ボツ台本シリーズ1 サキュバスコントの耳かき台本(ボイスはないです)
ボツの台本の供養をしていこうと思うので、ci-enで公開します。
扱いはフリーです。
感想待っています。
ボツの理由
トリッターからXに変わったため。
「よ~し、今日も仕事終わった~」
「この頃、残業ばっかりだからなぁ~」
「疲れとりたいなぁ~なんか買って疲れ取れるかなぁ~」
「そうだ!最近、ASMRっていうジャンルが流行ってるらしいから、友人に勧められた同人音声っていうの買ってみよう」
「耳かき…触手…ミツバチ…たこ焼きのピック…色々あるんだなぁ~」
「お、サキュバス特集…こういうのは流行りなのか、開いてみよ~」
「おっ…なんだこのタイトル、サキュバスに癒やされる音声です、いぇええええええええええええい、買ってください。」
「なんだこれ、すげえ適当なタイトルだな、でも逆にこういうのが良いやつだったりするからな、ちょっと作品内容みてみるか」
「え~、タイトルはインパクトがある方がクリックしてもらえる可能性が高いので、こういうタイトルにしてみました」
「なるほど~ちゃんと計算されてるんだな~」
「でも、このタイトルでクリックしちゃう奴はアホだと思うので、あなたはアホの可能性が高いです。」
「なんだ、こいつ、まあ、いいや、買ってみるか」
「あ、こういうの聴いた事ないから気づかなかったけど、エッチな要素があったりするんだよな」
「サキュバスだし、そういう系かもしれないな」
「初めてだから、なんかちょっと緊張してきたなー、まあ、いいや、聴こお」
『どうも~、私、サキュバスのホイザです~今回はよろしくね~』
「あ、始まった、うわ、すごい、左右に聞こえる、これがバイノーラルってやつか~、声も可愛いし、楽しみだなぁ~」
「あ~緊張してきたな~」
『え~、さっそくですけど、耳舐めますね~』
「いきなり!?色々すっ飛ばしすぎだろ、情趣とか侘び寂びとかそういう風情が一切ないじゃん」
『では、お客様のお耳舐めるために移動しますね、はぁ~どっこいしょ、あああああ、腰きっつ、ぁぁ、いってえ…』
「えぇ…ちょっと移動しただけなのに、めちゃくちゃ腰にきてるじゃん、大丈夫なのかなこのサキュバス」
『それでは…舐めさせて頂きます、あ~』
「うわ、なんだかんだ言っても実際舐められそうになったら興奮してきたな、やっぱ、展開ははやい方がいいのかもしれんな」
『あ~…』
「なに、どした?」
『右から舐めようかな~左から舐めようかな~どっちにしようかなぁ~?う~ん?』
『人間は迷ったら左を選ぶらしいけど、サキュバスだしなぁ~迷うなぁ~え~と』
『あ~、どうしよぉ~』
「はやく決めろよ、なんでそんな急いでおいて、舐める方決めてないんだよ」
『え~と、どちらにしようかな 神様の言う通り ぺこぺこあぶらむし』
「あ~絶対、こいつと飯食いに行きたくないわ、こいつファミレスでボタン押してからメニュー見るタイプだろ」
『よし、じゃあ、右耳から、いきまぁ~す』
「お、ようやく始めるのか、あぁ~緊張してきたなぁ~」
『あ、電話だ』
「え?電話?」
『はい、もしもし?』
「なになにこれ、リアル、リアルの話し?」
『あ~いや、今暇ではないですね、収録中で~』
「リアルじゃん」
『はい?ツボ?ツボがどうかされましたか?』
「あ、これってアレだろ…詐欺の類だろ」
『ええ!?ツボを売るだけでそんなに稼げるんですか!?』
「おもいっきり、詐欺に引っかかってるじゃん」
『しかも、そんな格安で!?そんなの売って、あなたの方は大丈夫なんですか!?それ詐欺に引っかかってませんか!?人に教えないで自分だけで売るほうが儲かりますよ!』
「なんでそんな微妙に人が良いんだよ、今まさに詐欺にあってるのはキミだよキミ」
『はぁ~、まあ、売って頂けるならいいですけど、はい、住所ですか?え~、東京都~』
「うわ、住所言い出した、なんでカットしないんだよ、聴くのもあれだし、耳からイヤホン外しとくか」
「いや~初めて買った作品がこんなんでオレ大丈夫かな、なんか他の作品買うのも不安になってきたし、最後はいい思いしたいなぁ…」
「まあ、これが特殊なだけかもしれないし、まだ最後まで聴いてないし、判断するのははやいか」
「もうそろそろ、住所言い終わったかな?」
『え~、2の18の~3の~23の~え~』
「いや、どんだけ住所長いんだよ、耳から外して数分は経ってた気がするぞ」
『あ~、すみません、ちょっとやっぱり考えますので、保留にしますね』
「お、詐欺だって気づいたのかな?」
『やっべぇ~このツボ売れたら、このぐらい現ナマが入るとして~最近古くなってきた冷蔵庫とか数台は買えるなぁ~』
『最近、ダーツとかやってみたいと思ってたんだよなぁ~ダーツ台も買えるし~』
『車欲しいなぁ~スポーツカーとか、乗ってみたかったし、いい機会かもなぁ…』
「めちゃくちゃこれからの楽しむ段取り考えてるじゃん」
「悲しくなってくるからやめてくれよ、悲しみじゃなくて、オレには癒やしをくれよ癒やしを」
『あれ?通話切れてる』
「あ~切られちゃったんだな、そりゃそうだよ」
『自分だけ金稼げるボロい商売なのに、変な人だったなぁ』
「変なのはお前だよ」
『はぁ~』
SEタバコの音
「え?なに?」
『ふぅ~』
「うわ、いきなりタバコ吹かしだしたよ」
「もう完全に音声の事忘れるじゃん、ふぅーじゃないよ、ふぅ~じゃ」
『夢破れたり…』
「なに、ちょっとギャンブラーみたいな事言ってんだよ、さっきまで詐欺に騙されそうになってたし、別にかっこよくねえよ」
『…夢…』
「ん?」
「夢…?」
「お?サキュバスは夢の中に現れたりするっていう関連性から音声の事思い出したのかな?」
『そういえば、宝くじ買ったんだった』
「ごめん、やっぱギャンブラーだったわ」
『え~と?』
『97894』
「なんだよこれ、自分の宝くじの確認する音声ってどこに需要があんだよ、ええ!?いきなり初対面の人の宝くじにあたった!?嬉しい~ってなるかぁ~?」
「いや、推しならなるかもなぁ…」
『おっ!?』
「えっ、当たったのか!?」
『97894ゼロ、ゼロ、ゼ~ロ、あはは、催○音声みたいw』
「紛らわしいわ!ちょっとドキっとしちゃったじゃん!」
『ふぅ~、夢破れたりかぁ~』
「こいつ、これ言いたいがためにギャンブルしてるだろ」
『…ん?音声?』
「お?思い出したか?」
『…あ…』
「ようやく始まりそうで良かった、でもなんか焦りだしそうだな」
『では、左耳から、舐めさせて頂きますね~!』
「こいつ、メンタルつっよ!そこだけはギャンブラーの鏡だわ」
『え?うわ、ちょっとw』
「ん?なに?」
『お、お、お客様、耳、き、きったな!』
「えなになに?」
『これ、掃除してます?耳の中、ジャングルみたいになってますよw』
『なんなん、これ~』
『やっば~、きったねっ~、耳くそジャングルじゃん~』
「これどういう音声なんだよ、どういう方向性にもっていきたいんだよこれ」
「あ、でも一瞬、なんだこいつと思ったけど、作者の台本の通りかもしれんし、声優さんも被害者かもしれんな」
『あ、やば、アドリブ入れたら、台本、つながらなくなっちゃったw,ここカットお願いしますw』
「百%こいつが悪いじゃん、そしてカットしといてやれよ」
『これ、残ってたら購入したユーザー様めちゃ怒ってるだろうなw,ウケるw』
「めっちゃ怒ってるよ、想像通りだよ」
『では、改めて、右耳を舐めます…あ~むぅ』
「お、やっと始まるのか!?」
ガチャ
『…うわぁ~ぜってえ、親だ』
「ええ、親フラ?生放送かよ」
『はぁ~、もう~めんどくさ~』
「めちゃくちゃ親に辛辣じゃん、仲悪いんかな?」
『ちょっといってきます~』
「生放送じゃねえんだから、一旦音声切れよ、撮れ高とかないだろ」
『お母さん~、おかえり~、え、ウソぉ!スイーツ買ってきてくれたの!?お母さん大好き~!』
「普通に仲良しじゃん、なんであんなだるそうにしてたの?」
『出前取るの?そうだな~、う~んと』
「こいつに選択問題出すなよ、親ならさ~」
『あ~~~~~、と~~~~』
「ほら、めっちゃ悩んでるやん」
『じゃあ、ハンバー…え、もう頼んだの?餃子?いぇ~い餃子大好き~!』
『全然料理のジャンル違うな』
『じゃあ、私、部屋で待ってるね、うん、ありがとう~』
「あ、戻ってきた」
『餃子かぁ~、好きだけど、水餃子が良かったなぁ~、まあいいか』
「もうハンバーグ忘れてるよ」
『んん、ごほん、では気を取り直して』
「気じゃなくて、音声を取り直せよ」
『え?あれ?めっちゃ雨降ってる…』
「雨?確かにザーザー聞こえるような」
『これはまた後日だな、よし、この音声は後で消しとこ』
「ははは、普通に世の中に出回ってるけどな」
「ってもう雨でもいいから耳舐めしてくれよ、雨どころの騒ぎじゃないだろこれさぁ」
「では、さよなら~~~~~!」
「終わったし、はぁ~意味わからんわ」
「こんなのが最初に聴く音声とか末代まで呪われるだろ」
「製作者、トリッターやってるみたいだし、ちょっとDMしてどういう事なのか聞き出してみよ」
「え~、はじめまして~、音声の方ご購入したんですけど、カット処理などがされておりませんでしたので、もしかして別の音声と間違ってしまってませんか~っと」
「お、返信きた、はや」
「え?あの音声買ったとかマジですか?」
「いきなり煽ってきたぞこいつ」
「はい、っと」
「ご購入ありがとうございます、プププ、あれ購入数、見れないようにしてるんですけど、あっ…今の所、購入数が1なのでぇ~、これは、アレですね、おめでとうございます、記念すべき最初のアホです。」
「うわぁ~こいつ腹立つ~」
「続編の方も制作しておりますので、発売次第、ギフトコードの方を差し上げますので、よろしければそちらの方もよろしくお願い致します。」
「死んでもいらんわ!」