怖怪館 2022/11/08 01:10

「言霊使い雛代結為歌の事件簿」裏話①(ネタバレあり)

前作同様、果たしてどれだけの需要があるか分かりませんが、
作品の裏話を語っていきます(全3回予定、ネタバレあり)。
文章のみとなっておりますが、お暇な方はよろしければ、お付き合い下さい。

1.言霊
最初、除霊方法については、霊的な力を帯びた日本刀や拳銃を考えました。
ただヒロインがやや肥満体型(運動不足)なので、
特に前者は似合わないと思い、照明を兼ねた懐中電灯で殴るというのと、
身体を動かす必要がない言霊に決めました。言霊を一文字にしたのは、
「死者の国のマリア」という古いホラー漫画の影響です。
ちなみに言霊使いとしてのレベルが上がれば、強力な二文字が使える設定にしています。戦闘以外でもマップのギミックを解除するのに使うアイデアもありましたが、時間や技術力が足りず、ボツになりました。

2.ヒロイン
前作から基本的な嗜好は変わっていません。美少女なのに、腋毛もケツ毛も生えているし、下着はダサいなどのギャップを狙っています。
ただし、身体は清潔にしています。特殊な家系のため、
お洒落やムダ毛処理の概念がない、世間知らずのお嬢様という設定です。
苗字の雛代は、好きなゲーム「ムーンライトシンドローム」の舞台から取っています。名前は「結」び(人)の「為」に「歌」う(言霊を発する)という、
言霊を意識した名前にしたつもりです。人一倍、言葉を重んじているため、
い抜き言葉や、ら抜き言葉を使わない、今どきな言い回しをしない設定なのですが、この設定のせいで、特にHシーンのテキストは苦労させられました。
性格は清廉潔白……なのですが、温室育ちのため、痛みに慣れておらず、
暴力にはすぐに屈してしまいます。

3.舞台
ホラーゲームの舞台といえば、色々ありますが、個人的には身近な施設の方がワクワクします。なので、終盤にさしかかり、舞台が研究所や古城に移ったりすると、正直がっかりしてしまうのですが、本作もそれに漏れず、ラストが地下壕という馴染みのない場所になってしまいました。本当は廃ホテルか廃病院にしたかったのですが、諸々の事情で断念することになりました。

今回はここまでです。お読みいただき、ありがとうございました。

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