茶虎兵 2019/11/18 11:39

Ci-en用サンプル:男性向け短編小説「アストリー夫妻の初夜」

こんにちは、茶虎兵(ちゃとらへい)です。

こちらの記事は、茶虎兵にご依頼を検討してくださる方へ、「このような作品が執筆できます」というサンプルとなります。

この短編小説は、サンプル企画書を使用して書きました。

男性向けを意識しております。

以下、サンプル小説(5900文字)----------

 クライヴとロレッタが結婚式を挙げたのは、気候のよい十一月のことだった。
 晴れて「アストリー夫妻」となった二人は、新居に戻った。

 時刻は深夜十一時。
 寝室で、並んでベッドに腰掛ける。右にクライヴ、左にロレッタだ。

「…………」
「…………」

 二人は、初めて閨をともにする。
 なにか話したいのに、言葉がなかなか出てこない。
 クライヴは思い切って、ロレッタの右手におのれの左手を重ねる。

「あ……」
「ロレッタ……」
「クライヴさん……」

 ロレッタが、不安げな顔でクライヴを見上げる。
 ロレッタは、淡い金色の髪をしている。瞳は明るい緑色で、まるで新芽の森のようだ。唇は紅く「ぷるん♥」としている。

「え、えっと、ロレッタ……」
「は、い」
「あ、ああ! そうだ! あれの中身、見ようか?」

 クライヴはさりげなく手を離し、鞄を取る。
 中身を出す。赤色の包装紙で包まれた小箱だ。

「買い付け仲間が祝いにくれたやつ……」
「たしか、夫婦円満のお守りだと聞きましたが……?」
「なんだろうな? 東アジアで買ったって言ってたけど」

 クライヴが丁寧に包装紙を解く。
 くすんだ茶色の紙箱を開ける。詰め物を出す。

「あ……」

 中身を出してみて、クライヴは思わず声に詰まる。
 ロレッタも、目を丸くしている。

「こ、これ……」

 プレゼントは、小さな置物だった。
 象の頭をした人間が二人、向かい合い――交接している。明らかに夫婦の営みを象徴した木像だった。

「あいつら……覚えてろよ」

 クライヴが呆れたようにつぶやく。
 彼の仲間の仕事は、クライヴと同じ、世界の雑貨を買い付けることである。
 この木像も、おそらく旅先で見つけて買ってきたのだろう。

「クライヴさん、あの……」
「ん、これはしまっとくよ」
「い、いえ。この木像……なんだかいい香りがします」
「え? あ、ホントだ。香木でできてるんだな」

 クライヴは木像に鼻を近づける。
 木像から、甘い香りがする。香木が放つ、天然の香りだ。強くはないが、よい香りがだんだん部屋に広がる。

「この香り、好きかも……」

 ロレッタがにっこり笑う。
 そう言われると、クライヴも弱い。木像はしまわず、サイドテーブルの上に置いた。

 夫婦円満の木像が見つめる中、クライヴはロレッタの隣に座る。
 不思議なことに、気持ちがほぐれてくる。

「ロレッタ」
「はい」
「……愛してる」

 木像の放つ香りのせいか、それについて話したせいか。
 心が安らぐままに、クライヴは愛を告げる。

「愛してるよ、ロレッタ」
「クライヴさん、私も……」

 ロレッタの頬が紅くなる。

「私も、あなたを、あ……んっ♥」
「ん……」

 「愛してる」と言い掛けたロレッタの唇を、クライヴがキスでふさぐ。
 ロレッタの唇は温かく、柔らかい。甘ささえ感じる。

「ふ……、ん……」
「ちゅ……♥ ちゅぅ……♥」

 クライヴが唇を離す。
 ロレッタは真っ赤な顔で、クライヴを見上げる。

「クライヴさん……♥」
「ロレッタ、君が欲しい」
「……はい」

 「はい」と答えたものの、ロレッタの瞳には不安な色が宿っている。

「あの……私、初めてなので」
「うん」
「優しく、してください」
「……わかった」

 クライヴは、ロレッタの頬をそっと撫でる。
 彼女の白い皮膚は、温かい。きめが細かく、クライヴの指に吸いつくようだ。
 肌の感触を楽しみつつ、クライヴはまたキスをする。

「ん……」
「んく……♥ ちゅ……♥ クライヴ、さ……ん、ちゅ……♥」

 口づけは徐々に深くなり、クライヴの舌がロレッタの唇を割る。
 ロレッタの舌を、クライヴの舌がからめ取る。

「ちゅ……♥ ちゅく……♥ んぅ……♥」
「ロレッタ……ん、む……」
「はぁ……あむ……♥ ちゅ、じゅ……♥」

 温かい唾液を混ぜ合い、飲む。
 甘くこっくりとした味がするようだ。

「ふ……」
「ん……はぁ……♥」

 クライヴが唇を離す。
 ロレッタが見上げてくる。唇は濡れ、目元は潤んでいる。

「好きだ……」
「きゃ……♥」

 クライヴは、ロレッタを押し倒す。
 真っ白なベッドに、ロレッタの華奢な体が沈んだ。

 クライヴは、ロレッタの服を脱がせ始める。
 寝間着のボタンを丁寧に外す。胸元のボタンが「ぷつ」と音を立てると、ロレッタの「ふっくら♥」とした乳房が盛り上がる。

「綺麗だ」
「は、はずかしい……です」

 ロレッタが顔を紅くする。
 クライヴはわずかに口角を上げる。手をブラウスの中に入れ、ロレッタの乳房を下着ごとつかむ。

「あ……っ♥」

 ブラジャーを彩るレースが、さらりと手に当たる。
 レースをなぞり、ロレッタの背中に手を入れる。「ぷつり」と音がする。ブラジャーのホックが外れる。

「ク、クライヴさん……」
「見せて、ロレッタ」

 ブラジャーを上にずらし、乳房をあらわにする。
 大きな乳房だ。白い肌を「むっちり♥」と膨らませている。頂点は淡いピンク色をしており、小さな花のようだった。

「可愛いな」
「そ、そんな……こと、ないです」

 ロレッタが恥じらい、頬が真っ赤に染まる。
 クライヴは、両手で両胸にふれる。
 乳房の柔らかさが、両手に伝わる。指に力を入れると、「むにゅん♥」と弾力を感じる。

「あ、ん……っ♥」

 ロレッタの唇から、甘い声が控えめに漏れる。
 クライヴは親指で、ロレッタの乳首をこする。

「ん……っ♥ んぅ……♥ あ……あん……♥」

 ピンクの乳首が「ぷにゅ♥」と勃起する。
 クライヴはそれを見定め、顔を近づける。

「はむ……」
「きゃ、ん……♥ クライヴ、さん……♥」

 クライヴは、ロレッタの乳首を口に含む。
 舌先で、硬くなった乳首を転がす。時折、吸う。

「ん、ちゅ……れろ……」
「あぅ……♥ あっ♥ あん……♥」

 クライヴは胸への愛撫を続けつつ、右手をロレッタの脇腹に滑らせる。なめらかな曲線の腰を撫でる。
 手を下げていき、ボトムズに包まれた太ももまで到達する。

「脱がす、よ」

 ボトムズをずり下げ、はぎとる。
 温かい太ももの内側に、右手を差し入れる。そのまま、股間にふれる。人肌に温まった、下着の感触がする。

「ん……っ♥」

 ロレッタの体がこわばる。
 クライヴは顔を上げ、ロレッタの頬に口づけた。

「大丈夫、ロレッタ。優しくする」
「は、はい……」

 クライヴは下着の中に手を入れる。
 ロレッタの薄い茂みをかき分け、割れ目の場所を確かめるように、指を動かす。

「う……♥」

 クライヴは、指に力を入れた。秘部の割れ目に、中指を沈ませる。

「ひ……っ♥」

 ロレッタの唇から、小さく悲鳴が漏れた。
 クライヴの指に、ロレッタの秘肉がふれる。熱く、しっとりと柔らかい。

「大丈夫、ロレッタ?」
「は、はい……っ」

 クライヴの指は、秘裂をゆっくりとなぞる。
 上部に指が当たると、「くにっ♥」とした実の感触がある。

「あ、ぅ……っ♥」

 「びくっ♥」とロレッタが反応した。
 指で、実を撫でる。優しくこする。

「クライヴ、さん……♥ んぅっ♥ う、あ……♥」
「ここ、か」

 ロレッタが、「びくびく♥」と反応を返してくる。
 ――感じている。
 クライヴは直感する。

「はぁ……っ♥ あっ♥ あんっ♥ そこっ♥ ばかりぃ……♥」
「気持ちいいか?」
「わ、わかり、ません♥ あっ♥ あっ♥」

 ロレッタのクリトリスは、敏感だった。
 優しく弄ぶと、彼女の体が感じているのがわかる。
 クライヴもまた、自分が興奮してくるのを感じた。

「ロレッタ……感じてる」
「そ、そんな……♥」

 クライヴは指先でクリトリスをやや強く押す。

 ――ぷにっ♥

「あっ♥ きゃんっ♥」

 クリトリスへの刺激が強まり、ロレッタの腰が浮く。

 ――ぷにぷにっ♥
 ――くちゅ♥ くちゅ……♥

「はぁぁ♥ あんっ♥ あぁ♥ あっ♥ あうっ♥」

 ――くちゅ♥ くちゅくちゅ♥

 淫猥な水音が響く。
 クライヴの指は、ロレッタの愛液で濡れている。

「ク、クライ、ヴ、さん……私、あっ♥ あ……♥」

 ロレッタは無意識に脚を開いていた。
 彼女の秘部は「ひくひく♥」と収縮を繰り返す。
 愛液の甘酸っぱい匂いが、香木の香りに混じる。

「……いいよ、イって」
「イ、イく? あ、あ……っ♥」

 ロレッタが腰を反らす。全身に力が入り、足先が丸まる。愛液がドッとあふれる。
 「びくびくっ♥」と痙攣し、ロレッタは絶頂した。

「あ、あぅ……♥」
「イった感覚、どうだった?」
「な、なんだか……ふわふわ、して……♥」
「……気持ちよかった?」
「は、い……♥」

 ロレッタの返事に、クライヴは笑った。嬉しかった。

「……脱がすよ」

 クライヴは、丁寧に、ロレッタの服を脱がせる。
 ブラジャーを取り、下着を脱がせる。
 彼女を守っていた布をすべて取り去る。

 ロレッタが裸になる。

「……恥ずかしい、です」
「俺も、脱ぐから」

 クライヴは身を起こし、自分の寝間着を脱ぐ。
 服の股間は突っ張り、テントを張っている。下着を脱ぐと、「ぶるん♥」と怒張が取り出される。

「クライヴ、さん……」
「大丈夫、優しくする」

 ロレッタの脚を大きく開かせる。
 彼女の秘部は、濡れていた。「とろり♥」と愛液をにじませ、薔薇色に潤んでいる。

「ロレッタ、愛してる」

 クライヴは、怒張を秘部にあてがう。

 ――く、ちゅ……♥

 腰に力を入れ、ロレッタの秘部に挿入しようとする。亀頭がわずかに秘部にめりこむ。

「あ、う……!」

 ロレッタが目を見開く。
 彼女の秘部は狭く、入口の抵抗が強い――処女膜だ。

「ロレッタ……!」

 クライヴは覚悟を決めたように腰に力をこめる。
 「みちゅっ♥」と音がしたような気がして――亀頭を完全に秘部にうずめる。

「あ、ぅ……ぃ……!」

 ロレッタの表情が、苦痛に歪む。唇を噛み、「痛い」という言葉を呑み込んだように見えた。

「狭い、な……」

 クライヴは動きを止めた。
 狭い膣内が、亀頭の大きさになじむまで待つ。

「大丈夫か、ロレッタ?」
「ぅ……は、はい……」

 クライヴは指を結合部に持っていく。
 その指先で、クリトリスを撫でた。

「きゃん……っ♥」

 痛みに耐えていたロレッタの声が、甘くなる。
 同時に、膣内がうねって、亀頭を「きゅん♥」と締め付ける。
 締め付けがゆるんだところを狙い、クライヴは腰に力を入れる。

 ――ぐ、じゅ♥

「あ、ぅ……っ♥」

 奥へ、奥へ。
 ロレッタの狭い膣を押し広げながら、クライヴは侵入する。
 まだ硬さの残る秘肉を広げていく。その感触が、男根に伝わってくる。

「狭くて、温かいよ……気持ち、いい」
「ク、クライヴ、さん……!」

 クライヴは体を倒し、ロレッタを抱きしめる。
 彼女の金髪が、クライヴの手に絡む。

 ロレッタもまた、両手をクライヴの首筋に絡めてくる。
 甘い芳香が漂う中、二人はたがいの温度に酔う。

「あ、ぅ……♥」

 とうとう、クライヴはロレッタの最奥に到達した。
 亀頭が、「こりゅっ♥」とした何かに当たる。

「あ……っ♥」

 ロレッタの声色が変わる。
 痛みよりも、快感を感じたような声だった。

「ん……」

 クライヴはわずかに腰を引き、そしてロレッタの最奥に押しつける。

「んっ♥ ん、ん……♥」

 ロレッタの膣が、「きゅん♥」とうねる。
 彼女の顔からは苦痛が消え、頬に赤みが戻っている。

「ロレッタ、奥……感じる?」
「え、えっと……わ、わかり、ません」
「じゃ、これは?」

 ――こりゅっ♥

「あっ♥ んっ♥」

 クライヴが、ロレッタの最奥――子宮口を突く。
 途端、ロレッタがわずかに背を反らす。声が甘くなる。

「ふふ……」

 クライヴは笑った。
 ロレッタの性感帯を見つけた。それが嬉しかった。

「いっぱい、感じさせてあげるから」
「え……あっ♥ あんっ♥ あっ♥ あぅ♥」

 クライヴが小刻みに子宮口を突く。
 ロレッタがのけぞる。秘肉が「きゅっ♥ きゅっ♥」と締め付けてくる。

「クライヴ、さん♥ あ、ぃ……っ♥ いぁ……っ♥」
「どんどん濡れてきてる……感じてるんだね」
「わ、私っ♥ お腹のなかっ♥ きゅんきゅんして♥」
「……気持ちいい?」
「んっ♥ んぅ♥ き、きもち、いい……♥」

 ロレッタの返答に、クライヴは目を細める。
 彼女が、自分を感じている。
 それがたまらなく嬉しい。愛おしい。

「クライヴさんっ♥ クライヴさんっ♥」

 甘く泣きながら、ロレッタがしがみついてくる。
 白く細い腕が、必死に自分を求めてくる。そう思うと、クライヴも満たされる思いだ。

「ロレッタ、ロレッタ……」
「だい、すき♥ クライヴさん♥」
「俺も、愛してる……俺のロレッタ……!」
「あっ♥ ああっ♥ あんっ♥」

 クライヴの腰の動きが、徐々に速まってくる。

 ――ずちゅ♥ ずちゅ♥
 ――ぱちゅっ♥ ぱちゅっ♥

 肌のぶつかる音に、結合部の水音が加わる。

「クライヴさん♥ 私♥ もう……っ♥」
「ああ、俺も……そろそろ限界だ……!」

 絶頂が近い。
 息が上がる。熱が上がる。
 目の前の恋人が愛しくて、くらくらする。

「イ、くぞ……ロレッタ……!」
「あ、ああっ♥ あっ♥ ああぁ……っ♥」

 クライヴが強く子宮口を押し上げる。
 ロレッタの秘肉が、「ぎゅうっ♥」とひときわ強く締まる。

 ――びゅくっ♥

 クライヴの鈴口から、精液がほとばしる。

「ぐ、イく……っ!」
「クライヴ……あ、ああ――――っ♥」

 ――びゅっ♥ びゅびゅっ♥ びゅるるるっ♥

 欲望が熱い精液となって、ロレッタの子宮口にぶつかる。
 ロレッタもまた絶頂する。激しくのけぞり、全身がこわばる。
 秘部は「きゅきゅきゅ♥」と締まり、射精を促す。

「あ……♥ ああ、あ……♥ あ……♥」
「ロレッタ……ロレッタ……」

 ――とくん、とくん♥

 クライヴの射精は、なかなか収まらなかった。

「はぁ……はぁ……」
「はぁ……あぁ……♥ クライヴさん……♥」

 ようやく射精の奔流が収まる。
 二人は引き寄せられるように、キスをする。

「ん……」
「んく……♥ ちゅ……♥」
「れろ……ん……」
「はむ……♥ ちゅぅ……♥」

 自然と舌を絡める。甘く、熱を帯びたキスだった。

「ん……っ」

 クライヴはゆっくり男根を引き抜く。

 ――ちゅ、ぽっ♥

 秘部から亀頭が抜ける。
 膣口から、「どろり♥」と精液があふれる。

「ふぅ……」
「はぁ……♥ はぁ……♥」

 ロレッタは脚を開き、膣口から精液をこぼしながら、放心している。
 淫らで、愛おしい光景だった。

「気持ちよかった?」
「は、い……」
「よかった」
「あの……クライヴさんは……?」

 ロレッタがおずおずと尋ねる。

「クライヴさんは、気持ちよかったですか……?」
「……ああ、とても」
「……うれしい、です」

 ロレッタが嬉しそうに笑む。
 けだるげで、かわいらしい。
 クライヴはロレッタの頬を優しく撫でる。

「ありがとう、ロレッタ」
「え……?」
「俺を受け入れてくれて」

 クライヴの言葉に、ロレッタは「こくん」とうなずいた。

「クライヴさん、私……なんだか……」
「眠い?」
「はい……」
「いいよ、眠って。これからはずっと一緒だ」
「ん……♥」

 クライヴは横になり、ロレッタを抱きしめた。
 肌の温もり、髪の香り、そのすべてが自分のものだと感じる。

「おやすみ、ロレッタ」
「おやすみなさい、クライヴさん……」

 ロレッタの吐息が、寝息に変わる。
 それを確かめて、クライヴも目を閉じた。

 愛おしい温もりだけを、感じていた。

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