なんとなくそういう気分だったのでモンスターを描いたりしましたよ。
今回はLサイズに加えてさらに大きなLLサイズ(96×96)のモノも登場です。
これは単独でドーンと出てくるようなタイプの完全なボスモンスターサイズですね。
そちらはとりあえずで3体。
サイズ感のお試し(このサイズで出来る事の模索)みたいなところでモチーフモンスターをチョイスしています。
まずはLサイズのみなさんから。
向かって左から、「オートマトン」、「ウェンディゴ」、「ウォーロック」、「ウィッチ」。
あえてこれまでとは少し毛色の違うネタをチョイスした感じの面々ですね。
続いてLLサイズです。
左から「ヒュドラ」、「タロス」、「ヘカーテ」です。
図らずも全部ギリシア勢ですね。
オートマトンなどと言ってますが、いわゆるキラーマシーンとかああいう系のやつです。
ただし魔法等で制御されているタイプではなく、異星であったり古代文明であったりといった、主流の技術体系とは異なるテクノロジーによってもたらされた自動機械というイメージのものです。
デザイン的にはバッフ・クランの重機動メカを下敷きに、80年代感のあるところでまとめてみました。
ウェンディゴはビッグフット感を出してくる感じにはしていますが、よく見ると何か得体のしれない悪霊そのものという雰囲気で、遭遇したら死ぬなーこれみたいなモンスターを目指してみました。
ファンタジー系モンスターというよりはUMAとかそっち寄りになってしまったかもしれません。
ちなみに「そういや氷系いないなぁ」と思ったのでチョイスしたネタです。
ウォーロックはいわゆる魔女の男版ですね。火吹き山の人をイメージしています。
わかりやすい悪の魔法使いということで長い顎髭があるデザインになっていますが、
表現がもう一つ上手く行きませんでした。
そしてウィッチです。説明するまでもなく魔女ですね。
ただし黒衣にトンガリ帽子というデザインから外して映画「妖婆 死棺の呪い(1967)」に登場する、魔女の取り憑いた娘(死体)をモチーフにしてみました。
これは元ネタをかなりストーレートに描いてますが、構成要素として前に描いたヴァンパイア・ロードと被ってるところがあるので、布表現に差をつけてみました。
一応前上手く行かなかった部分のリベンジ的なところもあったのですけれど。スリットを入れて脚を出してるのは逃げです。
ヒュドラはLLサイズを採用すると決めた時にまずこれからと決めていたネタです。
ゲームに登場する場合、ドラゴン寄りのものが主流だったりしますが完全に蛇として描いてみました。
いかにも毒ありまっせみたいな模様を入れたり、ツチノコっぽいぼってりした胴体にしてみたりで個性を主張させてみましたが、海蛇に寄せてみても面白かったかもしれません。
タロスはもっと「アルゴ探検隊の大冒険(1963)」のものに寄せたかったのですが、気がついたらロボロボしくなっていました。
デザインや表現というところで狙い通りに行かなかった感じですが、色合いは気に入っています。
ヘカーテはポーズ的にも元ネタからストレートに引用していますが、単純に女神というところよりも魔女の元締めとしてのイメージを優先し、換骨奪胎してあります。
ネットで色々と資料とにらめっこしながら方向性を決めていったのですが、ブラック・マリアに寄ってしまった感があります。
ご覧の通り裸マント2号ですが、魔女の元締めかつ女神というところから熟れ熟れボディです。デスやメデューサと比較すると一目瞭然の違いをつけてあります。
地味にこれもヴァンパイア・ロードのリベンジ要素ですね。
さて、これでとりあえず前回と併せて15体。
LLサイズをあと6体追加したら一先ずFIXとしましょうかね?
気になるところを微調整しつつ、まとめられるようならまとめてサッと出すのが吉かもしれません。
こっちにかまけてていいのか?というところもありますが、それはそれ。
吐き出せる時に吐き出すのが精神衛生上にもよろしいでしょうからね。
とりあえずぼちぼちやってまいりましょう。
では今回はこんなところで。
ありがとうございました。