ねここ 2019/09/08 21:51

オル相おフェラ

オル相

「く…くちで…します。」

顔が見たくて正常位で事におよんでる最中の、相澤の最後の砦。
勃起したそれをうめこまれ、腹の中がいっぱいで苦しくて苦しくて、脂汗をにじませながら耐える。
その行為は、所詮セックスというのだが、自分の恋人のソレは規格はずれの大きさで…泣き言をもらすことも少なくなく、お互い快楽を得るようなセックスという行為とは違った。
ただ耐えるだけの相澤にとっての
「口でさせてください。」
は興奮しきっているオールマイトをなだめる最後の言葉だった。
言った瞬間は、シュン…と残念そうにするのだが、実は相澤の口いっぱいに自分のを押し込み、させるフェラチオも実は好きだった。
「じゃあ…」
とずずず…と引き抜いていく。
これは長い排泄のような感覚で、相澤は嫌いなのを知っている。
わざとその感覚が長引くようにゆっくり、ゆっくりと腰を引く。
前立腺にわざと当たるようにして引いていくと、
「くっ、くふっ…うっ……っっ」
と苦しさの中に快感を引きずり出された相澤が下腹をビクビクさせながら声を漏らす。
顔を見られたくない相澤はぎゅっとオールマイトの首に腕を回ししがみつくが、オールマイトとしては耳元で愛する人の喘ぎ声が聞こえ、興奮を煽るものでしかない。
つい、グッ、と彼の弱い所を刺激したくなる。
1度やったことがあるのだが、快感に弱い彼は泣き出してしまった。
まあ、その泣き顔が見たかったりするのだが…なんて自分の欲望と戦いながら彼から自身を引き抜く。
辛い痛みと圧迫感、排泄感からやっと解放される、とオールマイトにしがみついていた腕から力がぬける。
少し顔が離れ、真上から見つめられる。
まだカリの部分が引っかかっており、相澤はそれが気になってハクハク打ち上げられた魚のように呼吸を繰り返している。
「相澤くん、…抜くよ?」
そんな報告いらない。さっさと出て行ってくれ。
なんて言えるはず無く、コクコクと緩く肯く。
まあ、その言葉が自分の体に力を入れ、入り口を開き彼が出て行くのの手助けをする合図になる。
名残惜しそうに、ヌ"ボッと出て行って、はー…、とやっとお互い息を吐ける。
「じゃあ…」
と、寝転がっていた相澤を起こし、体制を一転させる。
実は期待していることを、相澤には気づかせないように…
頭がボンヤリとしている相澤はとくに深く考えずにオールマイトの股間に顔を埋める。
最初こそ彼の立派すぎるブツに咥えるのすらひるんだが、中で受け止めるよりはまだマシだ、と思っていた。
ちゅ、ちゅ、とキスをおとし、竿を手で支えながら舐め、自分の唾液で滑りをよくしながら、含み、先端を舌で刺激する。
相澤くんも上達したものだ…、最初は同性のそれに触れるのすら躊躇していた。そんな彼を舐め方からどこを刺激すると気持ちいいなど指導した。
彼は飲み込みが早かった。
すぐに上達してしまったのは想定外、少し残念でもあった。
(嫌がりながらも拙くも一生懸命に舌を出す相澤くんの表情も好きだったんだけどな…)
そんなことを考えるうちに、イタズラ心に火が付いた。
「ん、ん…、っ…」
と、自分のせいでセックスを中断してしまった、などと後ろめたい相澤は彼に気持ちよくなってもらおうと集中していた。
まあふくみきれるはずもなく、暫くすると顎が痛くなる。
ときどき口から出し、呼吸を整える。
その時もオールマイトへの奉仕は忘れない。両手でしごき、少しでも快楽を与えよう。
その思いだけは回らない頭でもしっかりと意識していた。
オールマイトはフェラのときは、「そこが気持ちいい」「次こうして」
などと声をかけてくれるのだが今日はだんまりで、それが相澤の気にかかっていた。
呼吸を整え、また咥え、チラリ。
オールマイトを見る。
瞬間、
ガシッ。
後頭部を掴まれる。
「?!ん"っっ?!?!」
反射で頭を上げようとするが力でかなうはずもない。
「う゛-!!ん"ん"ん"…っっ!!!」
苦しい、と伝えようと右手でバチバチとオールマイトの左腹を叩く。
「…ごめんね?」
ビクッ
嫌な予感に体が跳ねた。
頭を掴まれている手にゆっくりと力が入る。
「んっ!んう"っっ!う"う"う"-!!」
「…」
オールマイトは何も言わない。
喉の奥まで入ってくるそれに吐き気がこみ上げる。
「え"っ、ごっ…ぅえ"…お"っっっっ!!!」
苦しくて涙がボタボタと落ちるが、手が緩むことなどなく、そこでオールマイトがこの行為に興奮しているのだと気がついた、そして血の気が引いた。
(むり…苦しい…息、できない…)
もごもごと噛まないように、歯が当たらないように、と意識していたがそれもできなくなっていた。
酸欠になるギリギリで、これ以上されたら死ぬ。
噛みつくか…
そんな考えが浮かんだときグイッと髪を引っ張られがぼっと口からソレが外れた。
「げっっっほっ、げほっ、げほ、う゛、え…げええ…ぇ、はっ、はーっっ…」
ゼーゼーと足りなかった酸素を取り戻すように必死に呼吸をする。
この行為に相澤は後ろめたさがあるため嫌だということは無い。
それを分かっているため、涎をながし、ボンヤリと焦点の合わない彼を現実へ呼び戻すよう体を支えなおし、キスをする。
歯並びをなぞり、上顎を舐める。
それにもヒク、ヒクッと反応を示す相澤が愛おしくてしかたがない。
ただ、少し、自分の愛し方は乱暴かもしれない。
彼を泣かせたい。
大声で泣き叫ぶ声を聞きたい。
いつもなら言わない泣き言を言わせたい。
キスを受け入れていた相澤が、ふ、と意識を引き戻した。
ゆるく口の中に入ってきていたオールマイトの舌を噛む。
だらんとしていた手がオールマイトの肩に添えられる。
「もう一回、できるね?」
「…は、い…」
できないなんて言わせない。
のそのそとまた顔を埋め、息も整わないままとにかく言われたことを実行するため咥える。
ジュ、ジュル、オールマイトの先走りと一緒に自分の唾液をすすり、飲み込む。
頭にはまだ手が置かれていたが、力は入っていない。
それどころかなでられているのだが、また押し込まれる、苦しくなる、そんな恐怖は拭えず、緊張を高めるものでしかなかった。
(早くイッてくれ。)
正直その思いで必死になりながら口と舌を動かす。
(顎…痛い…)
また思考がボンヤリする。
「!!!!ん"!!!!!」
上手く力が抜けている、そこを見計らい、撫でていた左手でさりげなく頭を固定し、持ち上がっていた相澤の尻に右手の指を入れた。2本。
一気に意識が浮上するが、頭を持ち上げようとすればするほど、口の中のそれは奥へと侵入するし、後ろの指はクポクポと中を広げる動きをする。
「私をイかせられたら抜いてあげるよ?」
どうしたらいいか分からずにパニックになっていた相澤には彼が無理やり与えた逃げ道でも、それしかないように錯覚する。
「さ、喉締めて?」
吐き気で嘔吐いている自分の唯一の逃げ道。
オールマイトの言ったとおりに喉を締めようとするが、苦しいし、体液が鼻に入ってきて上手くできない。
必死に喉を締めようともがいていると、ヌブッ…後ろに指が1本増やされた。
「?!!!!!?!!!!」
自分で考えることを放棄している相澤には、彼をイかせられたら終わる。それしか考えられない。そして上手くいかなかったら増やされる指。
(早く、早くイッて…早く…!!!)
そんな思いとは裏腹に思うように動かない体。
うろたえ、涙を流しながら必死になって奉仕する相澤の顔が…そそる…。
嘔吐くたびに喉が痙攣し、気持ちがいい。
中指の腹で相澤の良い所を擦る。
大げさなほど体が跳ね、なんとか嫌だと伝えようとオールマイトの脇腹に爪を立てる。
なにをやっても蚊がとまるていどにもならないのだが、相澤が付ける跡なら体につけたいなどと思っているオールマイトにとってはご褒美だ。
機嫌を良くし、彼への攻めを強める。
苦しいのと気持ちが良いのと同時に襲ってくるそれに耐えられない。
息をしようとすると、ぎゅう、と喉が締まる
「は、イク、イクよ?相澤くん」
カクカクとオールマイトの腰が揺れる。
喉を何度も突かれて苦しさが増す。でもやっと終わりがみえた。フェラに集中しようとする。
まあ、そんなことさせないわけで。
「んぶっ!!!」
中の指を器用に広げたり良い場所を探りながら相澤の集中力を削ぐ。
うーうーと呻きながらも口の中を蹂躙するソレに必死に吸いつく。
「は…、出す、よ。」
それを合図に腰の動きが激しくなり、もうフェラではなく、そこが性器であるように扱われる。
脳しんとう寸前。
いつの間にか尻からも指が抜かれ、両手で頭を抱えられ、喉の奥…ドブッビュク、ビュ、口の中でオールマイトが射精した。
言われなくとも、飲み込むように訓練された体は相澤の意思とは関係なく、グ、ゴク、と喉を鳴らす。
が、量の多い精液は口から溢れ、逆流し鼻からも白い液体を垂らす。
口から引き抜くとベタベタになった顔を拭う事もできずにオールマイトへと視線を絡ませる。
「お、おわっ…ゲブ、ゲホッ…っはっ…、終わっ、た…??」
「うん、お疲れさま」
そう言うとホッとしたようにへにゃりと頬を緩ませる。
「ごめんな、さい…、」
いつもは見れないその顔が見たくていつも無理をさせるのだが、彼は受け止められない自分が悪いと思っているので無茶をしてもごめんなさいと言う。
「ううん、いいんだよ」
そう言い抱きしめると、心底安心しオールマイトに体を預ける。
誰がここまで追い詰めたのかなんて考えさせないように。

「今度は頑張ろうね?」
「はいっ…」

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

最新の記事

記事のタグから探す

月別アーカイブ

記事を検索