主様とロッカーに隠れる執事

【主様とロッカーに隠れる執事】(お試し本)

「やばいっ!人来る!」

焦った主様は、私をロッカーへ詰め込んだ。



「主様、いきなりどうしたのです?」

私は主様に問いかけた。

「しょうがないだろ。隠れるとこが無かったんだから」

私にムスッと視線をそらして怒っていた。

「こっち向いてください、主様」

主様の顔を両手で私の方に向けた。

「なんだ…//」

主様は照れてしまい、赤くなっていた。

「かわいいのですね、主様は」

いたずらに微笑みかけた。



「この中、狭い」

冷静になった主様は言った。

「良いのですよ、狭い方が主様の体温が感じられますもの」

私は囁いてみた。

「こんな時に、何を言っておる!」

主様は怒りながらも照れていた。

「冗談ですよ、主様。そんなに慌てないでください」

耳が赤くなっているのを見ながら、落ち着くように言った。

「慌てるだろ、ロッカーだぞ。狭いのだぞ」

狭いロッカーに文句を言っていた。




【最後に】

お試し本を読んでいただき、ありがとうございます。

この先が読みたいと感じたら、空想物語書庫へ来てください。

これから置かれる本の全てが読めます。

お忘れずに、よろしくお願いします。

【 イラスト素材が手に入るプランです! 】プラン以上限定 支援額:100円

『主様とロッカーに隠れる執事』の全文を公開しています!

このバックナンバーを購入すると、このプランの2021/09に投稿された限定特典を閲覧できます。 バックナンバーとは?

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

記事のタグから探す

月別アーカイブ

記事を検索