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人魚の記事 (5)

彼女が引っ張る人魚の夢

【彼女が引っ張る人魚の夢】(お試し本)

「ようこそ、海の世界へ」

私は彼女の頭の上から顔を出した。



「きゃ、あなたは誰?」

彼女は驚いていた。

「私は人魚よ、見えるかしら」

私は尾ひれをひらつかせ、彼女へ見せる。



「綺麗ね、私にもあったら良かったのに」

彼女はなびく尾ひれに目を輝かせていた。

「人間さん、あなたにもあるじゃないの柔肌な脚が」

彼女の脚をスーッと指を滑らせた。

「な、なにをするの!?」

恥ずかしくなりながら、彼女は脚を引いた。

「美麗なものが好きなの、それと脚がある羨ましさかな」

もう少し触りたかったなと思いながら話した。

「そうなのかな、ありがとう」

彼女は嬉しそうな表情をしていた。




【最後に】

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人間と遊ぶことを楽しんでいる人魚たち

【人間と遊ぶことを楽しんでいる人魚たち】(お試し本)

「やっと水面に近づいてきたね」

僕は君に言った。

「そうだな、あと少しで人間を引きずり込むことできる」

君は人間に会えるのを期待していた。



「まったく悪い顔してる。人間さんを驚かしてはだめだよ」

にやりとする君に注意した。

「別にいいじゃないか」

君は注意を受け流し泳ぐ。

「良くない。君のせいで溺れちゃう人間さんもいるんだから」

僕はもう一度注意をした。

「バ、バランスを崩すのが悪い」

笑いながら君は言った。

「もう、沈んだら危ないんだから。いつも助ける身にもなってよ」

毎度、助けていることを僕は言った。



「優しいお前がいるから、驚かすんだ」

君は自分勝手なこと言っっていた。

「理不尽なことを…」

僕は頬を膨らませた。




【最後に】

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あなたに聞いてほしい音

【あなたに聴いてほしい音】(お試し本)

「あなたは海にいてもいいの?」

私は孤独にいた、あなたに声をかけた。

「うん、今日は疲れたからね」

あなたはうなだれていた。



「ハープ聴いてた?」

ハープを抱きながら私は聞いた。

「聴いていない、弾いているの見てみたいな」

あなたはハープを見ながら言った。

「いつでも見に来て、待ってるから」

私は手を振りながら、海へ潜った。



「今宵はあの人いるのかしら」

私は海面に顔を出し見回す。

「私のハープの音色どうだったかしら?」

私はあなたに目を合わせて、感想を聞いた。

「綺麗な音色をしていたよ」

笑みであなたは感想を言った。




【最後に】

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沈むあなたに一目惚れする人魚

【沈むあなたに一目惚れする人魚】(お試し本)

「ねぇ、ねぇ。…聞こえないのかしら…」

「ねぇ起きて、あなた人間なの?」

寝ている人間をツンツンして息しているか確認した。



「ん…ゲホッ、ゲホッ。ここは?」

息を吹き返した人間は咳をしながら、苦しそうに場所を聞いてきた。

「聞いてるのはこっちよ、あなた人間なの?」

私は背中をポンポンと押してあげながら、もう一度聞いた。

「そう、だけど。君は?」

人間はコクンと頷き答えた。

「初めて見る人間だわ。私は人魚よ、この姿見たらわかるでしょ」

私は感動しつつ、人間の周囲を尾ひれをひらひらさせて見せた。

「私も初めて見るよ人魚は。って、何で息ができているの?」

私を見ながら、人間は水の中にいることを実感していた。



「息が出るのは当然よ。私の一部をあなたにあげたんですもの」

腰に手を当てて、えっへんと自慢げに話した。

「どういうこと。私は、人魚になってしまうの?」

よく分からないけど、人間は不安になっていた。

「すごく少量の人魚の息を与えただけで、あなたは人間のままよ。」

納得させるよう、私がしたこと人間でいれるよう話した。

「よかった。人間のままなら安心ね」

胸に手を当てて安心していた。




【最後に】

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服について何も知らない天然の男の人魚さん

【服について何も知らない天然の男の人魚さん】(お試し本)

「俺は男だ!」

路地裏で訴えた。



「よく女に間違われるが、男だ」

「仕方ないよ、男の人魚さん。頭にリボン、服はドレスにフリルと女性要素多いからね」

笑みを浮かべながら、慰められた。

「男らしいところあるだろうが、眼帯してるだろ」

眼帯に指をさしながら、言った。

「それだけじゃ無理、伝わらん。可愛いらしい容姿をしすぎだ」

「じゃあ後は何をしたらいい?」

ムスッとしながら聞いた。

「うーん…可愛いのだから良いと思うんだがな…」

俺の姿を見ながら、悩んでいた。



「お前の前では仕方なくだ、仕方なく」

俺は視線をそらした。

「嬉しいことを言ってくれるじゃないか」

「そんなことはどうでもいい。話を戻すぞ、俺の格好を考えろ」

視線を戻した。

「ドレスを変えたらいいのではないか?」

「ドレスを変えたら良いのだな。今から買いに行くぞ!」

よし、と早く行こうと手を重ねた。

「今からだと。まあいい、男装できそうなところ行ってみるか」

「男装ではない!俺は男と言っているだろう」

まったくといった感じに怒った。

「冗談だ、冗談。行くなら行くぞ、時間が無くなっちまう」

笑って、手を引いてくれた。

「お、おう」

少し照れ臭くなった。




【最後に】

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