あばしりばんがいち 2021/11/29 00:00

量り売られて手放す毎日に 嫌気さすなら速く飛べ高く

気分的に少しクサクサしていたので気晴らしにモンスターを描いてみましたヨ。

こういう趣味性の高い行為は良い気分転換になります。
…まぁ普段から趣味性の高い事しかしてない気がしますが、そこは気にしない気にしない。


幻想目録におけるLサイズ、つまり64✕64の大きめサイズでボスキャラクターを意識して描いてあります。
以前出した素材集は徘徊モンスター括りでしたからね。

ちなみに向かって左から、「ホブゴブリン」「オーガロード」「デス」「サイクロプス」
「メデューサ」「ヴァンパイアロード」「ケルベロス」「クイーンマミー」といった感じになります。

ホブゴブリンはよくあるゴブリン亜種をダイレクトにやらず、ロビン・フッドをイメージしたかっこいい感じにしてみました。
むかしロビン・フッド=ホブゴブリン説みたいなのを書いてある本を読んだ事があり、それを下敷きにした感じですね。
一応ボスモンスターという括りですから、相応のキャラクター性が必要だと思いましたので。

オーガロードはファミコンRPGの大型キャラにありがちな、矩形内にみっしり詰まってる感じをとにかく出したかった感じです。
それにあたって意識したのがビックリマンシールです。等身こそ違いますがポーズの付け方とか構図としての詰め込み方、バランスのとり方等色々参考にしてみましたがいかがでしょう?元の天才的仕事には及ばないとは思いますが、雰囲気は出せたかなー…ぐらいの感じですかね?

デスはヴァルキリーのネガな部分を強調して、ベタな死神像とブレンドした感じで仕上げてみました。
裸マントですよ、みなさん!(顔が骸骨ですけど)
あまり日本のRPGでは馴染みがないモンスターかと思いますが、aVAshiri的にはその昔ガントレットというゲームで痛い目見せられたわりと印象深い相手です。

サイクロップスはかなりストレートにやってますね。
ネタ的なところでいえば、象の頭蓋骨のネタを盛り込んでみたぐらいでしょうか?
あと細かいところですが、肩にXマークをこっそり入れてみたりもしてますw

メデューサもこれまたド直球です。
顔つき等はマイルドにしていますが、姿や配色などは「タイタンの戦い(1981)」に登場したものをイメージソースにしてあります。
半人半蛇は前にラミアを描いていますので、デザイン的にもほぼほぼポーズ違いみたいなものですが、お腹から下のぽってりしたラインと、蛇状の髪のもっさり感がわりと上手く描けたなぁと満足しています。

ヴァンパイアロードというとだいたいぴっちり正装した紳士や美男子が登場しがちですが、そこをあえて外して薄物一枚の貴婦人という線で描いてみました。
前者がドラキュラからのイメージとするなら、こちらはカーミラを元にしたレズ吸血鬼映画的なイメージを元にした感じですね。
透けドレスは腰の絞りないものをあえてチョイスしてありますが、今のaVAshiriの腕ではあまり上手く活かせなかったかもしれません。

ケルベロスはこのサイズで描いた事を少し後悔しました…
矩形みっしりはオーガロードの時と同じく狙いとしてやってる事なのですが、こちらは構成要素が多すぎて窮屈さが先に立ってしまったかもしれません。
3つの頭それぞれの顔つきや、ごんぶと目の怪獣めいた体つきなどはわりと上手く描けたとは思うのですけどね。蛇がうねるタテガミはいっそ外してもよかったかもしれません。

クイーンマミーはこの手のキャラに付き物の綺羅びやかな装飾品等をあえてつけずに描いてあります。
「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女(2017)」の女ミイラ、アマネットを元イメージとして、まばらめの包帯からチラ見えする肌というところに重きを置いた方向性でやってみた訳ですね。
高貴な雰囲気は杖に前投げです。

と、まぁつらつら語ってみましたが、気晴らし云々抜きにしても素材集が徘徊モンスターのみで途切れてるのも確かに気にはなっていたのですね。
今回はとりあえずさっと8体ほど描いただけですが、今後もぼちぼち足してゆきたいと思っていますし、それなりの数が溜まったら幻想目録第二弾ボスモンスター編を出したいな~とか、漠然と考えています。

女怪人のアレよりはましですが、使い所の難しい需要があるかどうかも不明なものではありますが、どうか気長にお待ち下さい。

…なんか興が乗って案外さっさと出してしまう事になるかもしれませんが、このまま忙しさにかまけて立ち消えする可能性もあったりなかったり…

とりあえずがんばりますよ?

では今回はことなところで。

ありがとうございました。

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