれは
巨乳隊長が考えた作戦だった
その間に 一番の大物
アーモンに罠を仕掛ける
隊長と侍ディーヴァガイ
そして木星は最悪の戦場と
化してしまうのだった。
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よって世界は激変した!
そんな最中
大阪に取り残された女達が
最後の希望として頼ったのが
最強最悪の武闘派警官の二人
今、最も危険な獣達が
檻から解き放たれる!

婦警隊の副隊長を務める
泉真紀子 彼女はかって
その俊足を活かして
引っ手繰り屋をしていた
彼女を更生させたのは
婦警隊長 亘理洋子

泉は洋子に変わって囮役を買って出た
恐るべきダークネスの大目玉ボス
サイクロプスの追撃の末
囚われの身となり、触手責めにより
洗脳快楽○問を受けるのだったーーー

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MARO/グローバルワン 2024/05/14 06:59

銀河英雄戦艦アトランテスノヴァ シャレーダーグローバルワン セラフグローバルワン

東京湾沖合に10隻の宇宙戦艦が停泊する
表向きは乗員の休養を理由にしているが
本当の目的は違った

宇宙戦艦金剛の会議室で
10名の艦長達が緊急の決起集会を開いていた

「諸君!」

宇宙戦艦金剛の金剛艦長が声を張り上げる
その傍らには今や彼の参謀役でもある副長が
控えていた

「今や誉れ高き地球防衛隊は
小田司令長官一派の私物と化してしまった
此を放置しておくことは宇宙よりの
侵略者共に対抗する上で余りに不利な状況だ」

「まず組織内部の巨悪を処断せねば
我等防衛軍に勝利はない!」

そうだ!そうだ!

宇宙戦艦金剛の乗員達は金剛艦長の言葉を
艦内放送で聞きながら艦長の言葉を
傾聴している、その中の特に
過激な若者達が艦長の言葉に同調していた

金剛の会議室ではこの会議のことを
知らずに参加した艦長達が集っていた

「このような集まりとは聞いていないぞ」

「金剛艦長はどうしてしまったんだ?」

事情を知らされず偽りの会議に出席させられた
艦長達は困惑の色を隠せない

その艦長達の様子に金剛艦長は咳を一つして
今回の事をまずは詫びた

「失礼・・いきなりこんな話を聞かされ
艦長諸君には寝耳に水だったな・・だがだ」

金剛艦長はこうするしか他に方法が
無かったと胸を張った

「諸君等はあの最新鋭鑑の事をどう思う?」

他の艦長は何を当たり前のことを聞くのかと
いぶかんだ・・何ってそれは

「宇宙駆逐艦ハヤテですな」

「最新鋭と言っても戦力としては期待できない」

「あと・・あの勝さんが艦長を務めている」

「まあ・・かの大英雄には相応しくない
待遇ではあるな・・」

その答えこそはまさしく
金剛艦長の求めていた回答である

「その通りだ、だから私も彼に
勝流水の能力を惜しみ小田指令に直訴も
辞さない覚悟だと示した!」

それを聞いて他の艦長達も興味を持つ

「それはそうだな・・
異星人の侵略を受けている
この緊急時に彼を駆逐艦の艦長などで
遊ばせて置くなど愚の骨頂だ」

そういって彼は口を慎んだ

「ああ・・此は別に駆逐艦の艦長職を
決して軽んじている訳ではなく」

金剛艦長もそこはフォーローを入れる

「むろん私も其処の所は誤解されたくない
あくまで適材適所の話をしたいだけだ」

だが結局は言っている意味は同じである

元駆逐艦の艦長だった人物も
この場には居るのだ

「それよりも重大な話がある・・それを勝流水
本人に話しても全く相手にされないと言う
不可解な事実を」

此を聞いた艦長達は俄にザワツいた
確かに不自然に感じたからだ

「それは可笑しい・・この人事は
明らかに不適切なものだ・・
抗議くらい申し出ても罰は当たらなくおもうが」

金剛艦長はさらに畳み掛ける

「これは有る筋から聞いたことなのだが・・
勝流水と小田司令は幼なじみであり
旧知の仲として今も交流があるらしいのだ」

艦長達は互いの顔を見やり

「・・知っていたか?」

「否・・噂程度には」

「だがそれなら益々・・
不当人事の件が解らなくなるな」

何かの懲罰かとも思われていたが
等と意見を交わした

そこで頃合いを見計らった所で金剛艦長は
副長に指示を出し後ろの電子ボードに
ハヤテから提示された軍事物資の資料を写し出す

「見ての通りハヤテの補給物資や
武器弾薬の補充量も常軌を逸している」

「その量は実に金剛の3倍強であるのだ!」

艦長連はさすがに動揺した

「此は確かに・・駆逐艦の物量ではないな・・
一度監査に報告するべきだろう」

「監査には既に報告を入れました」

金剛艦長参謀役の副長が
話に割り込んで来た

このような出しゃばりは艦長連には好まれない
それが解っている金剛艦長は副長の失礼を詫びる

「確かに監査には報告を入れた・・だが・・
問題なしと言う調査結果を聞かされただけだった」

艦長連の一人は

「監査が調査して問題が出なかったと言うことは
ハヤテに問題はないと言う事では?」

「確かにな・・だがそれだと物資が何処に
消えたかが問題になる!」

「此は何処かに保管するだけでも相当な
場所が必要になる筈だ」

「それを発見出来ないのだから監査も
問題無しという結論に成ったんだろう」

艦長達の意見は概ね監査が問題なしと
言うならそれを尊重すると言う流れだ・・

金剛艦長は予想の流れに此処で一石を投じる

「それはそうと・・私は諸君にどうしても
聞いて貰いたい事があるのだ・・」

勿体ぶった言いように少々じれて
言いたいことがあるなら早く言えと催促され
それではと・・おもむろに火星の件を持ち出した

「火星か・・」

艦長達も火星が陥落したのは知っていた
だが・・その時・・司令本部が
自分達に火星の援軍に向かうように
指示を出さなかった事も知っている

金剛艦長は拳を握りしめ声を震わせた

「多くの人々が住む火星コロニー
彼等民間人の多大な労力と100年の
時間を有して・・やっと叶えた
人類第二の故郷」

金剛の艦長は力説する

「それを異星人などに侵略されて
どれほど彼等が無念であったことか
その屈辱と悲しみは筆舌に尽くし難い!」

この言葉に目を閉じ悔しさに
涙ぐむ艦長も居た・・侵略者に対する
怒りが沸々と沸いてくる

それと同時に・・司令部にたいする
じれったさも感じていた

「火星市民が無事に避難できたことが
大きく報道され過ぎ・・問題に成らなかった
事実がある」

金剛の艦長の言葉に熱が籠もる

「敵の襲来時に火星に送った援軍が
たった一席の艦艇であった事が
火星市民の証言で明らかになった」

確か我々への司令部の説明は
地球の防備を固める為に防衛艦隊は
全艦地球防衛任務に当たるように
と言う指示だった筈だな・・

「一隻だけを火星に?」

「其れに一体何の意味がある?」

「その一隻とはどの戦艦が?」

最後の質問に答えるように
金剛艦長はおもむろにその名を出す

「その艦とは・・神風型宇宙駆逐艦ハヤテだ」

それを聞いた艦長達の最初の第一声が
 
「馬鹿な!」 だった

「駆逐艦一隻だけ送って何に成るというのだ!?」

「意味がない!敵は大艦隊なんだぞ!」

それが戦艦乗りなら当たり前の意見だろう
例えどれほどの強い戦艦でも
只の一隻で艦隊を相手に勝てる可能は
限りなく0に近い

まして新鋭艦とはいえハヤテは駆逐艦
・・話にもならないのだ!

「司令部はどうかしている、ハヤテ一隻を
送って何に成るというのか!?」

金剛艦長はここぞとばかりに攻勢に出た
だがそれを聞いて違う疑問を抱いた艦長もいる
宇宙巡洋艦雷光の陣代艦長である

『いや・・待てよ
・・敵ガルスグレーサーは
どうしてハヤテを見逃したのだ?
駆逐艦一隻など艦隊ならそれこそ
一捻りだろうに

第一・・火星市民の脱出を
許した訳が分からない・・

此は何かあるな・・』

そのように雷光の陣代艦長が思っていると
司令部より緊急の召集命令が掛かる

<太陽系防衛隊艦隊全艦に告ぐ!
明後日に火星奪還作戦を発令

繰り返す!明日明後日
火星奪還作戦を発令!>

!? 艦長連は無論のこと金剛艦長も
この放送に絶句した

「火星奪還作戦!?」

「地球の防備を捨てて火星を?
それを司令部が決定したというのか!?」

「おい!どう言うことだ副長!絶対に
それはないと言っていたではないか!?」

金剛艦長は今や参謀でもある副長を
問いただす

「いえ・・こんな筈では・・
確かに根回しは・・出来てて・・」

金剛艦長は怒り心頭である

弱腰の司令部が頼りにならないのを理由に
小田司令の更迭を目論見が・・・此では
話が違う!

腹心の部下であり知恵袋となった
参謀役の副長を苛立ちに満ちた目で睨む金剛艦長

副長は顔を黒い影で半分覆われながら

「情報と違う・・何かの手違いか?」

等とブツブツと呟いている

「何はともあれこうしてはいられなくなった
本日の話は此処までとしていただこう」

艦長達は慌ただしい様子で引き上げ始める
そっれを見て慌てて止めに入る金剛艦長

「待って下くれ!まだ話は・・・」

その言葉に耳を貸す者は居ない
ゾロゾロと会議室を後にして出ていく

宇宙巡洋艦雷光の陣代艦長が
壁に背を預け腕を組みながら

なにやら呟いている副長と
うなだれる金剛艦長を一瞥し
二人を残して最後に出て行った。

___________________
次回
火星奪還作戦に続く

to be continued.





★付箋文★6:56 2024/05/14
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ターゲット04

シャレーダーセカンドNO.32アフリカ奪還作戦I シャレーダーセカンドNO.32アフリカ奪還作戦I


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シャレーダーセカンドNO.35 シャレーダーセカンドNO.35

シャレーダーセカンドNO.34 シャレーダーセカンドNO.34

シャレーダーセカンドNO.34

これは大阪に生き残る
200人の運命を賭けた
絶望と希望の脱出劇

それは悪霊と化した妹とする
恐怖の鬼ごっこ
その恐怖の時間を
逃げまわる婦警隊副隊長
泉真紀子、だがこれは
巨乳隊長が考えた作戦だった
その間に 一番の大物
アーモンに罠を仕掛ける
隊長と侍ディーヴァガイ
そして木星は最悪の戦場と
化してしまうのだった。
シャレーダーセカンドNO.33 シャレーダーセカンドNO.33

シャレーダーD01 シャレーダーD01 シャレーダーD01 シャレーダーディストラクション      フェーズ01 シャレーダーディストラクション      フェーズ01

人造悪魔ダークネスに
よって世界は激変した!
そんな最中
大阪に取り残された女達が
最後の希望として頼ったのが
最強最悪の武闘派警官の二人
今、最も危険な獣達が
檻から解き放たれる!

婦警隊の副隊長を務める
泉真紀子 彼女はかって
その俊足を活かして
引っ手繰り屋をしていた
彼女を更生させたのは
婦警隊長 亘理洋子

泉は洋子に変わって囮役を買って出た
恐るべきダークネスの大目玉ボス
サイクロプスの追撃の末
囚われの身となり、触手責めにより
洗脳快楽○問を受けるのだったーーー

と言う訳で突然始まった
シャレーダーディストラクション
全40話と言う長編のため
残り数話の所で長らく止まっていましたが
やっと全話のペン入れも終わり
此から再スタート致します・・・
エロ無しは一般でも発表しますが
18禁モードが読めるのは
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だけ ですので宜しくネ!ダス





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MARO/グローバルワン 2024/05/13 07:48

銀河英雄戦艦アトランテスノヴァ シャレーダーグローバルワン セラフグローバルワン

夜の訪れと共に・・一人の男が
誠矢達が宿泊する男組のバンガローに
訪ねてきた

「今晩は、御免下さい・・大城戦闘隊長は
いらっしゃるでしょうか?」

野太く無骨な声とこの喋べり方は軍人か?

小原はその声に聞き覚えがあるような気がした
誠矢が出迎えようと腰を上げるのを止めて

「あっ!俺が見てきます、隊長は待ってて下さい」

そう言って席に座って貰う、命を狙われている人だ
用心に越したことは無いだろう、いざとなれば
今度は自分が身を挺して庇うつもりだ

小原は訪ねてきた声の主の顔を
まずは確かめようと
慎重に玄関の戸を開いた

そして相手の顔を見た小原はその人物の顔に
見覚えがある事に気が付く

「あっオマエは!」

顔に目立つ傷のある強面の大男
横浜で揉めた際に小原を殴った
あの宇宙戦艦金剛の将校に間違いない

その強面はばつの悪い感じで
被っていた帽子を脱ぎ
小原正二にまずは詫びた

「自分は戦艦金剛の乗員で鬼瓦と言います
そ・・その節は申し訳有りませんでした
知らないこととはいえ・・小原さんに
あんな失礼な態度と・・」

そこで強面の目に涙が湧き出る

「ぼ・・暴力などを振るい・・謝って済むなど
到底思えませんが・・どうかお許し頂たい」

そう言って深々とお辞儀をする

この前とはまるで別人のような態度に
小原は戸惑い逆に頭を上げるように鬼瓦に
頼むほどだった、いったいこの男に
何があったのか?

そしてそこに大城誠矢がやってきた

「お前等玄関先で何をやっている
近所迷惑だ、鬼瓦さっさと上がれ!」

「畏まりました大城師範代!」

誠矢にそう言われると鬼瓦は満面の笑みになり
いそいそと靴を脱いで玄関を上がる

師範代?何があったんだこの男に?
事情を知らない小原は怪訝な表情になる

その小原の肩をポンと叩き誠矢は

「お前にも事情を話す・・・こいつはもう
事情を知らない赤の他人じゃ無くなったんだ」

鬼瓦は誠矢にそう言われたのを心の底から喜び
誇らしげに肯定した

「そうなんです小原さん自分も
ハヤテ組の末端に加えさせて頂ました」

はあ?

ヤクザじゃ有るまいし・・ハヤテ組って何じゃ!?

小原にしてみれば寝耳に水だが・・

この鬼瓦は誠矢の推挙で防衛軍警察の地獄訓練に
参加しそこで(心身)を鍛えられ、遂には
大城隊長に認められるまで担ったというのだ

「それでハヤテの秘密を教えられたと?」

鬼瓦は顔を赤くして嘆いた

「知らなかったっンス・・
まさかお荷物だと思っていた
ハヤテに地球が護られていたなんて・・

それを防衛軍関係者の殆どが知らないで
いい気になって自分達こそが地球の護り手だと
ほざいている姿は滑稽そのもの・・
自分はそれを知ることが出来て幸せっす」

鬼瓦はそう言って涙を流すっす

「だが・・そのせいでお前も
危険な目に合うかも知れないんだがな」

鬼瓦は「望む所っす」と誠矢に言った
小原は思う、この男も別に悪い人間じゃない
ただ誤解があり衝突したに過ぎないと・・
何も知らないのも不幸だと感じるのだった

そして鬼瓦は勝艦長に
大至急伝えたい情報があると誠矢に言うと

「勝艦長は別棟のバンガローにおられる
一緒に来い鬼瓦!」

「はい師範代!」

____________________

★付箋文★7:45 2024/05/13
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その恐怖の時間を
逃げまわる婦警隊副隊長
泉真紀子、だがこれは
巨乳隊長が考えた作戦だった
その間に 一番の大物
アーモンに罠を仕掛ける
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そんな最中
大阪に取り残された女達が
最後の希望として頼ったのが
最強最悪の武闘派警官の二人
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檻から解き放たれる!

婦警隊の副隊長を務める
泉真紀子 彼女はかって
その俊足を活かして
引っ手繰り屋をしていた
彼女を更生させたのは
婦警隊長 亘理洋子

泉は洋子に変わって囮役を買って出た
恐るべきダークネスの大目玉ボス
サイクロプスの追撃の末
囚われの身となり、触手責めにより
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と言う訳で突然始まった
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