保険に入ろう
備えは大事。
日々を刹那的に生きる私だが、それなりに不安も抱えている。というか不安ばかりだが、その中でも一番大きな不安。それが怪我と病気である。これが起きた時点で人生終了。働けなくなったらお終いである。だから私は人一倍怪我にだけは気を付けてきた。しかし病気はどうしようもない。備えようが無いからね。だからいつかは保険に入りたい、と、ずっと思っていた。
D社の状態が予想以上に良かった。もしかしたらこの冬を無事に生き残れば、私は生き返れるかもしれない。そんな希望が持てるような現状。年を取ったら保険に入るお金も激増するらしいので、今がラストチャンスかな、と思っていたところのこの流れ。入るのは子のタイミングなのだろう、となんとなく思った。
ほけんの窓口は思いのほか近くにあった。家から十分ぐらいの商業施設の中である。商品のピックアップの時にちらっと眼に入ったのだった。行ってみたら即相談に乗ってもらえた。そこで色々なことを教えてもらった。
保険というのはまず全部入ると仮定して見積もりしてから、必要無い物を削っていく。だが、必須の項目というのはだいたい決まってて、金額が増減する項目は三つしかないらしい。それが【入院一時金】、【新三大疾病一時金】、【新がん診断給付金】である。
後者二つは説明を聞いてなんとなく分かるぐらいだった。もっと範囲を広くすると七大疾病一時金というのがあるらしいけど、糖尿病とか肝不全までケアすんのは別にいいかな……と思ったので除外。高そうだし。がん診断が出たら上記の三つの保証がほぼ自動的に全額もらえるらしい。
私が一番重要視しているのは入院一時金だ。一日以上入院したら見舞金が貰える。これはデカい。なんかしら怪我とか病気したらごねて入院すれば貰えるってのはあまりにも大きい。この部分は金額を任意に設定できるらしい。もちろん多くすれば高くなるけど。私としては、何かあった時の為にこの部分の金額は高くしておきたい。と、いうことで20万の見積もり。でも月一万円以下に収まるならもうちょっと上げてもいいかもしれない……。
窓口のおばさんは十年以上のベテランで、余所からの相みつ(相見積もりのこと)を持ってくるお客さんはたくさんいるけどほぼ確実にこの会社のこのプランを選ぶらしい。セールストークかもしれないので同居人にも見せてみたが、これでこの金額は安いしむしろ手厚いぐらいだとの意見ももらったので。たぶん、これでいいんだと思う。入院一時金だけもうちょっと見直ししてもらって、固まったら契約しよう。
スマホのプランを見直しして、家電の契約を解約して。浮いたお金で保険に入る。また一つ生活が前に進んだ気がした。
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