あばしりばんがいち 2021/10/24 00:00

十年は夢のよう 百年は夢また夢 千年は一瞬の光の矢

今回もある意味出しそびれ供養ネタみたいなものなのですが…
はい、需要ガン無視のaVAshiriだけが楽しい感じの例のアレ。
石森ヒーローネタです。

例によってまた語りが長くなることかと思われますので、
時間が余ってしょうがない時にでもお付き合いくださいね。

ではさっそくまいりましょう。


まずは変身忍者嵐&月ノ輪。
嵐はマスクのあの目力を再現しようとがんばりました。モチーフは剣道面+猛禽というすごい取り合わせですが、デザインはかなり高レベルでまとまっているのは流石石森先生と言ったところです。
その隣は主人公ハヤテの兄フユテが変身する月ノ輪です。
元はかなりごちゃっとしたデザインなのですが、ドットへの落とし込みはあまり苦労はありませんでした。
この辺りはザビタンと同じく配色の妙みたいな感じなんでしょうか?
実物よりも色数は結構減っているのですが、象徴的な赤と黒の配色さえ抑えてあればそれらしく見えるようです。
そういえばこの方のモチーフって熊なんですね…


続いてサナギマンとイナズマンです。
サナギマンはとにかく体中のシワ?やらボリューム感やらあとベルトはわかる範囲で拾わないとなぁ(実際にゲームなどで運用する事を想定するならば)とかなかなかに取捨選択が難しく、その結果チャームポイントとも言える「目」がaVAshiriごときの腕では拾う事ができませんでした…残念。
イナズマンの方は元の情報量の多さと色数にもっと苦戦するかと思ったのですが、こっちは案外すんなりと出来上がった感じです。
ただF版との差異はさすがに表現できないと判断(未熟者ですみません)し、描き分けは無しとなってしまいました。

イナズマンのモチーフは蝶(本当は蛾)ということですが、あまり虫要素は感じないのでなんか鬼というか雷様っぽいですよね?


続きましてロボコン、ロボット110番よりガンちゃん、そしてキョーダインよりゴンベスです。
ゴンベスは本来キョーダインと共に並べるべきだったのでしょうが、普通に描き漏らしてしまっていたので、ロボコン等々を描いた流れで追加しました。
あとロボコンとガンちゃんも分けるべきだったのかもしれませんが、今回ひとまとめにしてあります。

さてまずロボコンですが、実際に描いてみると改めてそのデザインの完成度に驚きます。
ずんぐりとした小型車のような真っ赤なボディに大胆に鼻や口を廃して大きな目だけくっついたまん丸な顔。それのみではデザイン的に間延びしそうなところにそえられた、お腹のハートマークのワンポイント。いや、本当にいい仕事だと思います。
特徴のはっきりしているデザインはやっぱりドットへ落とし込むのもヒジョーに楽です。
色数が少ないというのも素晴らしいです。

お次にガンちゃん。世界観的に繋がりはありませんが、立ち位置的にはロボコンの後継ですね。
全体的に局面で構成され丸っこいロボコンに対し、こちらは円筒ではありますが、比較的直線的なシルエットで構成されています。
モチーフは懐かしの赤ポストでしょうかね?機関車っぽいイメージも入っている気がします。
これはあくまでも個人的感想なのですが、ギミック的な部分こそブラッシュアップされてはいるものの、デザインが硬質になりすぎているかな?という印象があります。
顔を構成する要素についても口の要素が復活していますが、おそらくこれもメカニカルなところに寄った分のバランスを取ったかたちなのだと思います。
ドット落としについてですが、シンプルなようでいて案外面構成も複雑かつ情報量も多いのでなかなかに苦労させられました。これは自己満足なのですが、ロボコンとの顔つきの違いもがんばって表現してみました。いかがでしょうか?

続いてゴンベスです。この3体の中では唯一主役ではないキャラで、キョーダインに登場するサポート役のロボットです。
デザイン的にはなかなか凝ったもので、麦わら帽子をかぶったおじさんの頭に手足をくっつけたような姿をしているのですね。ただしおじさんの顔に見える部分は本当の顔ではなく上にくっついている帽子状の部分に本当の目玉がくっついています。
本当の頭の部分を切り離して飛ばせる事ができたり、手足を収納して黒い胴体部分だけで転がったりなかなか芸達者なマスコットロボットですが、声は普通におじさんなのであまり可愛くはないですねw
じっくり見てるとちょっと怖い感じもしますし。
がんばって構成要素とボリューム感を拾ってみましたがかなり窮屈な仕上がりになってしまいました。
ただ、こうして丸みが強調される感じになったお陰でロボコンやガンちゃんの兄弟分であるという部分はわかりやすくなっているかな?とも思ったりします。


大概長くなって来ましたのでまた別の機会に分けてもよかったのですが一気にまいりましょう。
今年はスーパー戦隊45周年だそうですね。
その元祖たる秘密戦隊ゴレンジャー!
このシンプルの局地とも言えるデザインは本当にすごいと思います。
共通のマスクとスーツに色とゴーグルの部分のデザインで差別化するというフォーマットはその後もずっとスタンダードになっていますね。
個人的にゴレンジャーのデザインのツボな部分は、アカレンジャーがちょっと特別感出しているところです。
一人だけ額のナンバーに羽飾りがあったり、マスクに縦ラインが入っていたり、胸のラインの色が違ったり。実にかっこいいです。
ドット落としにあたっては、ゴーグル部分の立体感と白い縁取りがキモだと思いましたのでそこを重点的にがんばりました。
配色とゴーグルの形状さえあってればそれらしく見えてくれるので、あまり苦労はありませんでした。

ゴレンジャーに続いてジャッカー電撃隊です。
一見してジャッカーのデザインはただのゴレンジャーの亜流にしか見えない印象ですが、実際のところわりと差別化はされていて、ゴレンジャーのマスクのマーク部分がゴーグルとしてデザインされているのに対し、ジャッカーはヘルメットのシールドを意識しています。
よく見ていただくとわかるのですが、顔面のマークは一段窪んでいるのですね。
そのお陰か独特のスタイリッシュさというかスマートさがあります。
モモレンジャーとハートクイーンを比較するとその辺りの差異はわかりやすいかも知れません。
ノースリーブ状のボディースーツにタスキ形のパーツがかかっていたり、後続番組キャラとしては相当かっこよくブラッシュアップされた部類だと思うのですが、人気はあまり出なかったようでビッグワンに番組を乗っ取られる結果となってしまします。
しかしビッグワンもすごいですねこれ…普通思いついてもGOは出ないんじゃないか?ってぐらい突飛なデザインをしています。
ゴレンジャー同様他のジャッカーたちは特に苦労はしませんでしたが、ビッグワンは…透過色込4色でこのキャラ描こうとする事じたい無謀だったかもしれません…


さていよいよこのネタもラスト、怪傑ズバットです。
デザインというところで見ればこれまでの石森ヒーローの中でかなり異質な感じはありますが、マスクデザインは仮面ライダーで本決定しかけた十字仮面スロスファイアを再利用しリファインしたものではないかと推測されます。
初期案ではズバットも白スーツに赤の差し色というスタイルだったようですし。

ズバットのマスクはデザインこそシンプルな部類ですが、なかなかに絶妙な形状をしており、角度によって結構印象がかわるんですね。
そこでどのエッセンスを拾うべきか悩ましかったのですが、無難にややうつむき気味の顔を再現する事にしました。
本来ならマスクオープン状態も描くべきだったのでしょうが、今はこれが精一杯です。



最後の最後のおまけ。
ロボライダーとバイオライダーです。
これも歴代ライダーを描いた時にRXと共に並べるべきだったのですが、なんとなく描かずにいてしまったのでここで補完させていただきます。
2体ともに頭の形状が少々特殊だったりとなかなかに苦戦させられてしましました。

一気にだーっとやってしまいましたが、ここまでお付き合いいただいた方…本当にご苦労さまでした。
まだまだキャラクターとしての抜けはありますが、ひとまずここでこのネタは一区切りです。
また興が乗ればぼちぼちと何か描くかもしれませんが、ここまで盛大に垂れ流すパターンはこれで最後になるかも知れません。

兎にも角にも。
今回はこんなところで。
ありがとうございました。

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