lostunicorn 2019/06/21 19:10

不条理過ぎる世の中

「もう、こういうのってメールとか郵便で良いと思うんだけどなぁ・・・」
この日しおりは、会長からの指示で書類を隣町の不動産会社へ直接届けに向かっていた。しおりにとって、その事務所へ配達に向かうのは初めてではなく、過去にも何度か今日と同じように会長指示で、さして重要には見えない品々を届けた事があったが、先方にあまり良い感じはもっていなかった。
「ガソリン代も馬鹿にならないし・・あと、、あの会社の社長さん、しつこいしなぁ~・・はぁぁ・・・」
しおりが向かっている不動産会社はお世辞にも規模が大きいとは言えず、社員はいつも2人~3人程度しか見かけたことがなかったが、しおりが出向くタイミングを見計らうように、必ず社長が戻ってきており、パーテーションで仕切られた簡素な応接室で、1対1で会わざる得ない状況にやや辟易していた。必ずしおりを食事に誘うからである。またあからさまに胸元を凝視する態度に、自身のバストサイズを気にしているしおりは、この社長に嫌悪感さえ覚えてしまうのだった。
「まぁ、仕事だし、仕方ないなぁ・・だんないよ、私。よし。頑張ろう!」
1時間弱の運転で目的地に着いたしおりは、わざと忙しなさを装いながら事務所に入り、正面のデスクに居た男性に用向きだけ説明し、書類を置いて直ぐに出て行こうとしたが、しおりの声が聞こえた途端、例の簡素な応接室から社長が顔を覗かせ、しおりを手招きした。しおりは直ぐに戻らなくてはならない旨伝えたが、社長は笑顔のまま無言で手招きを繰り返すだけで、こちらの事情(嘘だけど)は慮るつもりは無いようだ、と判断したしおりは、あきらめていつもの応接室へ向かった。
「いやぁ、悪いねぇしおりちゃん、忙しいところさぁ~。ま、ま、茶でも飲んで。」
「あ、ありがとうございます。。。あの、持ってきた書類のことなら、私にも判らなくて、、預かった時には既に封がしてあったので・・」
「いやいや、それはこっちで判ってるからね。大丈夫だよぉ~。」
「そうですか・・それでは他に・・?」
「うん。持って来てもらったこの書類だけど、しおりちゃんにも読んでもらおうかと思って。」
「え・・??わ、私が、、ですか?」
「そうそう。簡単なことしか書いてないから、ちゃちゃっと終わるよ。終わったらしおりちゃんの感想も聞かせてよ。」
「は、はぁ、、じゃあ、ちょっと拝見します。。。」
封筒の中身はA4の用紙1枚しか入っていなかった。しおりの目に最初に入ったのは、(契約書)という文字と、丑松会長の署名だった。しおりは訳がわからないまま、記載してある文面を読み進んだが、途中から文面の内容が理解できなくなっていた。というより理解することを拒絶しようとしていた、という表現の方が正しかった。
書面から顔を上げたしおりは、困惑と恐れの入り混じった表情で、目の前ににやけ顔で座っている社長に口を開いた。

「あ、あの、、これは一体、、、??」
「あれ?どうもこうもそのまんまだよしおりちゃん。意味わかんなかった?」
「い、いや、、でも、これは、、?」
「う~ん、面倒くさいなぁ~、、こういうのは一発で理解してくれなきゃねぇ、、簡単に言えば、丑松会長が借金の形にしおりちゃんを差し出したって事だよ。ワシらにね。」
「あ、、な、なぜ私が、、?、、ぜ、、全然意味がわかりません、、、」
しおりはソファに座ったまま、両手を胸の前に当て体を強張らせて訊いた。無意識にも身の危険を感じており、今すぐにここから逃げ出さなくてはならないと、頭の中のアラームが鳴り続けていたが、目の前の社長の威圧的な雰囲気にすくんでしまい、立ち上がる事が出来ずにいたのだった。
「わからないか・・。ま、こっから先は本人の同意がないと犯罪なんだけどさぁ~・・間野山の観光協会存続のために一肌脱いでみない?しおりちゃん?」
「え、、と、、何をおっしゃってるか良くわからないので・・私、戻らなくちゃいけないから、もう失礼します。」
しおりは恐怖で強張っていた体にどうにか力を入れソファから立ち上がり、ぎくしゃくしながらも頭を下げ、応接室から出て行こうとしたが、その前に事務所に居た社員が立ち塞がった。
「まだ社長との話終わってないでしょ?このまま帰るのは失礼なんじゃないの?」
びくっとして立ち塞がった社員の顔を見上げたしおりだったが、そこに見えたのは醒めきり蔑んだようにしおりを見下す、社員の眼だった。しおりは勇気を振り絞って「すみません。失礼します。。」と呟き、社員の横をすり抜けようとしたが、社員はそれを許さずしおりの腕を掴み、退路を塞いだ。
その直接的な行動に、しおりの気持ちは恐れから怒りへと瞬時に変化し、掴まれた腕を強引に振りほどくと、「失礼します!!」と声を張り上げ、社員を突き飛ばす勢いで、再度応接室から出て行こうとしたが、今度はしおりの両腕を掴み、そのまま強引に応接室へ引き戻した。しおりは、
「な、何を、、!」
と上ずった声を上げ抵抗したが、今度は背後から伸びてきた別の手が、腕を掴まれ無防備になったしおりの胸を、ブラウスの上から弄りはじめた。いつの間にか社長がしおりの背後に居たのだった。
「きゃあああっ!!、、ちょ、ちょっと、どこ触ってるんですかっ!!、、やめて下さい!」
しおりは渾身の力で抵抗を試みたが、両腕を掴んでいる社員を振りほどくことが出来ず、背後の社長は惚けた表情でしおりの豊満な胸を弄り続けた。

「おうおう、、やっぱしおりちゃんのおっぱいは想像通り凄いねぇ、、やっと揉み揉みできたよぉ、、」
「い、、いや、、や、、めて、、!け、警察呼びますよっ!」
「へへへ、、いやこれじゃ呼べないでしょ?」
「・・きゃああああああっ!!!誰かっ!誰か助けてぇっ!!!」
「うるさいなぁ、、急に大声出さないでよぉ、しおりちゃん。あのさぁ、当然この事務所、今は俺らしかないからね、、窓も全部しめきっているし、鍵もかけちゃったんだよね、、結構防音も優秀だから、騒いでも外へは聞こえないよ、、、」
「いやあああああっ!は、、離してくださいっ!離してぇっ!!!」
社長は胸を弄っていた手をしおりのブラウスのボタンへ移し、抵抗する体を押さえながらそれを一つずつ外し、下着が露になったところで社員にもっとしっかり押さえているよう指示を出した後、しおりの背中へ手を入れ、ブラのホックも外した。
カップの押さえが効かなくなったしおりの乳房は、ブラでその膨らみを抑え込んであったらしく、水風船のような豊満な肉塊を男たちの眼前へ弾けさせた。社長はすかさずしおりの両乳房を、生肉の柔らかな感触に恍惚とした表情を浮かべ、背後から節操無く乱暴に揉みしだいたのだった。
「おほほぉっ!たまらんよしおりちゃん・・このおっぱい、、ああ、、いい、、いいよ、しおりちゃん、、」
「ああぁぁっっ!、、いやあっ!、、やめてぇっ!!、いやだ、、」
「しゃ、社長、、お、俺も我慢できないっすよ、、こいつのおっぱい、片方貰っていいすか、、?」
「はぁはぁはぁ、、おう、好きにしろ、、ほれ、、」
社長は乳房を舐っていた右手を離ししおりの腰へ回した。そして社員は間髪入れずにしおりの乳房に吸い付き、貪るように桜色の乳首を舐め始めたのだった。
「はぁはぁ、、うめぇ、、、うめぇ、、この女、、最高だ、、はぁはぁ、、ほら、ここか?、、感じろ、、感じろ、、、へへへ」
「ああっ!?、、いやだ、、やめ、、て、、そんな、、、いや、、いやぁ、、、」
前後から二人の男に自分の両乳首を嬲られ、時折就寝前に楽しんでいた自慰の感覚とは全く異なる刺激にしおりは戸惑いつつ、獣のような男たちに徐々に汚されていく様に抵抗できない悔しさに涙し懇願するしか出来なかった。

やがて社員に両腕を床に押し付けられ、身動きが取れない状態のしおりの両足を、社長の脂肪を蓄えた体で同様に押さえ込みながら、社長はしおりの反応を楽しむようにこうなった経緯を説明した。
それによると、間野山観光協会の財政は丑松会長の無駄な支出によって、年度末を迎える前に毎年破綻状態となっており、統括している役場の部署へは、報告なしの支出がある事は説明がつかず、結果その度に会長と懇意にしているこの不動産会社へ借金の依頼が入っていた、というものだった。しおり達の給料の一部もそこから支払われていたことになる。
会長としては協会が管理するチュパカブラ王国の売上増を目論んでの借金だったそうだが、現状売上は下がる一方で、借金返済の目処が立たない状態を憂慮した不動産会社が、つながりのある暴力団へこの件を相談したところ、しおりに目を付け今回の返済計画が成立したというものだった。しおりは数ヶ月前から、暴力団関係者によって値踏みされていたという事になる。女と借金返済、という組み合わせになれば、自然とアダルトビデオを製作し販売、配信、もしくはどこかの風俗店に沈めるか、海外へ出稼ぎに行ってもらうか、という話になり、今回は額の大きさもあり、順を追って全てを実施してもらう事になったらしい。不動産会社だけだったら、せいぜい夜の相手をさせられる程度で済んだ話が、暴力団へ相談した事によって、分け前の発生から、しおりの価値を高く評価した更なるシノギの機会へと話が大きくなり、今ではすっかり暴力団主導での話しになってしまった、というものだった。
「こうなってしまっては、我々ももう止められないが借金を回収しないとこっちも潰れしまうから仕方が無いんだよ。あんたんところの会長も承諾したしね。。可愛そうだと思うけど、しばらく頑張ってね。」
と笑顔で説明する社長に吐き気を催したしおりだったが、「もうこんな機会ないからね。今日は最後まで犯らせてね。乱暴しないからさぁ。」という社長の言葉に我に返り、再び抵抗を試みたが大の男二人に押さえつけられている今、しおりに出来る事は何もなかった。。。
「よしよし、じゃこっちの足だけ上げようか?、、ほらっ!もう抵抗しても無駄って言ってるじゃん?、、、よ、、っと、、おぉ、、しおりちゃんのパンツ拝める日が来るなんでなぁ、、可愛いパンツ穿いてるねぇ、、、どれどれ、、、」
社長は捲り上げたスカートの奥に手を伸ばすと、下着の上から尻を撫で回し、性器の形を確かめるように、指を使ってしおりの股間を何度もなぞっていった。
「いやぁ、、そんな、、触らないで、、、やめて、、く、、ださい、、」
「いやいや、もうワシは限界だ。みろ。こんなに硬くなるのは久々なんだよ、しおりちゃん。。先っぽから我慢汁も出てるしね、、」
「いや、、」
「しおりちゃんはまだ濡れてないかなぁ、、?でも試しちゃおうかなぁ?」
社長は自身の下半身をしおりの股間に密着させ、ドット柄の下着をずらし露出したしおりの性器に勃起した男根を擦りつけはじめた。亀頭の先端からみるみる内に大量の粘液が滴り、社長はその粘液をしおりの性器へ丹念に塗りこんでいった。
「あ、、ああ、、やめて、、お願い、、、」
「いいじゃん、しおりちゃん、、どうせ、これからここに、嫌ってほど突っ込まれるんだからさぁ~、、うう、、じゃ、ちょっと挿入れてみるよ、、、ワシのチンポはもうヌルヌルだから、、先っぽは直ぐに挿入る、、お、、おお、、」
“ず、、ず、ぷ、、、ずぷぷ、、ずぷぷぷ、、、、”
「い、、?!、、いやあっ!、、それは、、いや、、だよ、、やだぁ、、、」

「く、、くう、、おお、挿入った、根元までしっかり挿入ったよしおりちゃん、、こんな若い娘とは久々だからね、、やっぱり締め付けが違うわ、、んじゃ始めるよぉ、、」
“ずちゅ、ずちゅ、、じゅぷ、、にゅぷ、、ずちゅ、、じゅぶ、、にゅぷ、、”
「うう、、いや、、抜いて、、抜いてください、、、やめ、、て、、やめ、、、あぁ、、」
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、、、こりゃ、きもち、、いいわ、、、ちょっと、、ご無沙汰、、だった、、から、、も、、もう、、射精ち、、まう、、かも、、」
「はぁ、はぁ、はぁ、、、、あ、、も、、もう駄目、、我慢できねぇ、、、あ、、ああ、、射精る、、射精るぞぉ、しおりちゃん、、、膣内に、、膣内に射精しちゃうからね、、」
「い、、、!?、、いやあっっ!!!膣内には、、膣内には射精さないでっ!、、お願い、、お願いします、、、射精ないでぇ、、、、、」
“びゅ、、びゅる、、びゅるるる、、、びゅく、、びゅびゅ、、びゅる、、”
「あ、、うぅ、、、う、、、で、、射精、、た、、射精てる、、今、しおりちゃんの膣内で、ワシの子種が、、泳ぎまわっているぞ、、、フ、、フヘヘ、、、」
「う、、うう、、、酷い、、、いやぁ、、、うう、、、、」
「しゃ、社長、もう奴等が来ちゃいますから、は、早く、俺にも替わってくださいっ!!」
ずっとしおりの腕を押さえつけていた社員が、余韻に浸っている社長を半ば押し退けるように、しおりに覆い被さり、腰を振りはじめた。事務所内には再び粘着質な音と、あえぎ声、泣き声、が響き始めたが、間も無く呼び鈴がなり、行為の途中にも関わらず厳つくこずるい顔をした暴力団の男達が入ってきた。
「ちっ、なんだよ、まだ途中かよ?とっとと終わらせろやボケっ!」
「まぁそんなにいきんなって。おい、もう射精るか?俺らあんまり時間がないのよ、、」
「は、はいっ、、もうすぐです、、もうすぐ、、射精ます、、うっ、、う、、うう、、」
「はいお終い~!さ、早く離れてぇ。余韻になんか浸ってる暇ないよ~。。うわ、、おめえ結構射精したな、、溢れてっぞ?、、まぁいいか、、ほれ、立てよ嬢ちゃん。お出かけの時間だ。」
「い、、いや、、いやです、、どこにも行きません、、家、、家に帰りたい、、」

「このアマぁふざけた事抜かすなぁ!ぶっ殺すぞ!!」
「ひ、、いや、、いや、、、いやあああああああああああああああああっっ!!!」
しおりは恐怖でパニックとなり、あたり構わず蹴り出した足で、近くにいた社長と社員は応接室の外へ弾き出され、デスクに頭を強打してうずくまったまま動けなくなってしまった。しかし暴力団の男達は、ややあきれた顔つきで仕方が無いとばかりに、ポケットから注射器を取り出し、しおりの腕を押さえ針を無造作につき立てた。しおりの眼はまたたくまに裏返り、荒い息のまま動かなくなってしまったところを、乱暴に担ぎ上げそのまま外に停めていた車に放り込み、あっという間に居なくなってしまったのだった。



しおりの失踪は地元で比較的大きな話題となったが、しばらくすると他人の記憶から忘れ去られていった。

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