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女尊男卑の記事 (2)

うさロボ屋 2021/01/31 11:31

発売中です! 『女尊男卑の卑弥呼星』負け続けてきた男たちの夢と急所が女たちの金的責めで砕かれる 

『女尊男卑の卑弥呼星』
「格闘なら女に勝てるかも」
負け続けてきた男たちの夢と急所が女たちの金的責めで砕かれる


新作エロ小説発売中です!


女尊男卑のとある星を舞台にしたSFです。

といってもやることはいつも通りの玉責めや金的嘲笑、CFNM要素もあります。


当然、玉も竿も簡単に再生するファッション去勢の設定の世界なので女子たちは軽い気持ちで遠慮なく玉潰ししてきます。



男子愚民化教育で女には何をやっても勝てないと思わされてきた主人公たち。

しかし最近体格では勝ってきたので、格闘なら勝てるかもと期待していた。


だが、男子同士なら当然遠慮しあう金的を何の遠慮も無く狙ってくる女子たちに完敗する。



女教師が楽しそうに見守る中、タ〇キンを潰されまくる男子たち。


女子に完敗し、夢破れてガッカリ、街をさまよう主人公が因縁をつけられ、公園に連れ込まれます。

その相手はかなり年下の女子たちでした。

流石に勝てるだろうと思う主人公ですが、金的を食らって敗北。

片金を潰され、ラス1の玉を守るために全裸土下座自虐言葉責めを強要される。

どうせ潰されても治るんだから謝る必要ねーじゃん、というのは女の意見、後で治るとしても残り一つの玉を潰されたくないのが男。

潰れたら終わりと言っていますが、もちろん治ることを主人公は知っているので半分は演技。

半分は理屈を超えた本能的な恐怖からの実感といったところ。



婦警さんが来てくれるも、むしろロリたちと共に「お仕置き・しつけ」を始める始末。

女尊男卑は伊達ではない。



さらには近所の女性たちまで集まり、女性器見せつけ金的嘲笑までしてくる。


という、世にも奇妙な女尊男卑星のお話です。


製品版・体験版両方に同じ、星の裏設定のオマケ漫画も付いています。


体験版だけでもぜひダウンロードしてみてください。


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うさロボ屋 2021/01/23 15:07

女尊男卑の金責め+恥辱物の新作完成しました! この記事の中に体験版を入れてあるのでぜひご覧下さい

新作の体験版です



DLさんの方を使っていない方も見れたら便利かもと思い、アップしてみます



作品全体としては金的がメインですが、第一章はまだ金的はなく、CFNMのお話です


ほぼ九十九パーセント女性の、犬耳ふたなり美少女が超爆根。

その横で小便して男でありながら小柄な少女に一物で完敗し、そこを女子に見られて比べられ笑われる感じのシチュエーションです






一章 卑弥呼星の女装少年が隣で立ちションする犬耳美少女のふたなり巨根に愕然

 
「ディトモ、今日も母さん遅いらしいぞ」
 居間で寝ころぶ中年女。いや、華奢で女性っぽいが男だ。田中ディトモの父。
 寝ているというか、歩いているところなどほとんど見たことがない。テレビを見るかゲームをやっているだけ。それでも所得は働いているディトモの母より高い。男は劣っているから仕方ないのだ、国に保護されている。
 この卑弥呼星では、どこでもそうだ。“準障害者”である男は、平均所得までベーシックインカムがもらえる。
 働いて所得を得ればその分給付金が下がるシステムのため、男はほぼ誰も働かない。 
 ――おかしいよな……いくら男が劣ってるからって、働かないでいいのか? まるっきり働かず、社会に養ってもらうって……
 社会は女が支えている、動かしている。
 そして男は準障害者として給付金を与えられ、国に養われているのだ。
 というと細々と暮らしていそうだが、給付金は平均給与と同じだけ与えられるのでむしろ働いている女性の大半より所得が高いほどだ。
「また差別か」
 テレビを見る父。吊られてディトモも見る。
 大きな机に並ぶ女たち。
 政治家、官僚、文化人、タレント、ジャーナリストなど様々な“論客”たち。
 全員女である。それは二つの意味がある。この場にいる者が全員女という意味と、ほかの場所にいる全政治家や全官僚らも女である、という意味が。
 その中の一人、福祉かなにかのNPOでもやっていたという女が話している。
「女性の自殺者は男性の一万倍ですよ? こんな社会おかしいでしょ。男性も働いてもらわないと社会が持ちませんよ、そもそも……」
 遮られる。遮ったのは社会学者というなんだかわからない肩書の女。
「男叩きはやめなさい。男は準障害者なんだから仕方ないでしょう? あなただって子供のころから、男に負けたことなんかありますか? 男性に仕事をしろなんて無理難題はいじめと同じですよ」
 女の自殺率が高すぎることを問題視したのも女なら、批判するのも女。
「大体、自殺率の差は男の自殺者数がほとんどいないからってだけで、別に女が特別自殺しやすいわけじゃありませんよ。意味のない数字です」
 ――片方の性がほぼ自殺せず、片方だけ大量に死んでるのはおかしいだろ?
 ディトモには、おかしく思える。
 しかし、大多数の人間は……それこそ死んでいく側の女たちもおかしいとは思わないようで、問題提起した女性論客は男性差別主義者にされて終わりだ。
 ため息をつきつつ、家を出る。
 風が吹き、スカートがなびく。
 ディトモの父も女……というより「美人」にしか見えないが、田中ディトモ自身も美少女にしか見えない。
 すれ違う女性たち。いや、二割程度は実は男だ。
 皆華奢で美形といえる顔立ちで、スカートなど女物の格好。
 この星では、「男の服装」というものはなかった。
 ズボンなどはあるが、「普通の格好」といえば男女問わずスカートだ。
 歩いている男たちは大体若い。学生ぐらいが一番多い。
 男は基本働かない。成人すればもらえるようになる給付金で働きもせず遊び歩き、飽きればディトモの父同様家でゴロゴロするだけになるので外にいるのは働いている女が大半になる。大半というか九九パーセント。
 一戸建ての家の前で立ち止まるディトモ。
 溝の暗がりが歩いているような陰気な女とともに、友人耶律ビグムが出てくる。
「耶律さんおはようございます」
「あら、おはようディトモくん」
 陰気な女、ビグムの母。
 ビグムもディトモ同様華奢な美少女っぽい男である。
 今年から高等部で同じ学校に通っている。
 今年というか、普通の授業は今日からだ。
 ビグムは挨拶もそこそこ、ふらふらと離れていく母親を心配げに見ている。
「大丈夫かな」
「また仕事かわったの? 女もベーシックインカム取れればいいんだけどね……」
「おいおい、人の母親をそんな……女のほうが優れてるんだから、働いてくれないと社会が回らないよ。ちょっと最近、元気がなくて心配だけど、働く能力がないとまでは……」
「能力がどうとかって話じゃなくて……なんっていうか、女ってだけで働きづめを強いられるとか……そりゃ昔から俺たちより、女子たちのほうがなんでもできたし、まあ今も大体そうだけど……でもな」
 恰好こそ女子学生だが、喋り方は二人とも男である。男なのだから当然、といえる。
「なんだよディトモ」
「もう体格じゃ、割と男のほうが上じゃん? 力で負けるかな? それに力だけじゃなくて、なんでもかんでもいつまでも劣ってる……ってのはおかしくないか?」
「それは……まあ、そういうことはあんまり考えないほうがいいよ。って言うかそれ、“始まりの母たち”のやり方疑ってるって思われるんじゃないか?」
「ば……そんなわけないだろ」
 適当に誤魔化す。
 たわいない話をしながら、教室に入る。
 クラスは女子ばかりに見えるが、三分の一は男子だ。
 出歩いているのが女ばかりなので男女の人口には大きな差がある気がする。
 実際のところ、女は二倍程度だ。社会を支えるには女が大勢必要なので、子供を持つ予定の夫婦は一定数ランダムで「女子を生むように」と指示され、薬で実際に女子を生むことを義務付けられる。
 そうして、生まれた時点で女子は男子の二倍いるのだ。
 この星では普通の事なのでディトモは特に気にしたことはない。
 初等部に入った時、周りの同学年の女子たちがみな背も高いし、頭もよかったことに何の疑問も抱かなかった。
 地球の人間から見れば、“まるで女子だけ二歳ほど年上に見える”ぐらい差があった。
 しかし、疑問は抱かなかった。
 誰が女子だけ本人たちも知らぬ間に成長促進剤を飲まされ、心身の発育が二年分ほど早められているなどと考えるだろうか。
 今、ディトモたちは十五歳、今年十六になる。
 初等部のころにはクラスの女子より大きい男子など一人もいなかったが、今は体の大きさだけは逆転している。
 初等部に入った六歳と実質八歳の状態では体格に圧倒的な差があったが、今や男女とも年齢は一五歳、女子は実質一七歳。
 一五の男子と一七の女子なら、男子のほうがもう体格がよくなる年代だ。
 とはいえ、男としては華奢な者たちばかりで女子の制服も違和感はあまりない。
 女子の制服、というか、それが「制服」で、男女問わずそれなのだ。首元だけ、不思議と女子はリボン、男子はネクタイだが、ほかに違いはほとんどない。
 この卑弥呼星の学校はみなそうだ。
 スカートをはいた男女。
 ちゃんとした授業は今日からでも、すでに一様クラスメイトの顔ぐらい把握している。中等部から同じ人間もいる。
 すでに形成されつつあるグループの一つの横を通り抜けるディトモ。
 それに、男子が声をかける。
「ディトモ、三が四つでいくつになるんだけ?」 
 ゲームかなにかやっている同級生男子。美少女といっていい容貌……だが、それは地球基準でのこと。この星の人間は平気的に見栄えがいいので平均値が高く、この星においては中ぐらいの顔でしかない。
 ディトモらも、大体この星では中ぐらいの顔なのだ。
 地球基準で「相当な美少女」でやっとこの星なら美人やイケメンと呼ばれる。
「ん、三が四つ?」
 馬鹿にしてるのか、などとディトモは怒らない。
 ――三が四つだと? おいおい、そんなもん暗算でわかるわけないだろ? 無茶聞くな。
「三が四つって……まあ六よりは上だろうけど、よくわからねえな。計算機使えよ」



「めんどくさいんだよ」
 冗談で言っているわけではない。
 いや、冗談といえば、冗談だ。
 聞いた男子が肩をすくめる。
 ――やっぱわからないよな、こんな難しいの。まあ、答えられないとわかってて聞いたんだけどさ。
 冗談で聞いたのだ「あえてわかるわけがない難問を聞いて見せる」という冗談として。
 三×四を、「難問」として口に出したのだ。
 横で聞いていた女子が、別に彼らのほうを向くでもなく口を開く。
「十二だよ」
「え?」
「だから、三×四は十二だよ。男子は仕方ないね」
 クラスの女子。
 一番近くにいた女子がため息をついて答える。
 別に秀才でもなんでもない、普通の子だ。普通に勉強していれば、ディトモたちも問題なく掛け算ぐらいできるようになるのだ。
 だが、やらなかった。
 実質二歳上の女子たちと競争して常に負け続けたため、勉強など嫌いになった。加えて、どうせ男は給付金で暮らすんだから……という考えがあり、ディトモもめでたく掛け算の段階で勉強をドロップアウトした。
 それでも男子なら準障害者だからと問題なく上の学校に進んでいける。
 男子の大半はそんな感じで、初等部の一二年で早々に勉強などやめてしまう。
 この星では、男子はみなそんな風に育つ。
 そして将来給付金で暮らしていき、社会の中で働くのは女だけとなる。
 政治家も官僚も会社の社長も社員も、すべて女。
 すべてを女が動かしている女性上位の星で、男は準障害者として生きる。
 女子に計算の答えを聞いて、首をひねる男子。
「ほんとに一二かよ」
「はー? 何それ? そんなもん計算じゃないよ。間違うわけなくね?」
「ほんとかよ……」
 結局計算機を出す男子。携帯の類はない。社会の変動を抑えるために、高度な情報機器の類は規制されて作られていない星である。
 普通の電卓で計算する男子。
 当然、三×四は一二だった。
「お、正解」
「あー、男子は……」 
 ため息をつく女子だが、別に馬鹿になどしない。
 男子に対しては勝つ経験しかしてこなかった。“準障害者”相手にそうそう怒ったりはしない。
 ただ呆れ、見下すだけだ。
 初等部からずっとそうだった。実質二歳上なら圧勝して当然だが、彼女らはその投与を知らないので女より男がけた外れに劣っていると信じざるを得ない。
 社会全体でその成長促進剤投与を知る者はほとんどいない。男女ともに飲まされる栄養剤の女子用に秘密裏に細工がされているのである。
 それにより、自然と男女は幼いころからあらゆる場面で女が同じ年のはずの男に圧倒的に勝つ経験を積み、優越感と劣等感を刷り込まれていく。
 女子同士のグループでぼそぼそと話す。
「三×四だよ?」
「何がわからないのかわからないってばよ」
 男子たちのほうは、何とも言えない雰囲気だ。
「わかんねえって、そんなん」
「どうせ準障害者だもんね」
 彼らの知能には全く問題がない。一〇年近く前、女子たちに圧倒的に負け続けて勉強する気が失せてしまっただけだ。
 一桁の掛け算など簡単といっても、勉強しなければできるようにはならない。
 男子らは特に「勉強するな」とも言われないし、教師らに差別されるでもない。
 しかし、ただ「同級生の女子たちに勉強でも運動でも、同じ条件で競ってすべて負け続ける」経験ですべてのやる気を失ってしまうだけだ。
 そして給付金で豊かに食っていけるので、何もしない養われる人生をただ送る。
 男は働くなとは言われないが、男たちが自分からどうせ女には敵わないからとすべてをあきらめ、無為に過ごす社会。
 支配層も知的階級も金持ちも普通の労働者も、すべて女という完全な女性上位社会。
 この星の女性上位社会は今の形で千年続いてきた。
「……」
 首をひねるディトモ。
 わからない、掛け算などわからない。
 中等部を卒業したが、授業の内容はもう全くわからなかった。
 女子たちがスラスラ解くテストを全く解けない。自分だけではなく、男子はみなそうだ。
 零点ではかわいそうだと、妙なお情けで入れてくれる初等部の年少組レベルの問題がいくつか解ける程度。それでも、解けない者は解けない。
 男は準障害者。
 ――確かにテストの結果だけを見ればその通りだ。俺も女に勝ったことなんてない。でも……何かおかしい。そりゃ中等部での授業は意味不明だよ、でも……いくら何でも初等部で習うことが全然わからないのはおかしいんじゃないか? やらなかったからわからないだけじゃ? まあ勉強諦めたのは俺だけど……でも、それは俺だけじゃない。「男子全員が勉強をきれいに全員諦める」なんて、おかしい……むしろ、“そうなるように社会がデザインされてる”ような……女性上位の社会になるように……でも、なんでそんなことを? と思うと、ありえない陰謀論だよな……
 楽しく遊んでいた男子たちが、なんとなく解散する。
 といっても同じ教室内で動くだけだが。
「あーあ、ディトモが答えないから」
「わかんねえよ」
 ――やっぱり女子には敵わないのか……なんて、こんなちょっとしたことでも思わされるのは、ずっと負けてきたからなんだよなあ……でも……
 チラ、と女子たちを見る。
 たかだか一桁の掛け算をしてみせたぐらい、ちゃんと勉強してきた十六歳の人間にとっては記憶に残らないような話だ。
 そのさりげなさも、男子らの劣等感を刺激する。そんな「どうでもいいこと」さえ自分たちにはできないのかと。
 ――わざとらしく、「大したことしてない」顔しやがって……昔なら、ここで俺らがガックリ来て終わりだが……でも、今は少し違う。
 ディトモは、男女を見比べる。
 昔は女子のほうがはるかに体格がよかった。
 大体、常に身長で女子が一〇センチほど高く、体重で六キロ重い。
 それは「子供のころは女子のほうが発育が早い」という話を通り越したレベル。二歳程度年上であるかのように、女子のほうが常に体格がよかった。
 しかも頭までいいのでは話にならない、喧嘩になっても突き飛ばされて終わりだ。
 すぐに女子と喧嘩などしなくなる。
 勉強だけでなく、運動や体力の面でも女子への劣等感を早い段階で植え付けられるのだ。
 ――そうだ、女子のほうが運動もできるし、力もある。あった。でも、今は……俺らのほうが大体背も高いぞ。力なら逆転してるんじゃないか? というか……体育では結構勝てる。
 体育は格闘以外は合同だった。
 高等部からは、格闘も合同となる。
 ――これは、せめてもの、逆転のチャンスじゃないか?
 チャイムが鳴る。
 授業が始まる。一様みな席に着くが、男子はもう聞く気はない。聞いてもわからないのだ。初等部の一二年から勉強をやめて、高等部の授業が分かるわけがない。
「もうすぐ格闘だな」
 ビグムが、授業中だが隣のディトモに話しかける。
 男子は全員、中等部でもすでに完全に授業についてこれなかった。
 それはこの星では当然なので、問題にもならないし大声で話さないなら教師も大目に見てくれる。
 所詮準障害者、と憐れんだり見下す感情からの事だろうが、男子らは気にしない。
 女子に劣っているのは、彼らにとって当然で、それを女に憐れまれたり見下されるのも当然と思っていた。それこそ、初等部の少女らに「お兄さんたちこんなこともわからないんだ」などといわれても、それほど絶望的に屈辱とは思わない。やはりがっくり来ることは来るが。
「っていうか、おかしいよな……ディトモ思わないか? 普通子供のころは男女同じでさ、成長してきたら分けるんじゃないか? 服の着替えとかはそうじゃん。昔は一緒だったけど、途中から男子だけ外で着替えろ、とかだろ? 俺ら初等部は違うけど……お前の方でもそうだっただろ?」
「そりゃ……おかしな話だよな、確かに。でもこれって“始まりの母たち”が決めたことらしいから……意味があるんじゃないか?」
「千年も前の決まりなんて、おっと……まあ、でもこれは俺らにはおいしい決まりだよな」
「でへ。だよな? いつもいつも、勉強だの体育だので見下してきてくれた女子……正直、俺たち男は女に劣ってるよ。遥かに下だ。でも……体力だけは、逆転してるんじゃないか? 格闘の授業で、それを見せつけたら、少しはましじゃないか?」
 別にディトモたちだけではない、男子らはみな、なんとなく「高等部から格闘授業が合同になること」を楽しみにしていた。
 ――俺らは頭も悪いしスポーツもできないが、相手は体格で劣る女だ……男女合同の格闘授業は合法的に女をぶん殴って屈服させるチャンス……ってのはさすがに表現が悪すぎるが。ちょっとだけ見返してやるチャンスと思うぐらいならバチは当たらないよな。
 チャイムが鳴る。
 次の次の時間が、『体育・格闘』だ。高等部に入って初めてのそれ。
 考えている内に、次の授業も過ぎる。男子は勉強などもう投げているので、教師の言うことなどほとんど頭に入らない。
 いよいよ、体育・格闘の授業。
 体操服なので、着替える。
 同じ女子の服を着ているとはいえ、着替えは別々だ。
 女子を残し、廊下に出る男子たち。
 いや、女子だけを残すわけでもない。
 獣人、という犬から進化した種族がいる。
 いわゆる「ふたなり」で、基本女性だが陰茎だけ付いている。
 獣人はベースになった犬同様、人間に忠実。愛想がよく、裏表無い好意を遠慮なく押し出してくるのですでにクラスの男女ともに仲良くなっていた。
 入学前のあれこれや、入学式などで会っただけのなのにそれなのだから、極め付きのコミュ強といえるだろう。
 陰茎以外完全に女性なので基本的に女子の側として扱われている。
 着替えも女子たちと一緒だ――それを女子たちが「ルールだから」という以上に心理的にも許してくれるぐらいすでに親しい。
 獣人は獣人学校に通い、高等部だけ人間の学校に入る形になっている。
 ディトモたちは廊下で着替えを終え、女子たちの許可を取ってから教室に入り、服を置いて再び出る。
 体育館に向かう。
 途中で、ディトモは尿意を覚える。
 男子便所に入る。見た目美少女が、小便器の前に立つ姿は異様。
 そういう光景が好きな人間にはたまらないかもしれないが、付いているものは付いているので喜んで見るとがっかりかもしれない。
 もしくは、案外喜ぶか。
 性癖は様々なので何とも言えない。
 無心で、小便器の前に立つディトモ。
 廊下のほうを見る。
 衝立のようなものは何もなく、通る者たちが見ようと思えば見れる。
 廊下の反対を向けばよさそうだが、小便器は細長く、横を向けば床に尿が飛ぶことになる。
 衝立もなく、真正面を向いて一物を晒して小便をすることを強要される無茶な構造だ。
 というか、「横から見えるように設計されている」といえる。
 ――これが嫌なんだよ……と、思っていた時代が俺にもあった。女子が横見るたびにチ〇コ指さして笑うんだよ。全くやってられない。女子の便所なんて、中がどうなってるのかわからない、個室は同じなんだろうが、その個室の姿さえ外からは見れないからな。
 隣は女子便所だが、廊下から丸見えの男子便所と違ってまず扉があり、その奥にも扉。二重扉の奥にやっと便所がある。
 両方が同時にあかない仕組みで、女子便所がどうなっているのかは男子にはまったくわからない。
 ――片や二重扉、片や扉無しで横から丸見え……政治家も教師も全部女だから、男の恥ずかしさがわからないんだろうな……
 小便器が横から丸見え、というのはこの一〇〇〇年、同じ形である。
 女子は守られて当たり前、男子は別に丸出しでも行けるだろう、という差を無言で示す。
 これぞ女性上位社会……という気もするし、地球の男子便所もあまり変わらない気もする。
 とはいえ、はじめこそ気になるが、すぐに慣れる。 
 小便器から、少し距離をとって立つディトモ。小便器の前には蓋のない溝があり、近くには立てないのだ。おかげで、廊下側の人間が壁の近くに立てば小便器前に並んだ男たちの一物を楽にすべて見れる。
 見れるようにデザインされた便所なのだった。
 生まれつき、公衆便所はみなそうなので大きな疑問は抱かないディトモ。
 尿が出始める。
 中等部時代、仲間内では、ちょっと大きめで通っていた一物。
 少数派のズル剥け側でもある。
 もちろん、ディトモは内心自慢だった。
 と、女子たちの声。
「ごめんなさい、ちょっとトイレに」
「いいよ、行ってきな」 
 軽やかな足音で姿を見せるのは、体操服をきた犬耳の少女。
「あっ」
 声を上げ、顔を赤らめる。
「え、誰かいるの? あ、ディトモか」
「変なもん見せないでよ」 
 言いながら、ちらちらと股間を見てくる。
 廊下から小便器までの距離はそれほど遠くない。
 というか、見やすいように近い。個室を奥に設置する間取りで、廊下近くに小便器を配置しているのだ。
 顔を赤らめ、肘でつつき合う女子たち。
「ねえ、ディトモの……」
「結構デカいじゃん」
「いや、クラスじゃ一番じゃね?」
「って、そんなに言うほどこのクラスの男子の見てないけど」
「すぐ全員の把握できるよ。だってこれだもん」
 腰を前に出して、股間の前で何か握るしぐさをする女子。
「丸出しだもん、男子は。おしっこのたびに、生殖器丸出し」
「ぎゃはは! その恰好やめなよ!」
 言いながら、ほかの三人ほどの女子も真似して立ちションポーズをとる。取りながら、ちらちらとディトモの顔と股間を見比べる。
「うわ……」
 ――そんな、ろくに話もしてないクラスの女子に、チ〇コを……って、まあよくあることだし。俺のデカいから、実はそんなにショックじゃない……むしろ見てほしいな。
 鼻持ちならない巨根自慢の思考をするディトモ。
 その横に、犬耳美少女が立つ。
 抱き着いていい? と聞いているかのような親愛の塊が美少女の格好で立っているような生き物。
 人類の友、犬から作られた存在という背景は伊達ではない。
「ディトモさん、失礼しますね」
「あ、うん」
 ――チ〇コ見て騒いでる女どもに見せてやりたいね。っていうか、見てるけど、こいつら変わらないだろうな……
 思いつつ、ちらっと獣人の股間を見る。
 ボロり、と、膝まで垂れる肉の棒。
 腕のような太い肉の棒がブランと垂れ下がり、根元が心配になるほどの重量感を見せつけてゆさゆさと震える。先端部は拳めいて思えた。
 目を見開き、冗談かとまじまじとそれを見るディトモだが、何も変わらない。
「きゃあああ!」
「うっそ!」
 当然、クラスメイトのふたなりにも関心があった少女らが悲鳴を挙げる。
「やだっ! うそ!」
「こんな……大きいっ」
「全然違うじゃん、ディトモのなんか、むしろ小さいんじゃない?」

 ぎゅうう、とディトモの肉袋が引き締まる。
 ディトモのモノはなかなか大きい。平均より明らかに大きい。しかし獣人のそれと比べると、あまりにも違う。
 顔を赤らめていた女子たちが、獣人のモノを見ると湯気が出るほど赤くなる。
 ――なんだこいつら!? 俺の見たときと全然反応違う……デカいからってそんな……
 呆然とするディトモ。女子たちは盛り上がる。
「やだ、やだ……うっそでしょ」
「こんな……松茸とビール瓶……」
「だよね! アレほぼビール瓶じゃん」
「うわ……全く違うわ」
「ディトモのなんか、このぐらいだし」
 手で大きさを示す少女。それは平時としては明らかに巨根なのだが、少女らの扱いとしては短小、というより極小扱いのぞんざいさ。
「こんなもんだし、ディトモのなんて」
「お、お前ら……」
 震えるディトモ、獣人少女が青ざめる。
「ご、ごめんなさい。私の、自慢するみたいに出しちゃって……でも大きさなんてどうでもいいというか……あ、私ほら、その、お、男の命の、タマタマはないし……これはただの飾りなんで……おチン〇ン付いてるだけで、ほかの部分は完全に女なんで……気にしないでください」
 心底すまなそうに、焦りつつも巨棒の先からジョボジョボと尿を噴き出し、細い小便器に流す。
 横で、はるかに小さい物から尿を出すディトモ。
 冗談抜きで、体積としては数分の一でしかない。
 ――うわ、うわ、なんだこいつ……獣人のチ〇ポってこんなにデカいのか? 
 ほぼ女だが、一物だけ付いている人間。
 それに一物で完敗する。
 それも、女子の前で。
 突然降ってわいた地獄に眩暈を覚えるディトモ。
 ――み、見てすぐは驚くのも仕方ない。でも衝撃から覚めたら……わかるよなお前ら? チ〇コのサイズは繊細な問題なんだから、女として、もうここから先は見なかったふりして、フォローするんだぞ? な? すぐ後ろ向け、背中向けろ。もう見るんじゃない。当然だよな。この差を見られるだけでもう小さい側の男はショックなんだから……そのぐらいわかるだろ? 
 祈る。
 しかし、女子たちは真っ赤な顔でガン見を続けていた。
「やだあ、すごいよナナシュのおチン……アソコ」
「着替えで部屋の端にいたからわからなかったよ!」
「おっきい、おっきい……パンツに入らないでしょ?」
「獣人用の立体パンツがあるんです。うまく押さえて、目立たないように……」
「大きいと大変ね」
「そのぐらいなら楽なのに」
「両手でも無理じゃん、隠せない」
「ディトモのなら片手でひょいでしょ」
「ふ、普段は違う」
「へ、どういうこと?」
 素で聞かれ、唇を噛んで閉口する。
 ――ど、どいうことって……そりゃ、こんな超デカチンと比べられたら縮むんだよ……でもそんなこと……
「ご、ごめんなさいディトモさん! みなさん、男の人は、ショックを受けると、これが縮んでしまうんです! 普段はきっともっと大きくて……」
「え? 縮む?」
「ショックって……ああ、そりゃこの差見せられたら凹むわよね」
「っていうか、ナナシュ、「これが縮む」って自分の揺らしてるけど……それもう別のもんだから」
「ぎゃはは、だよね! このサイズの差はもう別のもんだって」
「そんなことないですよ! というか、お、おキンキンが付いてるほうが絶対上ですって!」
「えー、それじゃ私たちは下なんだ?」
「ひゃっ! いやいや、そんなこと全然」
 ブラン、と巨棒を振って女子たちのほうを向くナナシュ。
 すでに、二人とも小便を終えていた。 
 主人である人間の機嫌を損ねることを生理的に受け付けない獣人であるナナシュは何とかこの場の男女両方をいい気分にさせて丸く収めたくて必死である。慌てふためいている。
 しかし、そんなことできるわけがない。
 震える巨棒に、少女たちが飛び上がる。
「きゃあっ!」
「すご! ブルンって!」
「すっごいのぶら下げてるねえ。正面から見たら余計でっかーい、全然違うわ。誰の何と違うのかは言えないけどねー」
「獣人おチン〇ン大きいー、人間おチン〇ン小さーい」



「しょうがないよ、これはもう根本的に違うんだろうし」
 ナナシュは背も低い。
 キュンキュンに男性器を縮ませながら、棒立ちのディトモが呆然と開けた口から涎すら垂らす。
 ――うううう、なんだこれ。小柄なほぼほぼ美少女に一物で完敗って……むしろ筋骨隆々のデカい男に負けたほうがはるかにましだ。体じゃ俺のほうがデカいのに、肝心のチ〇ポが……チ〇ポが女より小さい、チ〇ポが女より小さい、チ〇ポが女より小さい……こんな華奢な女の子からぶら下がってるチ〇ポが俺のより遥かにデカいなんて……しかもこうやって並んでぶら下げて、女に見られて笑われて……
「くうう」
 きゅううう、と肉袋が引き締まる。
 顔を真っ赤にしながら、必死で一物をパンツの中に入れ、スパッツを引き上げる。
 ナナシュも同じようにすると、不思議とふくらみは同じぐらいに見える。
 かなりきつく抑え込んでいるのではないか。
「おー」
「全然わからないよ」
「短小くんと同じぐらい」
「お、俺のはデカいほう……」
「ああ、人間の中じゃデカいんだ」
「短小グループの星」
「おチン〇ンが小さい種族か、悲しいわねー。私ら人間の男は短小かー」
「ぐうううう」
 真っ赤になって、立ち尽くすしかない。
 ナナシュは話をそらそうと、スパッツをなでる。
「あ、わ、私、タマタマがないので、きつく押さえられるんです」
「そうなんだ」
「ディトモさんもおチン〇ン大きいほうなら、そういう隠せるパンツどうですかね!?」
「え、あ、そ、そうだなあ、いるかも」
 大きいほう、といわれてほんの少しだけ救われる気がしないでもないディトモ。
 噴き出す少女たち。
「いやいやナナシュ、そんな話しても仕方ないよ」
「そうそう、隠すほどないもんね、ディトモ」
「っていうか……ねえ……」
「彼はほら、ついてらっしゃるから」
「キンキンタマタマ、ゴールデンボールボール」
「ぎゅうう、って押さえるのは無理なんじゃない? 知らないけど」
 げらげら笑いながら、歩き出す少女たち。
 そろそろ授業が始まるのだ。
 頭を下げ、ふたなり巨根美少女獣人が少女らに追いつく。
 ため息をつくディトモ。
「クッソ、格闘で思い知らせてやる」
 屈辱と劣等感に縮み上がった股間を揉みながら、顔を真っ赤にしてうめく。


体験版終わり

この後ディトモは嫌というほど男の弱さを金的で味わわされ、

ロリ少女らにフルチンで土下座させられたりと散々な目にあわされます。




読んでいただいてありがとうございました。



……一万文字ぐらいあるので、二つ三つに分けた方がいいのでしょうか? よく分かりません。


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