僕が見える君に会いに来た

【僕が見える君に会いに来た】(お試し本)

「君に会いに来た」

私は本を読む君の頭上から、姿を現した。



「誰…?」

君は、無表情に驚いていた。

「私は悪魔だ。君に力を与えに来た」

目を見つめながら、私の使命を話した。

「僕に力を?」

冷静に、私の言葉を聞いていた。

「そう、私と目が合った綺麗な君に悪魔の力を」

私は、君の頬を撫でた。



「醜いと言われている僕が綺麗?」

低いトーンで話す君の声は震えていた。

「綺麗だよ。僕の目に狂いは無い」

いろんな人を見て飛び回った私の目に自信があった。

「そ、そうなのか…僕には分からないが…」

君は言葉に圧倒されただけだった。




【最後に】

お試し本を読んでいただき、ありがとうございます。

この先が読みたいと感じたら、空想物語書庫へ来てください。

これから置かれる本の全てが読めます。

お忘れずに、よろしくお願いします。

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