Ci-en用サンプル:男性向け短編小説「アストリー夫妻の初夜」
こんにちは、茶虎兵(ちゃとらへい)です。
こちらの記事は、茶虎兵にご依頼を検討してくださる方へ、「このような作品が執筆できます」というサンプルとなります。
この短編小説は、サンプル企画書を使用して書きました。
男性向けを意識しております。
以下、サンプル小説(5900文字)----------
クライヴとロレッタが結婚式を挙げたのは、気候のよい十一月のことだった。
晴れて「アストリー夫妻」となった二人は、新居に戻った。
時刻は深夜十一時。
寝室で、並んでベッドに腰掛ける。右にクライヴ、左にロレッタだ。
「…………」
「…………」
二人は、初めて閨をともにする。
なにか話したいのに、言葉がなかなか出てこない。
クライヴは思い切って、ロレッタの右手におのれの左手を重ねる。
「あ……」
「ロレッタ……」
「クライヴさん……」
ロレッタが、不安げな顔でクライヴを見上げる。
ロレッタは、淡い金色の髪をしている。瞳は明るい緑色で、まるで新芽の森のようだ。唇は紅く「ぷるん♥」としている。
「え、えっと、ロレッタ……」
「は、い」
「あ、ああ! そうだ! あれの中身、見ようか?」
クライヴはさりげなく手を離し、鞄を取る。
中身を出す。赤色の包装紙で包まれた小箱だ。
「買い付け仲間が祝いにくれたやつ……」
「たしか、夫婦円満のお守りだと聞きましたが……?」
「なんだろうな? 東アジアで買ったって言ってたけど」
クライヴが丁寧に包装紙を解く。
くすんだ茶色の紙箱を開ける。詰め物を出す。
「あ……」
中身を出してみて、クライヴは思わず声に詰まる。
ロレッタも、目を丸くしている。
「こ、これ……」
プレゼントは、小さな置物だった。
象の頭をした人間が二人、向かい合い――交接している。明らかに夫婦の営みを象徴した木像だった。
「あいつら……覚えてろよ」
クライヴが呆れたようにつぶやく。
彼の仲間の仕事は、クライヴと同じ、世界の雑貨を買い付けることである。
この木像も、おそらく旅先で見つけて買ってきたのだろう。
「クライヴさん、あの……」
「ん、これはしまっとくよ」
「い、いえ。この木像……なんだかいい香りがします」
「え? あ、ホントだ。香木でできてるんだな」
クライヴは木像に鼻を近づける。
木像から、甘い香りがする。香木が放つ、天然の香りだ。強くはないが、よい香りがだんだん部屋に広がる。
「この香り、好きかも……」
ロレッタがにっこり笑う。
そう言われると、クライヴも弱い。木像はしまわず、サイドテーブルの上に置いた。
夫婦円満の木像が見つめる中、クライヴはロレッタの隣に座る。
不思議なことに、気持ちがほぐれてくる。
「ロレッタ」
「はい」
「……愛してる」
木像の放つ香りのせいか、それについて話したせいか。
心が安らぐままに、クライヴは愛を告げる。
「愛してるよ、ロレッタ」
「クライヴさん、私も……」
ロレッタの頬が紅くなる。
「私も、あなたを、あ……んっ♥」
「ん……」
「愛してる」と言い掛けたロレッタの唇を、クライヴがキスでふさぐ。
ロレッタの唇は温かく、柔らかい。甘ささえ感じる。
「ふ……、ん……」
「ちゅ……♥ ちゅぅ……♥」
クライヴが唇を離す。
ロレッタは真っ赤な顔で、クライヴを見上げる。
「クライヴさん……♥」
「ロレッタ、君が欲しい」
「……はい」
「はい」と答えたものの、ロレッタの瞳には不安な色が宿っている。
「あの……私、初めてなので」
「うん」
「優しく、してください」
「……わかった」
クライヴは、ロレッタの頬をそっと撫でる。
彼女の白い皮膚は、温かい。きめが細かく、クライヴの指に吸いつくようだ。
肌の感触を楽しみつつ、クライヴはまたキスをする。
「ん……」
「んく……♥ ちゅ……♥ クライヴ、さ……ん、ちゅ……♥」
口づけは徐々に深くなり、クライヴの舌がロレッタの唇を割る。
ロレッタの舌を、クライヴの舌がからめ取る。
「ちゅ……♥ ちゅく……♥ んぅ……♥」
「ロレッタ……ん、む……」
「はぁ……あむ……♥ ちゅ、じゅ……♥」
温かい唾液を混ぜ合い、飲む。
甘くこっくりとした味がするようだ。
「ふ……」
「ん……はぁ……♥」
クライヴが唇を離す。
ロレッタが見上げてくる。唇は濡れ、目元は潤んでいる。
「好きだ……」
「きゃ……♥」
クライヴは、ロレッタを押し倒す。
真っ白なベッドに、ロレッタの華奢な体が沈んだ。
クライヴは、ロレッタの服を脱がせ始める。
寝間着のボタンを丁寧に外す。胸元のボタンが「ぷつ」と音を立てると、ロレッタの「ふっくら♥」とした乳房が盛り上がる。
「綺麗だ」
「は、はずかしい……です」
ロレッタが顔を紅くする。
クライヴはわずかに口角を上げる。手をブラウスの中に入れ、ロレッタの乳房を下着ごとつかむ。
「あ……っ♥」
ブラジャーを彩るレースが、さらりと手に当たる。
レースをなぞり、ロレッタの背中に手を入れる。「ぷつり」と音がする。ブラジャーのホックが外れる。
「ク、クライヴさん……」
「見せて、ロレッタ」
ブラジャーを上にずらし、乳房をあらわにする。
大きな乳房だ。白い肌を「むっちり♥」と膨らませている。頂点は淡いピンク色をしており、小さな花のようだった。
「可愛いな」
「そ、そんな……こと、ないです」
ロレッタが恥じらい、頬が真っ赤に染まる。
クライヴは、両手で両胸にふれる。
乳房の柔らかさが、両手に伝わる。指に力を入れると、「むにゅん♥」と弾力を感じる。
「あ、ん……っ♥」
ロレッタの唇から、甘い声が控えめに漏れる。
クライヴは親指で、ロレッタの乳首をこする。
「ん……っ♥ んぅ……♥ あ……あん……♥」
ピンクの乳首が「ぷにゅ♥」と勃起する。
クライヴはそれを見定め、顔を近づける。
「はむ……」
「きゃ、ん……♥ クライヴ、さん……♥」
クライヴは、ロレッタの乳首を口に含む。
舌先で、硬くなった乳首を転がす。時折、吸う。
「ん、ちゅ……れろ……」
「あぅ……♥ あっ♥ あん……♥」
クライヴは胸への愛撫を続けつつ、右手をロレッタの脇腹に滑らせる。なめらかな曲線の腰を撫でる。
手を下げていき、ボトムズに包まれた太ももまで到達する。
「脱がす、よ」
ボトムズをずり下げ、はぎとる。
温かい太ももの内側に、右手を差し入れる。そのまま、股間にふれる。人肌に温まった、下着の感触がする。
「ん……っ♥」
ロレッタの体がこわばる。
クライヴは顔を上げ、ロレッタの頬に口づけた。
「大丈夫、ロレッタ。優しくする」
「は、はい……」
クライヴは下着の中に手を入れる。
ロレッタの薄い茂みをかき分け、割れ目の場所を確かめるように、指を動かす。
「う……♥」
クライヴは、指に力を入れた。秘部の割れ目に、中指を沈ませる。
「ひ……っ♥」
ロレッタの唇から、小さく悲鳴が漏れた。
クライヴの指に、ロレッタの秘肉がふれる。熱く、しっとりと柔らかい。
「大丈夫、ロレッタ?」
「は、はい……っ」
クライヴの指は、秘裂をゆっくりとなぞる。
上部に指が当たると、「くにっ♥」とした実の感触がある。
「あ、ぅ……っ♥」
「びくっ♥」とロレッタが反応した。
指で、実を撫でる。優しくこする。
「クライヴ、さん……♥ んぅっ♥ う、あ……♥」
「ここ、か」
ロレッタが、「びくびく♥」と反応を返してくる。
――感じている。
クライヴは直感する。
「はぁ……っ♥ あっ♥ あんっ♥ そこっ♥ ばかりぃ……♥」
「気持ちいいか?」
「わ、わかり、ません♥ あっ♥ あっ♥」
ロレッタのクリトリスは、敏感だった。
優しく弄ぶと、彼女の体が感じているのがわかる。
クライヴもまた、自分が興奮してくるのを感じた。
「ロレッタ……感じてる」
「そ、そんな……♥」
クライヴは指先でクリトリスをやや強く押す。
――ぷにっ♥
「あっ♥ きゃんっ♥」
クリトリスへの刺激が強まり、ロレッタの腰が浮く。
――ぷにぷにっ♥
――くちゅ♥ くちゅ……♥
「はぁぁ♥ あんっ♥ あぁ♥ あっ♥ あうっ♥」
――くちゅ♥ くちゅくちゅ♥
淫猥な水音が響く。
クライヴの指は、ロレッタの愛液で濡れている。
「ク、クライ、ヴ、さん……私、あっ♥ あ……♥」
ロレッタは無意識に脚を開いていた。
彼女の秘部は「ひくひく♥」と収縮を繰り返す。
愛液の甘酸っぱい匂いが、香木の香りに混じる。
「……いいよ、イって」
「イ、イく? あ、あ……っ♥」
ロレッタが腰を反らす。全身に力が入り、足先が丸まる。愛液がドッとあふれる。
「びくびくっ♥」と痙攣し、ロレッタは絶頂した。
「あ、あぅ……♥」
「イった感覚、どうだった?」
「な、なんだか……ふわふわ、して……♥」
「……気持ちよかった?」
「は、い……♥」
ロレッタの返事に、クライヴは笑った。嬉しかった。
「……脱がすよ」
クライヴは、丁寧に、ロレッタの服を脱がせる。
ブラジャーを取り、下着を脱がせる。
彼女を守っていた布をすべて取り去る。
ロレッタが裸になる。
「……恥ずかしい、です」
「俺も、脱ぐから」
クライヴは身を起こし、自分の寝間着を脱ぐ。
服の股間は突っ張り、テントを張っている。下着を脱ぐと、「ぶるん♥」と怒張が取り出される。
「クライヴ、さん……」
「大丈夫、優しくする」
ロレッタの脚を大きく開かせる。
彼女の秘部は、濡れていた。「とろり♥」と愛液をにじませ、薔薇色に潤んでいる。
「ロレッタ、愛してる」
クライヴは、怒張を秘部にあてがう。
――く、ちゅ……♥
腰に力を入れ、ロレッタの秘部に挿入しようとする。亀頭がわずかに秘部にめりこむ。
「あ、う……!」
ロレッタが目を見開く。
彼女の秘部は狭く、入口の抵抗が強い――処女膜だ。
「ロレッタ……!」
クライヴは覚悟を決めたように腰に力をこめる。
「みちゅっ♥」と音がしたような気がして――亀頭を完全に秘部にうずめる。
「あ、ぅ……ぃ……!」
ロレッタの表情が、苦痛に歪む。唇を噛み、「痛い」という言葉を呑み込んだように見えた。
「狭い、な……」
クライヴは動きを止めた。
狭い膣内が、亀頭の大きさになじむまで待つ。
「大丈夫か、ロレッタ?」
「ぅ……は、はい……」
クライヴは指を結合部に持っていく。
その指先で、クリトリスを撫でた。
「きゃん……っ♥」
痛みに耐えていたロレッタの声が、甘くなる。
同時に、膣内がうねって、亀頭を「きゅん♥」と締め付ける。
締め付けがゆるんだところを狙い、クライヴは腰に力を入れる。
――ぐ、じゅ♥
「あ、ぅ……っ♥」
奥へ、奥へ。
ロレッタの狭い膣を押し広げながら、クライヴは侵入する。
まだ硬さの残る秘肉を広げていく。その感触が、男根に伝わってくる。
「狭くて、温かいよ……気持ち、いい」
「ク、クライヴ、さん……!」
クライヴは体を倒し、ロレッタを抱きしめる。
彼女の金髪が、クライヴの手に絡む。
ロレッタもまた、両手をクライヴの首筋に絡めてくる。
甘い芳香が漂う中、二人はたがいの温度に酔う。
「あ、ぅ……♥」
とうとう、クライヴはロレッタの最奥に到達した。
亀頭が、「こりゅっ♥」とした何かに当たる。
「あ……っ♥」
ロレッタの声色が変わる。
痛みよりも、快感を感じたような声だった。
「ん……」
クライヴはわずかに腰を引き、そしてロレッタの最奥に押しつける。
「んっ♥ ん、ん……♥」
ロレッタの膣が、「きゅん♥」とうねる。
彼女の顔からは苦痛が消え、頬に赤みが戻っている。
「ロレッタ、奥……感じる?」
「え、えっと……わ、わかり、ません」
「じゃ、これは?」
――こりゅっ♥
「あっ♥ んっ♥」
クライヴが、ロレッタの最奥――子宮口を突く。
途端、ロレッタがわずかに背を反らす。声が甘くなる。
「ふふ……」
クライヴは笑った。
ロレッタの性感帯を見つけた。それが嬉しかった。
「いっぱい、感じさせてあげるから」
「え……あっ♥ あんっ♥ あっ♥ あぅ♥」
クライヴが小刻みに子宮口を突く。
ロレッタがのけぞる。秘肉が「きゅっ♥ きゅっ♥」と締め付けてくる。
「クライヴ、さん♥ あ、ぃ……っ♥ いぁ……っ♥」
「どんどん濡れてきてる……感じてるんだね」
「わ、私っ♥ お腹のなかっ♥ きゅんきゅんして♥」
「……気持ちいい?」
「んっ♥ んぅ♥ き、きもち、いい……♥」
ロレッタの返答に、クライヴは目を細める。
彼女が、自分を感じている。
それがたまらなく嬉しい。愛おしい。
「クライヴさんっ♥ クライヴさんっ♥」
甘く泣きながら、ロレッタがしがみついてくる。
白く細い腕が、必死に自分を求めてくる。そう思うと、クライヴも満たされる思いだ。
「ロレッタ、ロレッタ……」
「だい、すき♥ クライヴさん♥」
「俺も、愛してる……俺のロレッタ……!」
「あっ♥ ああっ♥ あんっ♥」
クライヴの腰の動きが、徐々に速まってくる。
――ずちゅ♥ ずちゅ♥
――ぱちゅっ♥ ぱちゅっ♥
肌のぶつかる音に、結合部の水音が加わる。
「クライヴさん♥ 私♥ もう……っ♥」
「ああ、俺も……そろそろ限界だ……!」
絶頂が近い。
息が上がる。熱が上がる。
目の前の恋人が愛しくて、くらくらする。
「イ、くぞ……ロレッタ……!」
「あ、ああっ♥ あっ♥ ああぁ……っ♥」
クライヴが強く子宮口を押し上げる。
ロレッタの秘肉が、「ぎゅうっ♥」とひときわ強く締まる。
――びゅくっ♥
クライヴの鈴口から、精液がほとばしる。
「ぐ、イく……っ!」
「クライヴ……あ、ああ――――っ♥」
――びゅっ♥ びゅびゅっ♥ びゅるるるっ♥
欲望が熱い精液となって、ロレッタの子宮口にぶつかる。
ロレッタもまた絶頂する。激しくのけぞり、全身がこわばる。
秘部は「きゅきゅきゅ♥」と締まり、射精を促す。
「あ……♥ ああ、あ……♥ あ……♥」
「ロレッタ……ロレッタ……」
――とくん、とくん♥
クライヴの射精は、なかなか収まらなかった。
「はぁ……はぁ……」
「はぁ……あぁ……♥ クライヴさん……♥」
ようやく射精の奔流が収まる。
二人は引き寄せられるように、キスをする。
「ん……」
「んく……♥ ちゅ……♥」
「れろ……ん……」
「はむ……♥ ちゅぅ……♥」
自然と舌を絡める。甘く、熱を帯びたキスだった。
「ん……っ」
クライヴはゆっくり男根を引き抜く。
――ちゅ、ぽっ♥
秘部から亀頭が抜ける。
膣口から、「どろり♥」と精液があふれる。
「ふぅ……」
「はぁ……♥ はぁ……♥」
ロレッタは脚を開き、膣口から精液をこぼしながら、放心している。
淫らで、愛おしい光景だった。
「気持ちよかった?」
「は、い……」
「よかった」
「あの……クライヴさんは……?」
ロレッタがおずおずと尋ねる。
「クライヴさんは、気持ちよかったですか……?」
「……ああ、とても」
「……うれしい、です」
ロレッタが嬉しそうに笑む。
けだるげで、かわいらしい。
クライヴはロレッタの頬を優しく撫でる。
「ありがとう、ロレッタ」
「え……?」
「俺を受け入れてくれて」
クライヴの言葉に、ロレッタは「こくん」とうなずいた。
「クライヴさん、私……なんだか……」
「眠い?」
「はい……」
「いいよ、眠って。これからはずっと一緒だ」
「ん……♥」
クライヴは横になり、ロレッタを抱きしめた。
肌の温もり、髪の香り、そのすべてが自分のものだと感じる。
「おやすみ、ロレッタ」
「おやすみなさい、クライヴさん……」
ロレッタの吐息が、寝息に変わる。
それを確かめて、クライヴも目を閉じた。
愛おしい温もりだけを、感じていた。