妄想科学の真骨頂…超光速航法!!
超高速航法
亜高速航法
マイクロブラックホール航法
重力制御によって宇宙を航行する対応の宇宙艦艇が行う航法。
魔素を材料にマイクロブラックホールを発生させて移動方向に固定、そのマイクロブラックホールの引力を使用して、驚異的な加速度と最高速をはじき出す。
光程の速さは出ないが、発生させるマイクロブラックホールの規模によって速さが変わり、限りなく光速に近い速さで移動することが可能。
マイクロブラックホールの蒸発による自然消滅回避に対応する為、常に大量の魔素を供給し続けなければならないので燃費は非常に悪い。
大抵の船は、このマイクロブラックホール航法用の魔素をチャージする為の、充填式魔素カートリッジを積んでいる。
恒星間航行
エノーム帝国での恒星間航行
現在エノーム帝国で主流となっている恒星航行は、光速魔素流航行と、魔法転移門である。
超光速魔素流航行
恒星と恒星の間を三千八百万㎞/sで流れている魔素の流れに乗って航行する技術。
流れに乗ることによってこの速さに限りなく近い速さを得る。
この魔素の流を掴む為に、魔法によって重力場を発生させて光速に近い速さで流れている魔素を捉えている。
※なぜ、魔素が恒星間を流れるときにこれだけの速さで流れるのかは未だに解明されていない。
魔法転移門
主要な恒星系に設置されている魔法機械装置、魔法転移門間で移動する方法。
所謂ワープゲート。
主に離れた領系領へと移動するのに使用される事を想定してある為、全ての恒星系領に設置されている訳ではない。
警察府宙間交通局恒星間交通課により管理されている。
転移魔法
魔法による転移による移動方法。
大量の魔素を消費する為非常に燃費が悪い。
巨大なジェネレーターによって稼働させている魔法転移門や大型の宇宙艦船等、出力が高い魔素抽出炉を積んでいないと、実用性は皆無と言って良い。
転移距離と転移させる対象の大きさによって消費される魔素量は変化する。
因みに主人公アガタは恒星間転移が出来る程の魔素精製量を誇っているが、距離によっては非常に疲れる為、余程急いでいる状況で無い限り、自分の魔素を使用して恒星間転移魔法を使用することはない。
また、一般的には転移魔法は非常に高度な魔法である、現在位置と転移先の関係性の把握と、転移先に存在している物質と現在位置の物質の置換を行っている為である。
だが、転移先に何かしらの物(構造物等)が合った場合、それを切り取ってしまう危険性がある為、帝国では転移先を観測出来ない転移を禁止している。